▲金沢駅に停車中の521系電車

 

ちょいと忙しくて、すっかりこのネタを取り上げるのを忘れていましたが、去る9月10日にJR西日本は七尾線へ521系を投入すると発表しました

七尾線といえば、車齢半世紀越えの古豪たちが現役で活躍を続け、さながら動く鉄道博物館の様相を呈していましたが、521系の投入により413・415系は淘汰されることになりました

 

なお、この置き換え対象の中には、最後の急行型電車として活躍を続けるクハ455形も含まれています

国鉄分割民営化から30年の時を経て、”急行型”として生を受けた車両が、JR線上から姿を消す日が刻一刻と近付いています

 

これまでに投入された521系は構体が223系ベースとなっていましたが、今回新たに七尾線へ投入される車両についてはイメージ図を見る限り、225系や227系と同様の構体にモデルチェンジが図られています

塗装についても、これまで521系(1~3次車)とは違い、輪島の漆塗りをイメージした茜色のラインカラーが採用されています

 

2両編成×15本の30両が投入される予定で、20年の秋から投入を開始し、21年の春にはすべての車両の置き換えが完了する予定です

また、これと同時に車載型IC改札機の利用も可能となります

 

なお、七尾線の列車は、金沢~津幡間でIRいしかわ鉄道線を経由することから、相互乗り入れの形をとりたいJR西日本は同社に対しても七尾線用の521系6両(2両×3本)を求めています