皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
ひと粒で二度おいしい！動力分割の術！ その10
さて、念願の動力工作もひと段落、
実は正直に白状しますと
この車両のN化にあたって
「カプラーの装着が難しすぎる」
「つまりT車という概念が成立しにくい」
「実物よろしく単行運転前提で良しとする」
という予想をしており
ある要素では制約を受けるかわりに
違うトコでカッコ良くしてやりたいなあ、と、
思い立ったのが今回の工作でした。
つまり本来は、カプラー装着は
諦めていたのでした。
ところがどっこい、
ツイッターでフォローしてくださっている方から
「カプラーをどうするか楽しみだ！」
という旨の書き込みをいただき
逃げる気持ちを抑えざるを得なくなったのでした(笑)
まあ、人様のせいにするのは
もちろん冗談ですが(笑)
やっぱり、このままスルーというのも
心に引っ掛かっていたのは確かでした。
では、どうしようか？
今回の工作のおかげて、
片側台車が無動力となり
こちらに関しては、カプラーとスカートの小改造で
台車に干渉しない位置に取り付けられそうです。
ただ、問題は動力台車側です。
通常であれば、台車の中心に歯車がありますが
この軸距12mmの台車は
端面寄りの車軸から伝動する構造で
アイドルギヤがスカートから
わずか数ミリのところに露出しているのです。
これが、どうしようもありません。
ボディマウントTNカプラーをつけようと思うと
構造的にどうしてもこの歯車がネックになります。
伸縮カプラーの場合、
バネで真ん中から引っ張りますから
上下にさえ逃げられない以上
そのクリアランスの確保が絶望的なのです。
ならば、伸縮させなくても良いのではないか？
と思ったのが第二ステップ。
台車マウント用のものを取り出して眺めます。
ボディマウントがすっかり習慣になり
意外と使い道もなく
10年以上も未開封という素敵な不良在庫
今回は役に立つか？？(笑)
ちなみに我が鉄道の基準としては
ボディマウントの非伸縮カプラーの場合
R250を通過するための連結面間隔は
21m級で5.7mmとしているのですが
この車両に関しては
オーバーハングが極端に短く
そこまで必要なさそうですが
仮に5.0mmまで詰めたところで
それを良しとするかどうかですね。
ちなみに本当は、折妻になっている分
トクをしても良かった場面でしたが
あいにくライトケースが出っ張ってますので
寸法計算は切妻扱いです(^^；
1mm弱ほど後退していれば
両側で1.5mm～2mm弱くらい、
つまり幌の位置ベースで5.5mmのものが
車体のカドでは4mm弱前後となり
それならスケール的にもバッチリのところでした。
まあ、そればかりは
形状を惜しんでも仕方ありませんので(笑)
では、カプラーをつけるとしたら
どうしようか？
甲案： T台車側のみボディマウントTN化
乙案： 連結面間隔を妥協し非伸縮ボディマウント
丙案： おとなしくスカートの中央を切り取って台車マウント
丁案： このままそっと箱に片付ける
…実は丁案が最有力か？(笑)
こうして書き並べてみると、
この先の状況対応のためには
乙案を試しておくのが吉ですね(^^)
ちょっと迷いがありますので
この工作、一旦お休みしようと思います。
だいいち仮に、
甲案に心を決めたところで
いま我が家には黒いボディマウントTNが
なにひとつストックしていませんので
買わないといけないんですね。
ではでは
一番皆様が期待している工作を
逃げるようで申し訳ないのですが
忘れた頃にいつか必ず続きをやりますので
ひとまずこのへんで(^^ゞ
ご静聴ありがとうございました！
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