倉吉線のC11 伯耆大山の里を行く | 今日も まっ晴れ! 鉄道回顧録

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初めて倉吉線を訪れたのは昭和47年の夏で、これは山陰本線西部へ撮影に行く途中の訪問でした。

ちょうど関金からの422レが倉吉駅に到着する時刻だったので立ち寄った程度で、好撮影場所も分からず、撮ったのは倉吉駅に入る手前のカーブの所で住宅街の取り留めもない場所でした。

 

やって来たのは炭団のように真っ黒なC11でした。

 

時に時代は、どこに行ってもDD54が闊歩しているような印象がある頃で、この時も倉吉線のC11を撮ったあと山陰本線の赤崎付近でDD54貨物をついで撮りしています。

 

倉吉線に初訪問してから次に訪れたのは

1年ほど経ってからのことです。

 

澄み切った晴れの日には小鴨川橋梁越しに大山の山並みが見渡せ、小鴨川堤防は倉吉線で一番多く出向いた場所です。

昭和48年秋

澄み切った大きな青空のもと 、大山の最高峰:剣ヶ峰を中心に、西に矢筈ヶ山・甲ヶ山、東に烏ヶ山など、小鴨川の堤防からは鳥取県内の名立たる名峰を見渡すことが出来ます。

 

昭和48年9月

426レが天女伝説の残る打吹山を背に

上灘駅を発車して天神川の堤防を登って来ました。

 

西倉吉駅の北側には木造の趣ある工場が並んでいました。

 

昭和48年8月

晴れの天神川を渡って来たのは米子区のC1141

 

 

関金駅はC11の折り返し駅で、色々な情景をみることが出来たので、個人的には特別な駅でした。

昭和48年11月

大山の山々はもうすっかり雪化粧しています。ホームに据え付けられた客車からは暖房用のスチームが漏れ旅情を誘います。

オハニ61に荷物を積み込んでいるのでしょうか?

客車の窓には明かりが灯り

夜汽車の雰囲気が漂い良い風景です。

 

 

昭和48年11月

関金の町も薄っすらと雪化粧しています。C11のヘッドライトカバーは未だ白くペイントされていなく好ましい面持です。

 

 

山守で折り返した気動車が一足先に倉吉へと向かいます。

 

電燈が灯る小鴨駅にC11が牽く通勤列車が到着します。

中国山脈は雪化粧して、もうすっかり冬の装いです。

 

昭和48年10月

朝陽を受けてC11牽引の通勤列車が関金を出発して来ました。

 

秋の凛とした朝の空気を震わせ小鴨駅を発車します。

 

上小鴨~小鴨の直線区間は田圃の真ん中を走っています。

 

昭和48年8月  小鴨川

 

こちらは西倉吉仕立ての倉吉行き混合列車424レ 天神川

 

 

天神川を渡る426レ

最後部のデッキから学校帰りの高校生が手を振ってくれました。

 

昭和48年10月

小鴨駅を出た通勤列車が倉吉に向け田園地帯を進みます。

蒸機列車ならではの風景

 

最後まで御覧戴いて ありがとうございました。