JR北海道は走行試験をしていたH100形気動車を営業投入すると発表しました。
→ http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190911_KO_DECMO.pdf
来春に量産先行車2両に加え量産車13両の計15両を“山線”に投入、
ワンマン全列車を置き換えます(201系気動車は今まで通り)。
今後は更に60両まで増強、経年35年以上で老朽化している車両を置き換えるとしています。
キハ40が廃止されるということですね。
キハ40はそれまで北海道のローカル線で主力だったキハ22を置き換えるために投入された車両。
初めて乗った時にはさすが新型、内装がキレイな車だと思いました。
ですが国鉄時代の設計らしい重装備で車両重量がキハ22より大幅に増したにもかかわらず、
当初積んでいたエンジンが非力で発車時にはかなりのっそりとした感じで走り出していました。
エンジン音は派手だったのですがその割に走行性能は低かった。
簡単に言うと、“のろまな車両”だったのです。
その後エンジンが換装、あるいは改造される車両が現れ、
今では当初のような“のろまな車両”というイメージはなくなりました。
そして国鉄時代から活躍している数少ない車両として“鉄”には親しまれています。
しかしその歴史の長さから経年劣化が激しい。
JR北海道が減便ダイヤに移行したのもまともに使えるキハ40が少なくなったという事情がある。
そのキハ40の終焉が今回のH100型の投入で見えてきました。
特急型車両キハ183系の廃止も近づいています。
JR北海道の国鉄時代の車両、いよいよか。
乗るなら今のうちだ…。