先日水間鉄道に乗車した際、ふと思い立って、南海電鉄と水間鉄道の連絡乗車券が購入できないか、南海難波駅の窓口で聞いてみました。

すると、しばらくして、このようなきっぷを手渡されました。
img311
▲難波→貝塚→水間観音の連絡乗車券


何の変哲もない、普通のエドモンソン式乗車券でした。
「これなら自動券売機でも買えたんちゃうのかいな?」と思って、試しに窓口隣にあった自動券売機で連絡乗車券を購入してみようと思うと、難波駅からだと新今宮・三国ヶ丘接続のJR線しか購入できないようになっていました。

DSC_0224
▲南海難波駅の自動券売機で、「連絡きっぷ」のメニューを開いた際の画面。
ご覧のように、新今宮・三国ヶ丘接続のJR線のみが口座設定されており、貝塚接続の水間鉄道線への連絡乗車券は口座がありません。


そして水間観音駅に到着して、券売機を見てみると、以下のようなお知らせが掲出されていました。
DSC_0231

「南海電車との連絡乗車券は発売していません」との掲示がありました。
つまり、南海電鉄と水間鉄道の連絡乗車券は、南海側のみの設定で、水間鉄道側からの発売はない、ということになります。
恐らくかつては水間鉄道側からの発売もあったのでしょうが、交通系ICカードの普及により、連絡乗車券そのものの需要が減少したのでありましょうか。

ちなみにこのような食券型の券売機から出てきたきっぷはこんな感じであります。
CENTER_0001_BURST20190913152013072_COVER
ご覧のように、無地白色の乗車券であります。
口の悪い人ならば、「もはや食券みたいな乗車券」とでも言われそうな感じですが、元々水間鉄道では貝塚・水間観音駅を除き全て無人駅であること、そして交通系ICカードが中小民鉄の中では割と早い時期から整備されていたこともあってか、乗車券については必要最小限の設備で済ませている印象ではありました。


ともあれ、冒頭でご紹介した南海→水間鉄道の連絡乗車券も、昨今の交通系ICカードの普及による需要減もあり、いつまで設定があるのかは不透明な状況であるといえるでしょう。
これとて、「買える時に買っておく」ことが大事なのかな、とも感じた1枚のきっぷでありました。



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム