独断と偏見で、現行JR貨物機のEF65形式は国鉄特急色の中で人気の高い2機をノミネートしてみます。“鉄”以外の方ですと国鉄特急色!?と言われても何のこっちゃ!?でしょうから、少々説明をします。

 

 かつて機関車牽引の寝台特急列車が全盛時代、いわゆるブルートレイン、略して“ブルトレ”がそのカテゴリー頂点の時代がありました。牽引客車は当時ハイカラな20系客車。最後尾は展望車風の客車が連結され、一部の車両は「列車名」も照明付きで輝く豪華さ。その客車の塗装を模して機関車と編成の一体感を表現したのが国鉄特急色です。夜行寝台列車も今は「サンライズ瀬戸・出雲」の電車特急のみで、不定期運用のカシオペアのみ存在は寂しいですね。

 

 その国鉄特急色、まずは一時期途絶え再登場となった2139号機。こちらはEF65のラストナンバー機でもありますが、側面には「JR」の文字も省略。赤いナンバープレートが唯一、JR機のカマである象徴の徹底的なスタンスが好感度ありますね。登場から少々時間も経過しましたので、色も薄くなりいい味わいも出ています。

 

 そして迎え撃つのは2101号機。こちらはJR東や西のカマ同様、オリジナル度を増した前面クリームのナンバープレートが大注目。後続機では今だ類似カマは出現していないオリジナル仕様でもあります。ただ残念ながらサイド面にはJRロゴが見られます。

 

 こちらも登場より少々時間が経過し汚れが見られるのもJRカマであるような!?さて最高峰はどっちでしょうか?そして2機を迎え撃つ新たな刺客も出るのかファンとしては楽しみでもあります。そんな2機から。

 

                  ※5枚目はまっつんさん撮影です。