国鉄【ワキ/ヨ/トラ/ク】~国鉄貨車~ | 昭和の鉄道写真&平成からの再出撃

1975(昭和50)年 岡山旭川橋梁 鶴見駅 撮影分からです

 

 

■ワキ8000+ヨ8000+トラ55000  岡山 旭川橋梁

[旭川放水路 百聞川 建設省]と書かれた看板が立ってます。

最近知ったのですが 江戸時代に作られた人口河川なんですね。

 

列車は画像右側から左側へ、広島方面から大阪方面へ走ってます。

 

一通り撮影が終わって、帰りながら音に気が付いて、

振り向きざまに撮ったのを覚えてます。

 

なぜ、そこまでして撮ったのか?

 

「ヨ8000形を初めて見た」「車掌車が編成中間に連結されてる」

そんな事からです。

 

では画像左側から。

◇ワキ8000形  1965(昭和40)年~1970(昭和45)年1,522両製造

   30トン積み有蓋車。

   色は「茶色」ですが、正式には「とび色2号」と表記されます。

 

・このワキ8000形で興味深いのは“ダブルデッキ”が存在した事。

つい先日も。。。

ヤマト運輸のダブルデッキコンテナで 一人大騒ぎ(笑)していたが、

ホンダ・ヤマハのバイク輸送用に

ダブルデッキに改造したワキ8000形があった。

 

50ccクラスのバイクを上下それぞれに56台ずつ。計112台積載。

でも、貨車内にある中間床が 他の積載物には支障があった。

 

そこで、1パレットにバイク7台を固定。

貨車内の壁に棚受けを作って パレットを2段済み。

上下それぞれに8枚のパレットを積載。

8枚×7台×2段=112台積載。 よくできました(#^.^#)

 

 

◇ヨ8000形  1974(昭和49)年~1979(昭和54)年 1,170両製造

   ヨ5000・6000形、有蓋緩急車の置き換え用に製造の車掌車。

 

  当時、何故か地元では撮れていなかった。

  今でも甲種輸送の控車として現役ですよね。

 

 

◇トラ55000形 1962(昭和37)年~1966(昭和41)年 3,205両製造

   18/15トン積み無蓋車。

 

   この画像から形式番号を判別するのは至難の業でした。

   同じ様な形の貨車が多かったですからね。

   トラ45000形とかトラ70000形など。

 

・判別野決め手は、

形式番号の書かれている位置。床下のシルエット。

そして、最大のヒントは「妻面」の形状でした。

 

(2013年8月 那珂川清流鉄道保存会にて撮影)

この妻面の凹凸。

これが旭川橋梁で撮った写真に写ってました(#^.^#)

 

 

 

 

 

■ヨ5000形+ク5000形  東海道 鶴見駅付近

列車は東海道貨物線下り列車。(現在の横須賀線の線路)

牽引しているEH10が鶴見駅に差し掛かるところです。

 

◇ヨ5000形  1959(昭和34)~1968(昭和43)年

   ヨ3500形を種車に100両製造の車掌車。

 

・当時、後継のヨ6000形も走っていた。

見分け方は、

「5000は窓が4枚」「6000は窓が3枚」だった。

 

 

◇ク5000形  1966(昭和41)年~1973(昭和48)年 932両製造。

    分類は「車運車」。記号の「ク」は車の「ク」。分かりやすいな。

 

・モノクロ写真では車体の色が分かりにくいので。。。

朱色でした。

 

◇那珂川清流鉄道保存会には。。。

 

 

トリコロール塗装のク5000形が保存されてます。

 

いずれにしても「空ク」の写真ばかりだなぁ。。。

 

◇なので。。。

新鶴見操車場にて。

高島貨物線経由で本牧ふ頭へ向かいます。

 

 

田町電車区“覗き見”編へ続きます(^_-)-☆