令和元年初の青春18きっぷを利用して、9月4日から6日間の北海道旅行に行ってきました。
今回は、北海道旅行の総集編をお送りします。
今回は、2020年5月7日で廃止予定の札沼線 北海道医療大学~新十津川(浦臼までしか行けなかった)、2020年度をめどに廃止予定の留萌本線全線、今後廃止予定の根室本線 富良野~新得(富良野駅で駅名標を撮影したのみ)の惜別乗車や廃止前の記録、2019年9月30日で引退するキハ183「クリスタルエクスプレス」を撮影するため、大赤字覚悟で旅を決行しました。
おさらい程度に「青春18きっぷ」(5日(回)分/11,850円)とは、年齢に関わらず全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席・BRT及びJR西日本宮島フェリーに自由に乗り降りできるフリー切符で、お1人での5日間の旅行や5人グループでの日帰り旅行などの「鉄道ぶらり旅」に最適です。
※新幹線や特急利用時は、18きっぷで乗車できないので、乗車区間の乗車券と特急券(自由席・指定席など)を別途お買い求め下さい。
ただし青春18きっぷ北海道新幹線オプション券(2,300円)を購入すれば「青春18きっぷ」と併用で、北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内、及び道南いさりび鉄道の木古内~五稜郭を1枚につきおひとり様片道1回利用できます。

五稜郭から木古内経由で奥津軽いまべつへ行く時の正規運賃は4,720円、青春18きっぷの強い味方です!

北海道&東日本パス(JR東日本のフリー切符)みたいに、青春18きっぷも三セクに転換した路線を利用できるようにしたら最強なんですがね照れ

発売期間
〔春季用〕2019年2月20日~3月31日
〔夏季用〕2019年 7月 1日~8月31日
〔冬季用〕2019年12月1日~12月31日
ご利用期間
〔春季用〕2019年 3月1日~4月10日
〔夏季用〕2019年 7月20日~9月10日
〔冬季用〕2019年12月10日~2020年1月10日

⚠️次回発売時は消費増税のため12,050円に改訂されます。北海道新幹線オプション券は2,410円となります。
では、この旅の模様をご覧下さい。

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【行程表凡例】

→ 電車 -バス(BRT含む) ~フェリー 

・・徒歩   ***タクシー ---レンタカー

🌟撮影および観光スポット ⚠️別途料金

🏨宿泊施設(ネットカフェ含む)

※移動距離は徒歩除く

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【9月4日(水)】1日目 移動距離 177.5km

※距離は大洗フェリーターミナルまで

歩数:11920歩

地元駅 10:53発→(西武池袋線⚠️432円)→池袋駅 11:34着 / 11:39発→(JR山手線⚠️154円)→駒込駅 11:45着・・🌟第2中里踏切・・駒込駅 12:41発→(JR山手線⚠️165円)→東京駅 12:59着・・東京駅八重洲口(バス切符購入⚠️2,280円) 14:20発-(茨城交通 高速みと号)-大洗フェリーターミナル 16:59着(16:44着)・・(入船手続き)19:35出航~(商船三井 夕方便 さんふらわあ ふらの 🏨コンフォートルーム⚠️12,200円 / 朝夕食券2,300円 / バスタオル500円)~
遅い出発なので将来的に廃止される山手線唯一の踏切「第2中里踏切」へ
東京駅八重洲口から茨城交通の高速バス「みと号」で大洗フェリーターミナルへ
大洗フェリーターミナルから「さんふらわあ ふらの」で苫小牧へ晴れ中国語表記は「向日葵富良野」ひまわり
たまには船旅も良いですね
船旅での楽しみは食事ですねウシシ
船長服を着て記念撮影もできます
カプセルホテルみたいなお部屋「コンフォート」ルームで就寝
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【9月5日(木)】2日目 移動距離 833.5km

※移動距離はフェリー・タクシー含む

歩数:16203歩

~苫小牧フェリーターミナル 13:30着***(タクシー⚠️1,500円)***駅近くのセイコーマート・・苫小牧駅 14:03発→(JR千歳線)→上野幌駅 15:01着 / 17:15発→(JR千歳線)→苗穂駅 17:31着・・🌟撮影・・苗穂駅 18:28発→(JR千歳線)→札幌駅 18:31着・・🌟時計台・・🌟テレビ塔・・🌟旧北海道庁・・🏨札幌駅前の快活(8時間ナイト⚠️1,728円 / シャワー無料)
洋上で迎える朝は気持ち良いですね~
お風呂やプロムナードから海を見ながら過ごす
朝食はバイキング形式です
道内入りする前に船内で軽い昼食(キーマカレー500円)
苫小牧駅から青春18きっぷの旅がスタート!
上野幌駅で下車、駅構内で撮り鉄
苗穂界隈で撮り鉄
札幌時計台
夜の札幌の街を1人寂しく散策
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【9月6日(金)】3日目 移動距離 366.7km

歩数:16486歩

快活CLUB・・札幌駅 6:21発→(JR札沼線)→石狩当別駅 6:59着 / 7:02発→(JR札沼線)→浦臼駅 8:00着 / 8:08発→(JR札沼線)→石狩当別駅 9:23着 / 9:30発→(JR札沼線)→札幌駅  10:08着 / 10:36発→(JR函館本線 区間快速いしかりライナー)→岩見沢駅 11:13着 / 11:33発→(JR函館本線)→深川駅 12:30着・・🍜深川そばめし・・深川駅 13:24発→(JR留萌本線)→留萌駅 14:21着🍜駅そば・・🌟留萌本線廃線跡巡り・・留萌駅 16:17発→(JR留萌本線)→深川駅 17:15着 / 18:10発→(JR函館本線)→旭川駅 18:38着・・🍜らーめん山頭火本店・・🏨コミックバスターCOMPA3・7(9時間⚠️2,060円 / シャワー・タオル400円)
札幌駅から石狩当別へ
石狩当別からキハ40で浦臼へ
滝川駅から路線バスで終着駅「新十津川駅」へ向かうか悩みましたが、スケジュールの都合で浦臼折り返しのルートを選択アセアセ
廃止になる北海道医療大学駅以北の札沼線惜別乗車を堪能
深川駅での待ち時間を利用して、油で揚げた深川産そばの実を深川産のお米と混ぜたオニギリ「深川そばめし」(380円)をいただく
これで最後になるかもしれない留萌本線の惜別乗車を堪能
留萌本線は2020年度内で廃線予定のため留萌駅のご当地入場券を購入(⚠️9/30で販売終了)
留萌駅の立ち食いそばで「にしんそば」580円をいただく
次の列車まで時間があったので留萌本線の廃線跡を巡る
旭川ラーメンの有名店「山頭火」本店で塩ラーメン(820円)を食べた後・・・
北海道へ来たら必ず食べるセイコーマートのホットシェフ「フライドポテト」(税込140円)にようやくありつけました
旭川でも神奈川中央交通で活躍した神奈中古が新天地で走ってました(町田市民だった私には馴染み深い神奈中)
今回は今まで利用した中で一番クオリティが高いネカフェでした
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【9月7日(土)】4日目 移動距離 517.3km

※移動距離は徒歩・タクシー・高速バス含む

歩数:20121歩

コミックバスター・・旭川駅🌟7:18発の風っこそうや撮影 / 6:40発→(JR富良野線)→富良野駅 8:03着・・🌟クリスタルエクスプレス撮影 11:07・・富良野駅 🌟ノロッコ1号撮影 / 11:42発→(JR富良野線)→鹿討駅 11:48着・・🌟ノロッコ2号撮影・・中富良野駅***(タクシー⚠️770円)***🌟ファーム富田・・🌟とみたメロンハウス***🌟ラベンダー畑駅***(タクシー⚠️1,010円)***中富良野駅 14:45発→(JR富良野線)→富良野駅 14:55着 / 15:53発→(JR根室本線)→滝川駅 16:57着 / 17:15発→(JR函館本線)→岩見沢駅 17:54着 / 18:05発→(JR函館本線 区間快速いしかりライナー)→札幌駅 18:43着・・快活CLUB(シャワー&休憩⚠️3時間1,286円)・・札幌駅前(東急南側) 23:35発-(中央バス 高速はこだて号 ⚠️4,810円)-車中泊
JR東日本からJR北海道に貸し出されたキハ40「風っこ」を撮影
稚内方からキハ40 1720「道北 流氷の恵み」+キハ48 547「びゅうコースター風っこ」+キハ48 1541「びゅうコースター風っこ」+キハ40 1780「道央 花の恵み」、JR北海道とJR東日本の観光列車の夢のコラボですキラキラ
富良野駅近くで引退間近のキハ183系クリスタルエクスプレスによる「ラベンダーエクスプレス」など撮影
鹿討駅近くでノロッコ富良野・美瑛を撮影、実際はノロでは無かった新幹線
サルビア・ケイトウ・キンギョソウなどで彩られた花畑がシーズン真っ盛りの「ファーム富田」へ
屋外のラベンダーは刈り取られましたが、シーズンオフでも屋内ハウスでラベンダーは楽しめます
ファーム富田近くの「とみたメロンハウス」で半切り富良野メロン(1,000円)をいただく
タクシーで中富良野駅へ
途中で季節限定の臨時駅「ラベンダー畑駅」に寄っていただきました(営業期間は6/8~9/23)
夜行高速バスに乗る前にシャワーや休憩兼ねて利用したネットカフェで、京急の踏切事故と台風15号接近について初めて知るアセアセ
札幌駅前から高速バスで五稜郭駅前へ
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【9月8日(日)】5日目 移動距離 414.8km
※レンタカー走行距離含む

歩数:18222歩

-(中央バス 高速はこだて号)-五稜郭駅前 4:49着・・🌟沿線撮影・・五稜郭駅 7:12発→(道南いさりび鉄道)→木古内駅 8:07着 /9:48発→(JR北海道新幹線 はやぶさ16号)→奥津軽いまべつ駅 10:21着・・駅レンタカー(⚠️Sクラス4,860円+免責・NOCサポ1,620円)---🌟青函トンネル記念館(入館料+体験坑道⚠️1,400円)---🌟竜飛岬---🌟階段国道(上)---🌟竜飛館---🌟階段国道(下)---🌟青函トンネル広場---GSで給油---駅レンタカー(返車)・・津軽二股駅 15:51発→(JR津軽線)→蟹田駅 16:16着 / 16:25発→(JR津軽線)→青森駅 17:13着 / 17:23発→(青い森鉄道⚠️盛岡まで5,480円)→八戸駅 18:56着 / 19:18発→(青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道)→盛岡駅 21:04着 / 22:07発→(JR東北本線)→一ノ関駅 23:40着
五稜郭駅近くで撮り鉄
道南いさりび鉄道で木古内へ
当日朝の函館は気温22度と過ごしやすかった
木古内駅から北海道新幹線で奥津軽いまべつ駅へ(※五稜郭駅から青春18きっぷ北海道新幹線オプション券利用)
過ごしやすかった函館と打って変わって青森県の奥津軽いまべつ駅周辺は30度近い気温でした
奥津軽いまべつ駅近くにある道の駅でレンタカーを借りて津軽半島ドライブ
(道の駅でJRの駅レンタカー業務を代行)
令和生まれの新車スイフトで、TUBEなど聴きながら津軽半島をのんびりドライブ音符
青函トンネル記念館へ
青函トンネル記念館体験坑道
竜飛岬へ
龍飛埼灯台の手前にある、津軽海峡冬景色 歌謡碑では石川さゆりさんの名曲が流れています
歩行者しか通れない国道「階段国道」(上)へ
階段国道(下)
太宰治ゆかりの「竜飛館」(昔は奥谷旅館)
青函トンネル広場で新幹線や貨物列車を撮影
国交省が2030年度の北海道新幹線札幌延伸までに、新幹線全列車を高速化させたいらしく、青函区間でレールを共用する貨物列車を縮小・撤退する報道が話題になりました。赤字新幹線のために貨物輸送を縮小とはナンセンスな話ですよ。
レンタカーを返却後、「道の駅いまべつ」に併設されている津軽二股駅から津軽線で青森へ
青森駅から青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道を乗り継ぎ盛岡へ、内心5千円以上払って乗る乗り物では・・・
後になって青森~盛岡の運賃に650円追加して、新青森から盛岡まで東北新幹線「はやぶさ」に乗った方が利口だったと気づき反省えーん
翌日の帰宅もスムーズでしたね・・・多分
台風15号の影響で、翌日中に帰れるか不安だった私は、少しでも先に進みたかったので、敢えて盛岡のビジネスホテルをキャンセルして一ノ関駅へ向かいました

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【9月9日(月)】6日目 移動距離 457.1km
※列車代行バス・新幹線含む

歩数:15027歩

一ノ関駅 5:56発→(JR東北本線)→仙台駅 7:45着 / 8:15発→(JR東北本線)→岩沼駅 8:40着 / 8:52発→(JR東北本線)→白石駅 9:20着 / 9:25発→(☔JR代行バス)→福島駅 10:32着 / 11:16発→(☔JR東北新幹線やまびこ116号)→郡山駅 11:29着・・🌟福島交通バス撮影・・🌟スターバックス・・郡山駅 13:59発→(JR東北本線)→新白河駅 14:25着 / 15:01発→(JR東北本線)→黒磯駅 15:28着 / 15:30発→(JR東北本線)→宇都宮駅 16:20着 / 16:22発→(JR東北本線)→大宮駅 17:33着 / 17:45発→(JR京浜東北線)→南浦和駅 17:56着 / 17:59発→(JR武蔵野線)→新秋津駅 18:20着・・秋津駅 18:40発→(西武池袋線⚠️240円)→所沢駅 18:42着 / 18:46発→(西武池袋線)→地元駅 19:02着
5時間ぐらいの待ちだったのと、ネットカフェまで徒歩30分以上という事もあり、一ノ関駅前のベンチで一夜を過ごした私は、夜間に何回も近くを通るパトカーに職質される事なく、無事に最終日の朝を迎えました(要は野宿ですね)

しょーもない話ですが、近くの公園で頭を洗い駅前の飲食店の排気口からの風で頭を乾かす知恵をつけましたぶー
5:30にオープンした一ノ関駅から、5:56発の岩沼ゆき普通列車(仙台ゆきに変更)で仙台駅へ
仙台駅は列車遅れや運休によって少し混乱気味
テレビ数局が取材に来てました
※モザイク処理が面倒くさいのでブレさせました
槻木駅で途中下車して阿武隈急行の新型車両を撮影するか迷いましたが帰る方を優先させました

白石駅から福島駅まで直通の列車代行バスを利用
列車代行バスは初めて利用しました
福島駅から郡山駅まで東北新幹線による振替輸送
台風15号の被害点検により、郡山駅で2時間半ほど待ちぼうけ
福島交通バスを撮影(写真は元神奈川中央交通)
スマホやデジカメの充電兼ねてスタバへ
13:50 ようやく新白河方面の列車が運転再開
遅れは出ていたものの順調に地元へ向けて進む
夕焼け空が幻想的でした
青春18きっぷの旅は新秋津で終了
長時間の電車移動が続き、蒸れたり股擦れ?したりして、歩く度に足の裏やお尻などのヒリヒリした痛みに耐えながら家路につきました

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約2,800km(2766.9km)におよぶ旅のまとめをザッとお送りしましたが、いかがだったでしょうか?
道内を列車で旅するのは24年振りでしたが、普通列車の本数が少な過ぎて、無駄な時間潰しをする羽目になったり、道内はレンタカー移動が一番だと実感しました。
私は乗り鉄ではないので、予算があれば道内をレンタカーで移動したかったのが本音です
(写真は5年前に道内で借りたレンタカー)
旅行中に開催された、札幌市2019市電フェスティバル・JR北海道苗穂工場一般公開や自衛隊三沢基地航空祭などのイベントへ行きたい気持ちを抑え、涙を飲んで行程表通りに行動しました。富良野へ行かなければ苗穂には行けましたが・・・引退間近のキハ183系クリスタルエクスプレスを撮影出来たので結果オーライですかね。
一番悔いに残っているのは、5日目の青森~盛岡までの移動に、新幹線を利用した方が楽な上に500円程度の差額で済むと後になって気付いた事ですね
最終日の台風15号による交通機関への影響で、当日中に帰れるか不安な時に代行バスや新幹線による振替輸送を受け、郡山まで順調に進めた事は唯一の救いで、これも旅の思い出となりました。しかし天気が荒れた8日に帰宅だったらどうなっていたのか想像したら・・・
今回は、快適で充実した旅を実現させるため、新幹線・在来線・地下鉄・バス・タクシー・レンタカー・レンタサイクル・徒歩・フェリーと飛行機以外の移動手段を駆使しました。費用を浮かせるため利用したフェリーで、飛行機では味わえないゆったりした時間を過ごす事が出来ました。(天候によりレンタサイクルは断念しタクシーへ転換)
来月までの生活がカツカツになりますが、今しか行けない旅を全うできて大満足です。
次回からは、この旅の詳細版を14回に分けてお送りします。お楽しみに!
※台風15号接近に伴い、最終日の予定が狂い1回分減ってしまいました。

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム