本日は、西武池袋線が全線開通から90年目を迎えますが、今回の記事は3年前に行われた西武鉄道の新型通勤車両40000系トップナンバーの甲種輸送の模様をお送りします。
ちなみに、2016年9月10日には近鉄の観光列車「青の交響曲」(あおのシンフォニー)がデビューしました
西武40000系は、有料指定列車「S-TRAIN」の運用に対応するため、クロスシートとロングシート(上写真)の両方に切り換えられる2人掛け座席(デュアルシート)を採用した車両で、「S-TRAIN」の運用時は、クロスシートで運用され、各座席には電源コンセントを装備し、無料Wi-Fi設備、4号車にはトイレも備えています。
優先席は固定式、可動式の肘掛・コンセントも
池袋方の先頭車(10号車)の運転室側に「パートナーゾーン」と呼ばれるスペースを設け、車椅子やベビーカー利用者に配慮しているほか、この部分の側面窓は大型化され小さなお子様でも展望が楽しめます。
西武40000系の記念すべき第1編成は、2016年9月9日に川崎重工 兵庫工場から埼玉県所沢市にある西武鉄道 小手指車両基地へ向けて旅立ちました。(2016年7月撮影)
建屋奥側には製造中の41001編成が
9:59 EF66-115に牽引され、東海道線 平塚~茅ヶ崎を行く西武40000系甲種輸送列車を馬入橋から撮影
西武線の車両が東海道線を走る光景は違和感ありますね
この後は平塚から保土ケ谷へ移動、保土ケ谷駅前からタクシーでJR貨物 横浜羽沢貨物駅へ
12:46 EF66と切り離された西武40000系が留置されてました
この日の移動は終了、西武40000系は翌朝まで横浜羽沢貨物駅でお泊まり
13:36 羽沢貨物駅バス停から保土ケ谷駅ゆきのバスに乗って帰宅

そして翌朝、JR武蔵野線 新秋津駅へ
8:29 エスコート役の西武新101系が到着
8:50 EF65-2074に牽引された西武40000系が引渡線に到着
JR貨物の電気機関車と切り離す
電気機関車と切り離し完了
小手指まで牽引する西武新101系と連結
小手指まで輸送するため5号車と6号車を切り離し
切り離し完了
10:04 横浜羽沢貨物駅から牽引してきたEF65-2074号機が警笛を鳴らして新鶴見へ帰って行った

西武池袋線 西所沢~小手指の有名撮影ポイントへ移動
10:44 西武新101系に牽引された西武40000系前5両がやってきました
いよいよ新型車両が地元路線にやってきました
西武池袋線では中々見られない光景ですね
西武新101系は、前5両を小手指車両基地で切り離し、残り5両を引き取りに新秋津の引渡線へ向かう
14:21 残り5両が小手指車両基地へ

その後の西武40000系は・・・
しばらくは小手指車両基地で構内試運転が行われた
営業運転開始に向けて乗務員訓練を兼ねた試運転が繰り返し行われた
2017年3月25日、いよいよデビューの日
飯能駅と元町中華街駅で40000系によるS-TRAIN出発式が行われた
飯能駅発のS-TRAIN一番列車は41002編成でした
目新しい車両は、すっかり見慣れ西武鉄道の顔として幅広く活躍しています
40000系の甲種輸送から3年経った現在、40000系は西武池袋線・新宿線で6編成が活躍しています。
西武40000系が引退するまで撮り鉄を続けられてると良いなぁと思います。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。
明日から14回かけて、北海道旅行記をお送りします。どうぞお楽しみに!!

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