テツの箱をつくる人の徒然

「電車小像の鉄道日記」を放ったらかして1年。ブログ、再開しました。

夏の北海道満喫旅行 ③

臨時特急フラノラベンダーエクスプレスに乗って、富良野へとやってきました。

ファーム富田へ行くべく、もう少し列車に乗車します。

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橋上自由通路から、並ぶノロッコ号とクリスタルエクスプレスを。

乗客を降ろしたクリスタルエクスプレスは、一旦釧路方に引き上げたのち、

側線に移動して、しばらくの間休憩に入ります。

代わってホームには、これから乗車する富良野・美瑛ノロッコ号が入線してきました。

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普通 富良野・美瑛ノロッコ 2号 富良野12:02 → ラベンダー畑12:14

ラベンダー畑駅に停車するのは基本的に富良野・美瑛ノロッコ号のみなため、

こんな楽しくなる列車に、チョイ乗り感覚で乗車します。

便によって差はありますが、富良野からラベンダー畑までは、15分程度の乗車です。

 

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シーズン中のみ現れるラベンダー畑駅。

田畑を突っ切る長い直線区間に、鉄パイプの骨組みと、板張りの床で作られた、簡単なホームが伸びています。

北海道には短い簡易なホームがあるだけの、仮乗降場が昇格した駅も数多くありますし、それを考えると、むしろ立派な駅と言えるのかもしれませんね。

 

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ラベンダーのシーズンだけが全てではない!

ラベンダー畑駅からファーム富田までは目と鼻の先。

ラベンダーの最盛期はとっくに過ぎているものの、正面のバス駐車場には代わる代わる大型の観光バスが出入りし、観光客で賑わっていました。

そんな我々観光客をまず迎えてくれるのが、この色とりどりの花が一面に広がる、「花人の畑」。

ラベンダーのある時期ならば、奥の並木の向こう側に紫のラベンダー畑が広がっているようなのですが、これでも十分すぎる美しさです。

 

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撮影の捗る素晴らしい景色

なだらかな斜面に広がる花畑と、遠くに広がる北海道らしい雄大な風景、そして、雲間に覗く青い空。

三脚を立てる人もいれば、仲間内で撮りあう人たち、立派なカメラで熱心に撮る人も。

これだけ素敵な景色を前にして、それを切り取って帰らない手段はないのです。

 

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楽しい音楽が聞こえてきそう。

どこを向いてもいい景色。心がリフレッシュして行くのがわかる。

そんな豊かな気持ちが膨らむと、畑の脇に置かれたオブジェにも、楽しく心が踊る気がしてくるのです。

 

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十勝岳を背景に、富良野線普通列車を。

ファーム富田は山の斜面に沿って広がっているので、少し奥に行くと、このように富良野盆地に広がる平野部を見下ろすことができます。

山に囲まれた盆地であるにもかかわらず、この広々とした景色。さすが北海道です。

富良野線普通列車はほとんどがキハ150による運転で、最初は「本当はキハ40を撮りたいんだけどな」なんて思っていたのですが、撮ってみるとキハ150も結構画になりますね。

 

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ラベさん、じわじわ虜になる。

「ラベさんがお散歩をしています」みたいな感じの園内放送がかかって、

何者だろうかと近づいてみたら、つぶらな瞳の彼がいました。

最初は一緒に写真撮ったり、よくいるマスコットキャラくらいに思っていたのですが、

しばらく動きを見ていたら、あれ?かわいいかも・・・?となりまして。

結局、相方はマスコットホルダー(お尻の辺りからラベンダーの香りがする謎仕様)を買ったりしていました。

 

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気づけばジャガイモだらけ。

ファーム富田についた頃はちょうどお昼時。

せっかくなので、ここでお昼ご飯も食べました。見てよし、食べてよし。

ホームページでフードメニューを見たときから気になっていたものを頼んでみました。

左手前は北海道産男爵いものポタージュ、奥が北海道産男爵いものラベンダーバター、右で蓋を開けているのが北海道産メークインのグラタン。

そもそもメニューの大半がジャガイモを使ったものなのですが、何も考えずに、美味しそう!という欲望に忠実に注文したら、ジャガイモオンリーな昼食になりました。

まあ、北海道のジャガイモってだけで美味しそうですもんね、仕方ない。

特にグラタンはモッツァレラチーズがたっぷり乗っていて、そんなん反則、美味しいに決まってるやんと思いながら、ガツガツ食べました。

 

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ソフトクリームも。ラベンダー&メロンです。

ここに来たなら、ソフトクリームも食べないといけませんね。

高校時代に修学旅行で来た時も、ラベンダーのソフトクリームを食べました。

ラベンダーは外せないとして、まるまるラベンダーで行くか、半分他の味にするかで悩みました。

結局メロンと半々にしましたが、北海道ですからね、バニラも捨てがたい選択肢です。

ラベンダーの方は、甘すぎず、香りもくどすぎず。

メロンも期待通りの程よい甘さで、しっかりメロンを主張しつつも、ラベンダーの香りを消してしまわない、美味しい組み合わせでした。

 

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メロンが飛んでいました。

見る撮る食べる、ファーム富田を一通りめぐったところで、

隣の敷地にある「とみたメロンハウス」なるところにも行ってみました。

富良野メロンを直売しているほか、メロンを使ったスイーツなども多々ありました。

個人的に、北海道といえば?と聞かれてメロンはあまり思い浮かばないのですが、

ブランドを考えると、夕張や富良野をはじめとして、確かに北海道は有名な産地でしたね。

生産量も一位なのかなと思って調べたら、北海道は二位。一位は茨城県でした。

 

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溢れる果汁が輝いてます。

で、また食べます。

メロンパンとかケーキのようなものもありましたが、ここはストレートに、カットメロンをいただきました。

私は基本的にメロンがそこまで好きではない(メロン系のスイーツは好きなんですが、メロンそのものは、別に嫌いでもないけど・・・程度)のですが、

あぁ、今まで私は「美味しいメロン」を食べたことがなかっただけなのだな・・・

と、しみじみ思うくらいにめちゃくちゃ美味しかったです。

ひとカットを相方と分けたのですが、こんなに美味しいならそれぞれ一つずつでも余裕で食べられたなと、少し後悔。

やっぱり、ちゃんと美味しいものを経験しないといけないってことですね。

 

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少し背の低い、満開のひまわり。

とみたメロンハウスの奥には、ひまわりが咲き誇っていました。

ちょっと時期が遅いように感じますが、ファーム富田の「ファーム日誌」にも、

ひまわりが見頃を迎えているという投稿がちょうどこの頃ありましたので、

北海道ではひまわりのシーズンが本州より遅いか、長めなのかもしれません。

 

まだ旅の前半なのに、事あるごとに食べてばかりなので、

こりゃこの旅行中で一気に体重増えるなぁなどと笑いつつ、

ぼちぼち駅に戻らねばいけない時間になりました。

列車の都合もあって、4時間強とかなりのんびり時間をとったのに、時間が過ぎるのはあっという間です。

この日の目的地である旭川まで、まだまだ楽しく過ごします。

 

続きます。