9月3日(火)
夜行バスから降り立ったのはJR長野駅。
今日はここからしなの鉄道と上田電鉄別所線を乗りつくす旅に出ます。
全然寝ておらず、列車に乗っている間はほとんど寝てしまって車窓の写真などはほとんど撮っていないので悪しからず。
しなの鉄道と言いながら篠ノ井駅まではJRの区間。
朝は本数が多いのでどこか1駅降りてみようと戸倉駅までのきっぷを購入。
長野(6:40)~JR篠ノ井線・しなの鉄道~戸倉(7:05)
最初の列車はしなの鉄道色の3両編成。
まだそれほど混雑はしていません。
北陸新幹線の下を走ること25分、戸倉駅に到着しました。
(しなの鉄道 115系S14編成 618M 戸倉にて)
長野行きの列車は「台鉄自強号」塗装のS9編成でした。
(しなの鉄道 1617M 115系S9編成 戸倉にて)
自動改札は無く、駅員さんがラッチに入って改札。
今時こんなシステムがまだ残っていたとは。
どんよりとした天気です。
駅そばで朝ごはん。
腹ごしらえをして先に進みます。
戸倉(7:26)~しなの鉄道~上田(7:41)
通勤通学ラッシュの時間帯であり、かなり混雑しています。
コカ・コーラ塗装のS11編成でした。
クラウドファンディングで復活したこの塗装ですが、どうしてもカープ電車が頭をよぎります。
ちなみに車内の広告なども他の編成とは違います。
(しなの鉄道 115系S11編成 620M 上田にて)
ここから一旦しなの鉄道を離れ、上田電鉄に乗車します。
上田電鉄別所線は上田駅と別所温泉駅を結んでおり、かつては他にも路線がありましたが今は別所線のみです。
ここで活躍しているのは元東急1000系の1000系と6000系。
上田(7:55)~上田電鉄別所線~別所温泉(8:23)
最初に乗るのは1002編成「自然と友だち1号」。
全線乗り通しても30分弱。
上田駅と下之郷駅は終日駅員配置、別所温泉駅は昼間のみ有人駅で、その他の駅は無人駅です。
塗装は派手ですが東急時代の面影が色濃く残っています。
(上田電鉄別所線 1000系1002編成 別所温泉にて)
別所温泉駅にはモハ5252が保存されています。
上田電鉄モハ5250は戸袋窓が楕円形であったため「丸窓電車」の愛称で親しまれた車両です。
この丸窓はのちの7200系や現行の1000系にも引き継がれています。
次の列車まで少し時間があるので外に出てみると「北向観音」の看板が出ていたので行ってみることにしました。
近くにある常楽寺というお寺が管理していて、本堂が北を向いているからその名も「北向観音」。
南向きの善光寺とセットでお参りすることでご利益が倍増するそうで、片方だけでは「片詣り」になってしまうそうです。
ありゃりゃ。
参拝前に身を清める手水はまさかの温泉でした。
さすが別所温泉。
お参りしたら別所温泉駅に戻ります。
別所温泉(9:11)~上田電鉄別所線~下之郷(9:24)
やってきたのは1004編成「まるまどりーむMimaki号」。
楕円形の窓や丸窓電車の塗装が再現されていて、新丸窓電車といったところでしょうか。
途中の下之郷駅で下車します。
(上田電鉄 1000系1004編成 下之郷にて)
下之郷駅は駅員配置駅で、待合室内に駅窓口が入っています。
昔、ここから上田丸子電鉄西丸子線が出ており、旧下之郷駅ホームが残っているほか、駅舎は上田電鉄の資料館としてイベント時に開放されるようです。
車庫では東急時代の塗装のままの1001編成が夜の運用に備えて休んでいました。
ちなみに上田駅や別所温泉駅などにはその日の車両の運用予定が貼りだされていました。
まあ、全部で5編成なので大方見当はついてしまいますが。
ここから少し歩き、保存されているあれを見に行きます。
かなり見にくいですが元東急5200系。
青ガエルの愛称で親しまれた東急5000系をステンレスにしたような車両で、ステンレスガエルの愛称がついていました。
ちなみに上田電鉄には5000系も譲渡されており、渋谷駅の前にあるあれは上田電鉄から東急に里帰りした車両です。
下之郷駅で次の列車を待っていると、朝の運用を終えた「さなだどりーむ号」がやってきました。
種車は東急1000系ですが、中間車からの改造車のため、別形式の6000系が与えられています。
運転台を取り付けたため、側面のビートが変なところで途切れていますが、派手な塗装のおかげでそんなに気になりません。
(上田電鉄 6000系6001編成 下之郷にて)
次に乗る列車がやってきました。
下之郷(10:02)~上田電鉄別所線~上田(10:19)
上田まで戻ります。
(上田電鉄 1000系1002編成 上田にて)
上田からしなの鉄道を乗り回し、長野駅で撮影した様子を後編で。
ご覧いただきありがとうございました。