△ 岐阜につながる鉄道のうつりかわり 8.揖斐線の延伸と竹鼻線の延伸
8回めのこんかいは1928年と1929年。西北方向に揖斐線が黒野から本揖斐までのびて、みなみ方向に竹鼻線が竹鼻から大須までのびる。
揖斐線の延伸
1928年12月はつか、美濃電気軌道により揖斐線が黒野から本揖斐まで延伸して全線開業となる。市内線と連絡する忠節を起点に美濃北方を経由して、西濃地区に属する黒野、本揖斐までの路線で、黒野から谷汲鉄道が分岐して、おなじく西濃地区に属する谷汲にもつながる。
竹鼻線の延伸
1929年4月ついたち、竹鼻鉄道により竹鼻線が竹鼻から大須まで延伸して全線開業となる。美濃電気軌道の名古屋本線と接続する笠松を起点に竹鼻を経由して大須までの路線だ。ちなみに、名古屋本線はこの時点ではまんだ愛知県につながっとらんくて、竹鼻鉄道と直結して、ともに岐阜県内で完結する路線だった。
これをもって岐阜につながる鉄道網が完成。ほの大部分は美濃電気軌道の路線だ。
- 岐阜につながる鉄道網(1929年時点)
(さんこう)
- 岐阜につながる鉄道のうつりかわり - あきひこゆめてつどう
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- 2018年7月18日、竹鼻線(たけはなせん)のたびをした。岐阜をしゅっぱつして名古屋本線で笠松までいって、笠松で竹鼻線にのりかえて竹鼻までいって、竹鼻のまちあるきをして、竹鼻のつぎの羽島市役所前からまた竹鼻線と羽島線で新羽島までいって、新幹線の岐阜羽島のえきをみて、おりかえし江吉良(えぎら)でとちゅう下車しながら岐阜にもどるっていうたびだ。
- 1921年、竹鼻線は竹鼻鉄道のてによって笠松から竹鼻までのあいだで開業した。この7年まえに岐阜から笠松までのあいだは美濃電気軌道の笠松線として開業しとって、こいで竹鼻のまちが岐阜につながっただ。笠松線が名古屋本線の一部となって名古屋方面とつながるのはまんだあとのことになる。この時点で岐阜からみなみ方向にのびる鉄道は、この笠松線、竹鼻線だけだった。ほの竹鼻のまちがどんなまちか、いっかいあるいてたしかめてみたかった。
- 竹鼻線は竹鼻からさらにみなみにのびた。1929年に大須まで延伸開業。大須って名古屋だけじゃなくて岐阜県にもあるだ。ほいから1982年には延伸区間のふたつめのえき江吉良から分岐して新羽島につながる羽島線ができた。ところが2001年に江吉良から大須までのあいだが廃止になる。竹鼻線の終着駅が大須から新羽島にかわったようなかたちだ。こんかい、江吉良でおりて廃線あとの一端もみてきた。路線名は竹鼻線から羽島線にかわるけど、電車の終点、新羽島までもいってきた。
- こんかいのたびをぜんぶいっぺんにけいさいするとながくなるため、前編、后編にわけた。まずは前編として、岐阜をしゅっぱつしてから竹鼻のまちあるきをするまでのようすを紹介する。
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- 一面の ゆき げしきの なか、本揖斐駅 (ほんいびえき)の あとを たずねた。
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- 名鉄揖斐線 - Wikipedia
- 名鉄竹鼻線 - Wikipedia