今回は、あれから45年 普段は穏やかな 多摩川で発生した狛江水害時の話題です。(その昔の多摩川は暴れ川と呼ばれていたとか)
1974年8月31日~9月1日にかけて台風16号の影響で多摩川の上流地域に集中豪雨が発生。
小田急線多摩川橋梁近くの下流側にある宿河原堰の影響で多摩川の左岸である狛江市側の堤防が決壊し大水害が発生しました。 今回アップした写真は堤防の一部決壊が始まった頃に撮影したものです。
小田急線の旧多摩川橋梁の橋脚が流されないか心配になるほどの異常水量がこの写真から見てとれます。
溢れんばかりの水量および激流となった多摩川橋梁 下り急行 最徐行で通過して行きました
2200形2連+2200形2連+9000形4連 登戸付近 1974.9.1.
同列車 多摩川の川崎側の堤防上付近を通過中 貸ボートも堤防上に避難
4000形変則5連の上り各駅停車 多摩川橋梁の上流側から
宿河原堰の二ケ領用水取込み口付近、今にも水が溢れてきそうな状態
右側奥の狛江市側では堤防の一部が決壊し多くの人々の姿が見えます
最終的には宿河原堰の一部を自衛隊による爆破処理で川の流路を変えましたが大変な被害がでました 対岸側が酷い状況になっています 1974.9.3.
今回は9月1日に因み、小田急線多摩川橋梁付近で発生した狛江水害に関する話題でした