JR西日本のきのくに線・ICOCAエリアについて、現在は和歌山〜海南の各駅及び、海南〜新宮の特急停車駅となっていますが、この度、海南〜紀伊田辺の全駅でICOCAエリアを拡大することが発表されました。

和歌山線に加え、きのくに線もICOCAエリアを拡大:JR西日本

概要は以下の通りです。

●新たにICOCAが利用できるきのくに線の駅:
きのくに線内の新たに15駅(※)でICOCAエリアを拡大し、和歌山駅から紀伊田辺の全駅でICOCA・ICOCA定期券が利用可能。
(※)具体的な駅名は以下の通り。
冷水浦・加茂郷・下津・初島・紀伊宮原・広川ビーチ・紀伊由良・紀伊内原・道成寺・和佐・稲原・印南・切目・岩代・芳養

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▲ICOCAエリア拡大区間
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/190829_00_icoca.pdf)より引用)

●サービス開始時期:
2020年春(予定)



詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


和歌山県内のJR線では、下記エントリーでご紹介したように、227系1000番台に搭載される車載型IC改札機により、和歌山〜五条間でのICOCAエリア拡大を実施することが既に発表されています。
参考:【JR西日本】和歌山線・桜井線への新型車両導入、車載型IC改札機によるICOCAエリア拡大を発表。227系が導入(2020年春に全て置き換え) : 阪和線の沿線から

今回は、これに加え、海南〜紀伊田辺間の駅の内、既にICOCAエリアとなっている特急停車駅を除く各駅もICOCAエリアとなるものであります。
これで和歌山〜紀伊田辺間の各駅がICOCAエリアとなることから、ICOCA定期券の発売も実施されることとなり、きのくに線沿線の利用者の利便性も向上するものと思われます。

和歌山線では、227系に搭載される車載器によるICカード対応となりますが、今回のきのくに線は、全区間で223系・225系の4両編成の列車も運行されることから、車載機ではなく、駅にカードリーダーを設置するものと考えられます。

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▲きのくに線・紀伊内原駅(2019.8.22)
この駅でも来春からICOCA等の交通系ICカードが利用可能となります。


今年度には、和歌山県内の路線バス事業者でも交通系ICカードが導入される計画で、和歌山県の事業が実施されることも、過去にはご紹介しました。
参考:2019年度にも和歌山県内の路線バス事業者に交通系ICカード導入か。和歌山県当初予算知事査定の事業説明で明らかに。 : 阪和線の沿線から

今後、県内の路線バス事業者から、交通系ICカード導入の発表もあり得るものと思われます。
来春には、交通系ICカードで、シームレスに県内を移動できる、そんな姿がここ和歌山でも広がるのかな、と思うと、嬉しい次第でありますし、順次そんなニュースをこのブログでも逐次ご紹介していきたいと思います。



●関連ニュースサイト:
きのくに線でICOCA利用可能エリアを拡大、JR西 - 鉄道コム



●関連ブログ:
wap ONLINE:JR西日本、きのくに線紀伊田辺以北は全線がICOCAエリアに



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