▲刻一刻と引退の瞬間が迫りつつある700系C編成

 

本日8月28日から、東海道新幹線における700系の定期運用が1往復にまで減少しました

東海道新幹線とは別に、山陽新幹線を走る「ひかり」441・444号(新大阪~博多)がJR西日本所属のB編成で運行されていますが、これを合わせてもたったの2往復しかありません

 

300系が引退した時は、ダイヤ改正までそれなりの本数を維持していたような気がしますが、700系の淘汰が想像以上の速さで進んでいます

また、今日付けでC51編成が浜松工場へ廃車回送されたため、残るC編成はC50,C52~54の4編成のみとなります

 

このペースで廃車が進むと、JR東海所属のC編成は、20年春のダイヤ改正を待たずして引退の時を迎えることになりそうです

この様子だと、C編成についてはさよなら運転も行われず、ひっそりと姿を消すのではないでしょうか?

 

JR西日本所属のB編成については、まだ6編成が残存しているので、さよなら運転についてはこちらの編成が使用される可能性が高そうです

なお、16両編成の700系(B・C編成)については、上述のように数を減らしていますが、8両編成のE編成(レールスター)については全編成が現役を貫いていることから、まだしばらくは同車の活躍を見ることができます

 

700系C編成の引退で、幕式の行先表示板を備えた新幹線車両が消滅するほか、B編成の引退によって新幹線から喫煙車と和式便所(※)が消滅することになります

特に、新幹線から喫煙車が消滅することは、日本に鉄道史上において、エポックメイキングな出来事として将来に渡って語り継がれるのではないでしょうか?

 

最後になりましたが、19/08/28時点における700系の全定期列車の時刻を書き起こしておきます

東海道新幹線と山陽新幹線の上下列車を合わせても、700系の定期列車はこの5本しか残っていません

 

◆下り

「ひかり」441号:新大阪06時03分発→博多09時23分着(B編成)

「こだま」683号:東京19時26分発→新大阪23時26分着(C編成)

 

◆上り

「ひかり」444号:博多20時51分発→新大阪23時32分着(B編成)

「こだま」636号:名古屋08時34分発→東京11時16分着(C編成)

「こだま」696号:新大阪21時33分発→名古屋22時35分発(C編成)

 

 

※500V編成及び700系E編成の和式便所は、インバウンド観光客対策で順次洋式化される予定