撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

広島電鉄 広電本社前(2019.7.30) 旧神戸市電 1156 ハノーバー号 入庫

2019年08月27日 22時56分30秒 | 路面電車
7/30に、広島電鉄 広電本社前電停付近で旧神戸市電1150形が入庫する光景を撮りました。
1150形は、神戸市電で1955~56年に初のPCCカーとして8両が登場しました。
当時、各地の路面電車ではPCCカーと呼ばれる、騒音や振動が少なく、高い加減速性能を持っていた高性能車両の導入が行われていました。
しかし、路面電車の斜陽化、保守点検の煩雑さから一時的なブームで終わりました。

せっかく導入した1150形ですが、故障などの影響で活躍しないまま吊掛車に改造されて、技術的には後退してしまいました。
1968年には7両がワンマン化改造され、ワンマン改造されなかった1両とともに1971年の神戸市電全廃まで活躍しました。
同年にワンマン改造された7両が広島電鉄に譲渡され、1981年には方向幕の電動大型化、1983年には冷房改造されました。
しかし、他の車両に比べて出口が狭いことによる乗降しにくさ、収容力、パワー不足の課題もあり、1998~2003年に6両が引退しました。
2001年に事故廃車になった旧神戸市電1105号を引き継いで2代目のハノーバー号になり、朝ラッシュを中心に運用されています。

1枚目は、広電本社前電停から日赤病院前電停側で停車中の1156です。
1156は、広電本社前電停の1つ手前の日赤病院前が終点の0系統として区間運用され、そのまま回送として来たため、表示幕は0系統 日赤病院前になっています。



2枚目は、入庫用信号が変わって千田車庫に向かう1156が渡り線に差し掛かった光景です。



3枚目は、千田車庫へ向かって道路を横断している1156です。



4枚目は後追いで、千田車庫に入庫した1156です。



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