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ここ最近ずっとKATOのクモハ12をいじってます。基板をNext18仕様のExpBoardにして、
デコーダーをLokSound5microにしたおかげで色々ギミックを仕込めるように
なりましたので、やる気があるうちにやってしまおうかと。

今回はその中でもちょっと大掛かり。パンタグラフをサーボモーターで自動昇降させる
ようにしてみました。サーボの制御機能だけはLokSound5デコーダー側に標準で搭載
されているのですが、電源は別に用意する必要があります。また、当然ながらパンタを
昇降させる機構は自作しないといけません。
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というわけでこんな風にしてみました。パンタの自動昇降自体は既に色々な方が
実現してますし、元々そういう機能のある完成品も販売されてます。なので昇降させる
仕組みはそれらを真似してみる事にして、実際の製作は手持ちのプラ材や、サーボに
付属していたサーボホーンなどを利用して自分なりに作ってみました。まぁ、特に寸法を
測って設計したわけでもなく、現物あわせで適当に組んでるので仕上がりは不恰好ですが、
とりあえず動作します。
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本当はもっと簡単に、パンタグラフのシューのところをワイヤーなどで引っ張るだけ
にしようかとも思ったのですが、仕組みが簡単な反面引っ張るためのワイヤーが
パンタグラフの中心から垂れ下がる事になり目立ってしまいます。そのため今回は
ちょっと複雑でもパンタグラフのアームを直接稼動させる仕組みを選択しました。
ぱっと見た感じではどう動いてるのかわからない辺りが良い感じです。
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もちろんこのままの状態では機構部もサーボもボディに干渉するので、ボディ側の
天井に一部穴を開けて動作できるスペースを確保しました。天井部分を覗き込まない限り
外から見えない位置になっていますので、やろうと思えば、後述の電源ICも含めて屋根と
ボディの天井部分の隙間を利用して外から見えないようにサーボ関連機器を設置する
ことも出来そうな感じです。
まぁ、今回の場合はどちらにしろスピーカーで大半の車内は埋まりますが。
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車体側にはサーボを動作させるための電源ICを積み込みました。
前回出力が5vのを用意してしまいましたが、HK5320というサーボの仕様に合わせて
3.3vのを改めて用意。 どうせ車内は既に半分スピーカーで埋まってるので今更目立たない
ようにとか考えなくてもいいや、とそのまま床板に設置し、床板に配線用の穴を開けて
基板に接続しました。床板がもう色々穴だらけですね。
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コネクタにサーボを接続して、組みなおして動作チェック。無事に割り当てた
ファンクションキーの操作で自動でパンタグラフが昇降するようになりました。
これで、やってみたかった事がまたひとつ完成です。次は何を搭載してみましょうかね?