8月12日(月)

いよいよ最終日。

富良野、美瑛を回ってから飛行機で羽田に帰ります。

 

朝は前日と同じ時刻に名寄駅へ。

反対方向の列車に乗ります。

 

 

名寄(7:47)~JR宗谷本線~旭川(9:21)

そこそこの乗車率で発車。

高速化がされているからか、かっ飛ばしていきます。

キハ40でこの速度が体験できるのはなかなか無いのではないでしょうか。

しかし三浦綾子の小説で有名な塩狩峠の付近では相当ゆっくり進みます。

さすがにキハ40には厳しいでしょうか。

 

旭川運転所にはラッセルヘッドが大量に留置されていました。

 

 

(JR宗谷本線 キハ40-1736 3320D 旭川にて)

 

旭川駅に到着。

ここから美瑛へ向かいます。

 

1番線には「富良野・美瑛ノロッコ号」が停車中。

今季から機関車やヘッドマークのデザインが変更されました。

 

 

 

 

機関車のDE15にはラッセルヘッドとの連結器が普通の連結器の他に3つ付いてます。

関東ではなかなか見られないものです。

 

 

 

客車は3両編成。

 

1号車はオハテフ510-51。

こちらは指定席です。

 

 

 

ノロッコらしく亀のキャラクターが描かれています。

 

 

 

2号車はオハテフ510-2。

釧路からやってきた車両です。

 

 

3号車はオクハテ510-2。

運転台がついている車両で、富良野方面へ向かう場合はこちらに運転士が乗り込み、後ろからDE15が押すかたちになります。

 

 

ちょっと車内に乗り込んでみます。

 

 

屋根は骨むき出しで風っこと同じような風景です。

 

 

このノロッコ号は見送り、次の列車でラベンダー畑駅へ行くことにします。

 

待っている間に「特急オホーツク2号」がやってきました。

1両増結の5両編成。

 

(JR石北本線 72D キハ183系 旭川にて)

 

旭川(10:29)~JR富良野線~ラベンダー畑(11:32)

ここから乗るのは「ふらの・びえい号」。

今年から普通列車扱いになったようです。

 

 

キハ183系の3両編成の全車自由席で、富良野方からキハ183-1555、キハ182-507、キハ183-1501。

特製のヘッドマークと方向幕。

 

 

 

停車駅は「富良野・美瑛ノロッコ号」と同じで、旭川駅を出ると美瑛駅まで停まりません。

 

途中千代ヶ岡駅で行き合いのため運転停車。

 

日本語、英語、中国語の案内放送があるのですが、キハ183に自動放送装置などという代物を積んでいるわけもなく、タブレットから流れる音声を車掌さんがマイクを当てて放送していました。

 

 

1時間ほどで夏期のみ営業する臨時駅であるラベンダー畑駅に到着。

 

(JR富良野線 キハ183 9451D ラベンダー畑にて)

 

 

ラベンダー畑駅は夏になると現れる駅で、営業が終わると解体されてしまうため板張りのホームで仮設感丸出しです。

 

 

 

 

普通列車はとまりません。

 

 

 

 

ここはファーム富田の最寄り駅で、歩いて5分ほどで着きます。

 

 

 

ラベンダーの時期は過ぎてしまっていましたが、それでも観光客でとても賑わっていました。

 

 

 

 

ラベンダーを使った食べ物なども豊富にあり、ソフトクリームを食べました。

 

 

と、ここまで15分程で見て回り、観光終了。

急いでラベンダー畑駅に戻ります。

 

ラベンダー畑(12:15)~JR富良野線~美馬牛(12:39)

先ほど見た「富良野・美瑛ノロッコ号」に乗ります。

 

 

ここでの降車がかなりあり、一気に車内が空きます。

 

途中の上富良野駅では下り列車と交換。

 

(JR富良野線 729D キハ150-8 上富良野にて)

 

美馬牛駅に到着です。

 

 

(JR富良野線 9432列車 美馬牛にて)

 

 

美馬牛駅で降りた理由は特になく、降車駅を増やしたかったから。

あたりをプラプラしてみましたが、めぼしいものもなく、四季彩の丘は遠すぎて戻ってこられないので諦め、次の列車を待ちます。

 

美馬牛(13:18)~JR富良野線~美瑛(13:28)

ノロッコ号との行き合い待ちのため10分ほど停車。

乗車したのはキハ183-1501。

サロベツ用に改造された車両で、コンセントが付いています。

運転開始されてから話題になっていましたが、この車両はとてもピカピカですキラキラ

 

 

 

 

(JR富良野線 キハ183 9452D 美瑛にて)

 

 

美瑛駅では少し時間があるのでお昼ごはんタイム。

「らーめん八海 びえいの丘」で正油ラーメンをいただきました。

家族連れや外国の方々で賑わっていました。

 

 

お腹を満たし、今度は富良野駅へ向かいます。

 

美瑛(15:10)~JR富良野線~富良野(16:02)

 

 

下り列車は客車側が先頭になり、前面展望が楽しめます。

 

 

 

客車特有のガクッとした動き出しで出発。

こちらはとても静かで後ろからDE15の咆哮が聞こえるというなかなかない体験でした。

 

 

ラベンダー畑駅は相変わらずの混雑。

 

 

次の中富良野駅でも乗ってきてほぼ満席に。

 

 

根室本線と合流して終着の富良野駅に到着。

「ノースレインボーエクスプレス」と並びました。

 

(JR富良野線 9435列車 富良野にて)

 

可愛らしいフォントの「ノロッコ」

 

 

この後すぐに旭川にむけて出発していきました。

 

 

北海道のへそ、富良野駅。

ここから「フラノラベンダーエクスプレス」に乗って札幌へ向かいます。

 

 

文字数が多いので「フラノラベンダーエクスプレス」がきつそうです。

その上の「東鹿越」の行き先も早く「新得」に戻ることを願うばかりです。

 

富良野(16:02)~JR根室本線・函館本線~札幌(18:46)

ここから乗るのはキハ183系5200番台「ノースレインボーエクスプレス」。

 

 

 

北海道のジョイフルトレインの末っ子です。

一緒にフラノラベンダーエクスプレスで活躍してきた「クリスタルエクスプレス トマム&サホロ」の引退が発表されたばかりで、こちらもいつ引退してしまうかわかりません。

 

方向幕は無いのでドアの部分にシールを貼って対応しています。

性格上中国語にも対応。

プラグドアなのでドアが開いていても見えます。

 

 

1両ずつ見てみましょう。

 

札幌方5号車はキハ183-5201

 

 

4号車はキハ182-5201

 

 

3号車はキサハ182-5201

この車両は2階建車両で上階は普通の座席、下階はフリースペースになっています。

上下方向でアプローチが違うおもしろい構造の車両です。

 

 

 

 

 

2号車はキハ182-5251

 

 

富良野方1号車はキハ183-5202

 

 

3号車を除いて全車ハイデッカー車両で、階段を上った先に座席があります。

 

 

通常の窓に加えて天窓もついていて申し訳程度の網棚があります。

一応荷物置き場があるので大きい荷物はそちらに置くしかないです。

 

 

今回取った座席は5号車1番B席。

前面展望ばっちりな座席です。

 

 

いよいよ出発!

 

富良野駅を出るとすぐに島ノ下トンネルと、それに続く滝里トンネルを通ります。

2つのトンネルはスノーシェルターでつながれており、長さは合わせて8キロを超える長大トンネルです。

 

 

野花南駅では下り列車と行き合いのため運転停車。

 

(JR根室本線 2431D キハ40-708 野花南にて)

 

最初の停車駅の芦別駅はうとうとして見逃し。

そうこうしているうちに函館本線と合流して滝川駅に到着。

 

 

ここからは架線の下を走ります。

速度を上げて走り、途中岩見沢駅に停車。

 

千歳線と合流。

 

 

終着の札幌駅が見えてきました。

 

 

2時間弱の前面展望の旅はあっという間に終了。

 

(JR根室本線・函館本線 キハ183系5200番台 7044D 札幌にて)

 

札幌(19:05)~JR千歳線~新千歳空港(19:42)

最後の鉄道の旅は「快速エアポート190号」。

ちょっと贅沢して指定席「uシート」に乗りました。

 

 

帰宅ラッシュの時間にゆったりと乗車できるので520円払うだけのことはあります。

千歳や南千歳あたりで降りる人もいました。

 

(JR千歳線 721系 3972M 新千歳空港にて)

 

飛行機にのるまで少し時間があるので空港で晩ごはん。

「石狩鮨」。

この見た目でおいしくないわけがありません。

 

 

新千歳空港(20:35)~羽田空港(22:15)

帰りの飛行機はANA4736便。

AIRDOとのコードシェア便で、AIRDOの機材による運航でした。

 

いざ乗り込んでみると半分にも満たないほどの搭乗率で、ゆったりとできました。

 

ちなみに行きの便でもそうでしたが、ドリンクサービスの紙コップがNHKの連続テレビ小説「なつぞら」とコラボレーションしたデザインでした。

 

 

(ANA4736便 新千歳空港にて)

 

長かった旅もこれにて終了。

今回もいろいろ楽しい旅ができました。

 

ご覧いただきありがとうございました。