今では通勤型電車にも冷房装置の取付けは常識となっていますが、小田急での正式な導入は1971年の5000形3次車からとなりました。隣を走る京王線に遅れること3年。
正式導入に先立ち1968年から3年間、2400形HE車の小田原方2478号車に集約分散式冷風冷房装置5台を取付け実用試験を実施。
車長16mに8000kcal/hの装置が5台とあってよーく冷えてました!
今回はその通勤冷房試験車2400形HE車2478号車をアップします。
多摩川橋梁を渡る青黄塗装時代の2478 下り各駅停車 登戸
車長16mのTc車の屋根上には装置がびっしり 登山線小田原付近
上り急行HE×2の8連 夏とあって2478は特に混んでました! 向ヶ丘遊園
上り各停 高架化前の本厚木駅にて 今では信じられない寂しい感じの駅でした・・・
多摩線で細々と最後の活躍をする2478 (五月台辺りかと?) 1985年撮影
撮影したこの年の11月30日付で廃車となりました
最後は、箱根・江ノ島急行で活躍する雄姿を!!! 新百合ヶ丘~柿生
今回は小田急の通勤型車両冷房化の第一歩となった冷房試験車2400形2478号車の話題でした。