いまさらながらBトレにハマる

ショーティーの模型を緩く楽しんでいます。東北新幹線開業前夜の特急電車群を見て育ち、90年代はカメラを持ってジョイフルトレインを追いかけました。集める模型も上野口から東北、上信越方面が多めです。※記載内容の全ては一個人の意見ですので所属している団体の見解とは無関係です。

【Bトレ改造】スロ62

往年の上野駅の夜行急行はスハ43や12系に、10系寝台車や荷物車が混結され、実に模型的に魅力ある編成だったようです。実物を見たことはないのですが、、、。
その中でも特に気になる存在がグリーン車です。

旧型客車の形式体系はいまだによく分からないのですが、60番代を名乗っているのは木造客車を鋼体化改造されたグループのようです。
wikiを読んでざっくり理解したところだと、戦後まもなく起きた八高線の事故では、木造車体により大きな被害が出たそうで、これを改善するために大量の木造車体を鋼体化改造したようです。その中でも「オハ61」はスハ43と同等の車体を新製して台枠に載せたもので、「Bトレ的にはほぼ同じ」のようです。その後1960年ごろにリクライニングシートを装備した「特ロ」並みの設備に改造されたのが「オロ61」で、それをさらに低屋根化して冷房化したのが「スロ62」のようです。

特ロ並みの客車グリーン車は、10系客車グループのナロ10→オロ11(低屋根化・冷房化)や、当初より特ロとして製造されたスロ50〜54などもあり、なかなか全体の把握ができていませんが、冷房化されたスロ62は改造後経年の若さや両数の多さもあり、晩年の上野口の急行に集結しました。さらに余剰となってくるとお座敷改造され、スロ81としてJR化後まで生き残りました。最後の水戸の「ふれあい」は、しっかり見ておけば良かったです、、、。

Bトレユーザー的に大事なのは、形態が似ているオロ11が製品ラインナップしていることです。
当鉄道でも、長らくこれで代用してきました。下の写真が両者の違いです。

写真右が製品のオロ11、左が今回改造したスロ62です。

オロ11は10系客車の軽量構造が災いし、引退は早かったようです。

比べてみると10系特有の窓の大きさやウインドウシルの無さが目立ちます。上記のようにスハ43的な武骨なボディの面影を残したスロ62は、なんとなく上野駅の風景に似合います。


改造は、中古屋で見つけてきたグリーンマックスのものを縮めました。タネ車がスロ62ではなくスロ81?あたりと思われ、車端部の窓が埋められてますね、、、。
改造の経緯から、シートピッチと窓が合ってないとのことですので、余っていたリクライニングシートを塗装して載せました。3列シートなのはご愛嬌で、、、。
また、室内表現の際にむしろ大事なのは「内壁の色」な気がしています。窓を避けてクリーム色の折り紙を貼っていったところ、往年の国鉄感が増してくれました。



上野駅のヌシ的車両が増備されましたので、様々な急行列車の編成を楽しみたいと思います。


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