2019年8月10日と11日、門司港の九州鉄道記念館で「鉄道の祭典~夏休みイベントin九州鉄道記念館」というイベントが行われ、その目玉企画として「EF81 303号機とコンテナ車の展示」というものがありました。
EF81 303号機はJR貨物の所有。300番台唯一の現役機で、車体外板がステンレスの無塗色なことから「銀釜」の愛称で親しまれてきました。
その機関車が今回門司港駅横の九州鉄道記念館で展示される…
現在鹿児島本線における定期貨物列車の設定は北九州貨物ターミナルまでとなっているため、門司港駅にJR貨物の機関車やコンテナ車が乗り入れることは大変珍しいことなのです。
ということで、今回見に行ってみました。
8月10日9時30分すぎに門司港駅に到着。リニューアルしてから訪れるのはこれで2度目です。
さっそく九州鉄道記念館へ向かいます。
入場して待っていることしばらく。見学が開始されました。
見学は、まず撮影の方と親子連れの記念撮影の方とに分かれ、撮影は6名ずつ3分交代というやり方。
私の番が来るまでしばらく待機です。
太陽に照らされ銀色の車体がぎらりと光ります。今回のためにJR貨物の方が磨いたそうで…
なんと「カートレイン」のヘッドマークを掲げていました。
カートレインとは、国鉄末期~JR初期にかけて運行された列車で、乗客と自家用車を同時に運ぶという列車でした。
このヘッドマークが機関車に取り付けられたのを生で見たのは初めてです。
このときはちょっと逆光気味だったので午後にもう一度撮り直してみました↓
ちなみに反対側にはスーパーライナーのヘッドマークが。高速貨物列車Aの愛称らしいです。
さらに隅々を観察(あまり時間はありませんでしたが)
続いて、コンテナ車の方へ。
なんだか骨組みだけのようなコンテナが…
これはスケルトンコンテナといって荷役作業の訓練に用いるのだそうで。
その横には通常のコンテナの中にどのように荷物が詰め込まれているか、コンテナを開けて展示してありました。
天井まで積むんですね…
さらにその隣では実際にコンテナに入ることができました。
鉄道歴十数年の私もコンテナに入るのは初めてです(笑)
中は…案外広い!
古いコンテナが倉庫として売れるのも頷けます。
コンテナの扉の隙間から後ろを…
貨車からの後方展望なんてなかなかないですよね(笑)
普段は門司港にやってこないEF81 303号機とコンテナ車。
今回の企画でじっくりとその姿を観察することができました。
貨物車両はなかなか知る機会も少なく、興味の対象から外れがちですが、改めてその魅力を知ることができたことが今回の展示の大きな収穫です。
それでは、今回はここまで。次回は九州鉄道記念館のその他の展示についてご紹介します。