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今日は大阪で「なにわ淀川花火大会」が開かれます。
関西有数の規模でPL花火(正式名:教祖祭PL花火芸術)と並んで非常に人気のある花火大会です。
あがる、あがる、花火、
花火はなにに、
やなぎと毬に。
消える、消える、花火、
消えてはなにに、
見えない国の花に。
金子みすゞさんの「花火」という詩です。
一瞬の閃光を残して闇に消えてゆく花火が、「消えて何になる?」と考えたことはありませんでした。
消えて見えなくはなったけれども、存在しなくなったわけでは無い、と考えることは素敵なことかもしれません。
今は離れている人との絆であったり、亡くなった方との思い出であったり。
お盆も近いことですので、消えた花火は、今は会えなくなった方へ、此岸から彼岸へ贈る花と思う事も悪くないかと思います。
本日ご紹介したいBトレインショーティーは、残念ながら淀川花火の会場近傍は通らないこちらの車両でございます。
京阪電気鉄道 2400系 旧塗装 更新後 です。
旧塗装、という割には新しげな車両です。
一見そう見えるかもしれませんが、実は結構な歴史を誇る車両です。
関西地区の通勤型車両で、初めて冷房装置を搭載したのが、この京阪2400系です。
日本全国で見ても、通勤型車両としては京王5000系に続く実績だそうです。
生まれは1969年。今年で御年50歳になる古強者です。
関西私鉄には、古い車両をリノベーションしながら使い倒す、というドケチ素晴らしい文化があります。
その好例がこの2400系です。
登場時の姿は標識灯は角1灯で方向板式ですが、車体更新工事を行い標識灯は2灯に、方向幕も設置され、登場時と比べ別人になっております。
また、京阪の旧塗装である緑濃淡塗装は美しく、個人的には深緑と白の現行塗装よりもこちらの方が好ましく感じます。
1969年から1970年にかけて製造された42両は今でも支線転出することなく、本線系統で全車現役を続けています。
京阪2400系は、Bトレだけでなく、実車でもまだまだ現役を続け、元気な姿を見せてくれそうです。
ただ、京阪の恐ろしいところは、この2400系が最古参ではなく、5歳年上の2200系がまだ本線エリアで現役という所でしょうか。
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