東村山の保存車
久しぶりの保存車巡拝。
今回は東村山の公園内にあるSLです。
つい先日、↓のような記事が出ていたので、気になり、訪問してみました。
https://www.sankei.com/region/news/190803/rgn1908030019-n1.html
公園自体も造成されてから、かなり時間がたっており、各施設ともにくたびれているように見えましたが、SLは確かにかなり悲惨な状況でした。
遠目に見ても、「保存」とはいいがたい状態。
近づくとさらに可哀想な状態で、ナンバープレートもありません
キャブのなんっバープレートは残っていました。
684号機は吹田に配属の後、秋田、長町、滝川と、どんどん北へ行き、北海道で廃車になったようです。
昔は運転台にも上れたようです。
ここまで放置してしまうと、修繕しようにも多額になりますし、保存蒸気機関車共通のアスベスト問題もあり、市の解体判断もやむをえない判断かもしれません。
ここへきて保存運動も始まっているようですが、
http://tomo-jrc.cocolog-nifty.com/tetsu/2019/07/post-68adc9.html
残念ながら、時機を逸しすぎた感が否めません。
保存当時は全国的なSLブームであり、公園の目玉の一つになりえたのでしょうが、東村山という地に、縁が薄いSLでは地元の方の関心も薄れてしまうのは仕方のないことかもしれません。
鉄道に限らず、過去の産業遺産の保存は、やはり地縁のあるところで、由縁のある方々の協力がないと、難しいと改めて感じました。