幌加内町母子里は深名線北母子里駅があったところですが、駅跡には行きません。
母子里といえば1978年2月17日、日本の最低気温である-41.2℃を記録したところ。
それを記念して作られたのが『母子里クリスタルパーク』です。
敷地はなかなか広いぞ。
管理棟を中心に最低気温のモニュメント(クリスタルピークス)、パークゴルフ場、
コンテナを利用したカフェ(コンカフェ)、カタクリやエゾエンゴサクの群生地などがあります。
管理棟内には寒さに関する展示の他、『日本最寒地到達証明書(100円)』も発行しています。
この証明書、管理棟の窓口にごそっと置いてあり缶の貯金箱に100円を入れるもの。
ご希望者は100円玉を用意してから行ってくださいね。
さて母子里地区、当然のように住民は41名と少ない。
ですがそんな集落に似つかわしくない立派な建物があります。
・北大北方生物圏フィールド科学センター雨龍研究林
・北大低温科学研究所融雪観測室
北大の立派な建物が集落の中心にドンと構えています。
研究林には宿泊施設がありその定員は46名で住民の人口より多い(研究等の目的者のみ利用可)。
母子里は低温で豪雪地、さらに盆地なので寒暖差が激しい。
北大はそこに目をつけ、かなり前からここに研究施設を設けていました。
その北大の施設で記録されたのが日本最低気温なのでした。
この施設がなければ日本最低気温の記録は1902年に旭川市で観測された-41.0℃になっていた。
公式記録は旭川で、非公式記録は母子里です。
公式とか非公式とか面倒くさいですね。
※母子里で最低気温を記録したこの日、滝上でも歴代最低気温1位(-35.2℃)を記録しています
また非公式の最低気温記録は他にもあります