「近鉄12200系」は、1969(昭和44)年に登場した特急形電車で、車内に軽食コーナーが設けられたことから「スナックカー」と呼ばれました。

 その後、1977(昭和52)年からはスナックコーナーが撤去されるなどの更新が繰り返され、現在も運用されています。

 Nゲージ鉄道模型では古くからグリーンマックスがキット化していましたが、キットの常として、美しく完成させるにはそれなりの技術が必要でした。

 現在は、そのグリーンマックスから2両、4両、6両編成で完成品が発売されています。

 初期車から更新車、M車付きからT車のみまで多くのモデルがラインナップされていますので、根気よく探せば自分好みのモデルが見つかるでしょう。

 私が今回入線させたのは、今年(2019年)の4月に発売された「 近鉄12200系スナックカー(未更新車・車販準備室付き)2両編成セット(品番 30828)」です。
 トミックスの「近鉄30000系ビスタカー」と併結して楽しむのが目的なので、T車のみの2両編成となります。



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 2両セットなので、グリーンマックス独特のVHSビデオケース(笑)です。
 黒地に白の線画も悪くありませんが、どうせなら車両のカラーを表現したらいいのになぁ、とも思います。



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 グリーンマックスの中敷きは、マイクロエースのウレタンのように硬くないので、私はこちらの方が好きですね。



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 写真右の前パンタが、実車では電動車になる「モ12200」、写真左が実車では付随車になる「ク12300」です。



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 ヘッドライト点灯。
 このモデルでは、特急マークは羽根型のものが取り付けられています。

 このマーク、クラシカルで大好きです。



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 テールライト点灯。

 

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 連結面。
 デフォルトのアーノルトカプラーの車間はこんな感じ。



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 「KATOカプラーN JP」に換装すると、若干の車間短縮効果があります。

 また、このモデルでは「ク12300」のトイレ窓は白い塗装表現です。
 他の品番では、大小の白い窓シールを貼るモデルもあります。
 


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 ボディを外すと、こんな感じです。



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 グリーンマックスのモデルらしく、多くの種類のシールがセットされています。



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 こちらは車番のインレタですが、貼る予定はありません。
 ・・・ものすごーく苦手なものですから。
 (>_<)



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 屋根上に付属パーツをセットしたところ。



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 私の運用では、「モ12200」は編成の先頭か最後尾になりますので、列車種別と行き先のシールを貼りました。
 行き先は「賢島」です。



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 テールライト点灯。

 大型の前パンタが実に良いです。
 (^_^)



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 「ク12300」は、トミックスの「近鉄30000系」と連結するために、ダミーカプラーをTNカプラー(品番 JC25)に換装しました。
 「JC25」は2段電連なので、下段の電連部分をカットする必要があります。

 また、こちら側は必ず「30000系」と連結する側になりますので、行き先等のシールは貼りませんでした。



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 購入までは若干の迷いがありましたが、実際に入線させてみると、実にカッコイイ電車です。
 「30000系」とは顔つきが違うのもいいですね。