比叡山への鉄道アクセス(八瀬からのケーブルカーとロープウェイ)

記事上部注釈
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比叡山は古くから有名な信仰の地です。その比叡山は鉄道でアクセスすることができます。また、その鉄道はケーブルカーとロープウェイという特殊なものです。実際に乗ってその様子を見てみましょう。

写真1. ケーブルカーから見た景色

ケーブルカーに乗る

ケーブルカーのケーブル八瀬駅までの徒歩アクセス

叡山電車の終点である八瀬比叡山口からすぐの場所にケーブルカーの八瀬駅があります

図1. 八瀬比叡山口(地図下側)とケーブル八瀬駅(地図上側)の位置関係(googleマップから引用)

すぐといっても、ちょっと歩きます。また、山のふもとにありますから、坂道です。

写真2. ケーブルカーの駅までの美しい道中

写真3. ケーブルカーの駅までの美しい道中

このような美しい道中(写真2-3)を堪能して、ケーブルカーの駅に到着します。

ケーブル八瀬駅

写真4. ケーブル八瀬駅の正体

ケーブル八瀬駅が見えてきました。平日は30分間隔の運転ですので、注意したいものです。

ケーブルカーを堪能する

では、ケーブルカーに乗ってみましょう。

写真5. ケーブルカーの車内

ケーブルカーの車内です(写真5)。急な坂を行くので、車内も階段があります。これはどこのケーブルカーでも共通でしょう。

写真6. 上り勾配を行く

ケーブル八瀬駅を出た場面から上り勾配が始まっています(写真6)。

写真7. 上り勾配を行く

このように上り勾配が続きます(写真7)。ここで、ロープが1本しかないことを覚えておいてください。

写真8. 山を下る電車とすれ違う

途中区間で複線になり、ここで両方向の車両がすれ違います(写真8)。ただし、私の乗っている車両も、対向車両もモーター音はしません。

写真9. 上り勾配を行く

すれ違う前とは異なり、ロープが2本になりました(写真9)。これは、ケーブルカーが山の上からロープで吊り下げられているためです。このロープが切れたら…、そんなことは考えないことにしましょう。このロープが動いているので、モーター音がしないのです。では、架線から電気をとるのはなぜ?これは、車内の照明などのための電気なのです。

写真10. ロープが格納されている

山頂側のケーブル比叡駅です。この駅にロープが格納されていることがわかります(写真10)。

写真11. 車両を横から見てみる

この車両を横から見てみましょう。やはり、傾斜に合わせて車両も斜めになっています(写真11)。

ロープウェイを堪能する

ここでロープウェイに乗りかえます。ただし、駅どうしは非常に近く、徒歩1分くらいです。

写真12. 山中の乗りかえ通路

ケーブルカーの駅とロープウェイの乗りかえ通路です。ちょっとですが、景色が広がります(写真12)。

叡山ロープウェイの車両

写真13. ロープウェイの車両がやってきた

叡山ロープウェイの車両

写真14. ロープウェイの車両がやってきた

ロープウェイの車両がやってきました(写真13-14)。ロープウェイはロープから車両が吊り下がっています。そのため、モーター音はしません。

叡山ロープウェイの車両

写真15. ロープウェイの車内

ガラガラの車内です。これでは採算が取れそうもありません。車内そのものは、一般的なロープウェイと同じです(写真15)。シーズン時は稲佐山のロープウェイのように混むのでしょうか。

発車しました。せっかくなので、美しい景色をご堪能いただきましょう!

写真16. 山中を走る

写真17. 山中を走る

写真18. 山中を走る

写真19. 山中を走る

ロープウェイは山に多くある交通機関です。スキー場にもありますよね。4月中旬とあってはあまり緑も多くなく、やや殺風景な景色が広がります。このような場所を訪れるにはやはり夏が良いのでしょう。

写真20. 比叡山頂駅に到着!

終点の比叡山頂駅が近づいてきました(写真20)。ロープウェイはロープに吊り下がっている乗りものです。当日の風向きなどで微妙に場所が違いますし、やや揺れます。その揺れがあって駅に進入するので、「ゴン」と音がしました。別に心配することはありません。

写真21. 比叡山頂駅の終点

ケーブルカーとロープウェイのまとめ

ケーブルカーの全長は1.3km、ロープウェイの全長は486mと両者合わせても2.0kmもありません。本当であれば、これらを1本の輸送機関にまとめたほうが効率的でしょう。ただし、ケーブルカー敷設路線はほぼ一定の勾配、ロープウェイの沿線はそこまで勾配が激しくないという違いがあります。

ロープウェイの比叡山頂駅は比叡山で有名な観光名所である「延暦寺」からは遠く、バスを利用する必要があります。この乗りつぎが悪く、延暦寺を利用する人の多くは自家用車を利用する傾向にあります。また、ふもとを走る叡山電車との連絡もあまり考慮されていません。京都市中心部から利用するには叡山電車-ケーブルカー-ロープウェイ-連絡バスのリレーとなりますから、全区間を通しで利用する人に考慮したダイヤにするとともに、ロープウェイの駅とバス停の距離を縮めるなどという施策を行うことで、より延暦寺に行きやすいシステムを形成してもらいたいものです。

そして、日常ではなかなか乗らないケーブルカーとロープウェイを多くの観光客が堪能して、京都観光のスパイスとして楽しみたいな、とも思った小旅行でした。

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