国道16号消失点への旅・富津編
こんばんは。自主出張なんてやったので結局出かける前のUPができず、1週間開いてしまいました。
国道16号線、前回、横須賀へ行ったので今回は富津です。謎の多さはこっち方があるんですよ。
しかし、富津は遠い。木更津の自衛隊専用線跡を書きましたが、本当は廃線物を書くために行ったのではなく、富津岬が目標だったんです。木更津遠い。っていうか内房方面全体的にJR不便すぎです。
もしかして木更津方面って、川崎からバスで東京湾を渡った方が早い?
その話題ではなくR16。千葉市をバイパスでパスした後、R357と合流して臨海工業地帯を通過し、君津へ向かいます。
ここからが謎なのです。少し古い地図だと、そのまま海岸に近いバイパスがR16だったのですが、いつのまにか内陸を通る旧道の方が指定されています。
道路の性質を考えれば、工業地帯の広いバイパスが指定されるはずなのにです。
そのバイパスは内陸に進路をとり富津市でぶつかるのですが、その進路も謎ですが、木更津から乗ったバスが、のどかな田舎道を走ってたのでどの道を走って富津まで来たのかわかりません。
富津側の消滅の仕方は、観音崎よりも唐突です。
愛宕神社のあたりでバスを降りてR16を歩いて行くと、「富津」という交差点があります。
R16はそこで消滅しているのです。横須賀側の様な道路境界線標識もなく、まっすぐ進むと県道255号富津公園線に自動的に道はなります。ここは海岸に出る路地があるのですが、その道は国道ではなく港に向かう路地でした。
つまり国道16号線は富津と走水の東京湾を渡る区間は、地図に実線や点線もない存在しない区間ということになります。
存在しないのですから、漁船をチャーターして渡っても完走にはならないということでしょう。
どうも、このような切れ方には整備新幹線計画並みに「こうなったらいいなあ」という野望が関係してるらしいです。
時はバブル、アクアラインと同時期に計画された「東京湾口道路」計画です。
実際、地上部分として三浦半島部分は「横浜横須賀道路」これはR16のバイパスで海岸線でR16と合流してます。
千葉側は今は県道になっているバイパスに合流する計画の様です。これで国道16号は晴れて関東を循環する道になります。
「こんな道作れるわけないよ」と思ったアクアライが、バブルの追い風で開通されてしまいました。そのままバブルが続けば、東京湾口道路計画も凍結されずに竣工されていたことでしょう。
「こうなったらいいなあ」の図です。
いつか陽の目を見る日がくるでしょうか?
それまではこの不思議なR16消失点が残るのでしょうか。
せっかく富津漁港まできたので魚料理で食事。おいしゅうございました。
富津漁港は近代的て広いいい漁港です。釣りにもよさそう。
バス道路に戻ってここまできたからには先っぽの富津岬まで見たいところ。ここも戦争遺構が多数あります…しかし、
「護岸工事のため岬の先に行けません」と。道はこれでもかと封鎖してあります。
仕方ないので、折り返しのバスで木更津に。ちょうど館山からの「新宿「さざなみ号」で帰路につきました。
今度はしっかり起きてたおかげで両国付近に渡り線があるのと、御茶ノ水の渡り線で快速線に入るのを知りました。
富津岬…バイクじゃないと行けないよなあ。
今回も読んでいただきありがとうございます。