前回はこちら↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/07/06/005122
前回までで、なんとかスロフ12を1両作り燃え尽きたために、中間車を作ってやる気をチャージしようとしています。
オリエントサルーンは、レインボーほどに編成の塗り分けに特徴がありませんが、ドアの位置やエンブレム、グリーン車マーク、埋めた窓の位置などの把握が大変です。実車も存在しないので、なにかジョイフルトレインの特集本でも買ってこないと資料がなさそうです。
Bトレなので、それほど正確性はいらないのですが、やはり本物を把握した上でディフォルメしたいものです。
間違っていたらすいません。
ネットの様々な写真や天賞堂キットの情報、動画をコマ送りしたりして調べたものです。エンブレムは上野寄りに統一されていることなどがわかりました(途中で方転してるかも知れませんが、、、)。赤い点線は埋めた窓の位置と数です。
Bトレのオハ12は、ユニット窓が4枚です。このどこを埋めてそれっぽく見せるかが悩ましいところです。そもそもスロフは手抜きで埋め窓は避けたので、こことのバランスも重要です。
特徴的な3号車のイベントカーは、窓と窓の間に埋め窓がある点を優先しました。実車では車端も埋め窓が並んでいますが、Bトレ的には4枚のうち2枚を埋めると、半分が埋まっていることになり印象が変わってしまうので、埋めるのは1枚にしました。
2.4.5号車は、形態は同じで連結向きが異なるようです。乗降扉の隣の1枚埋め窓と、車端の2枚埋め窓のどちらを表現するか迷いましたが、ここは多数決で車端側にしました。
さて、前回と同じようにプラ板で扉や窓を埋め、瞬着クリアパテを流し込み、接着促進剤で固めてから削ります。
スロフの苦労に比べたら、これは余裕、、、と思いきや、全然上手くいきません。
ネイル用のルーターと紙やすりを使ってパテ部分を削っていくのですが、いつもに増して全然平滑になりません。そこに500番のサフを厚塗りして誤魔化そうとすると、梅雨の湿気で乾いておらず、さらに酷いことに、、、。
という下手くそ丸出しの失敗スパイラルに陥りました。
毎度、反省が活かされない感じですが、今回はオハ12の雨樋や、隣接するユニット窓枠のモールドを活かそうとして難しい削り方に挑戦したことも失敗要因です。
他に考えられる失敗要因は、
・400番紙やすりでサクサク削って、500番サフや600番紙やすりで仕上げる作戦は、400番の傷が簡単に消えてくれない(周辺モールドを守ろうとしてヤスリを動かせる面積が狭いのでなおさら)。
・リューターの円筒形金属ビットは平滑出しに役立つが、長さが短いために先端の角が当たると、大きな傷になってしまう。
・その円筒形ビットに600番紙やすりを巻いて、優しく当てるのが最も上手くいきそうだったが、紙やすりの固定方法や、幅に問題があり、余計なところが当たって傷つく。
などです。
これは、新しい道具が必要と考え、調達しました。
左から、スティック状に成型された紙ヤスリ、円錐形に巻かれた紙ヤスリ、リューター用の砥石です。
いろいろ試してみましたが、シンプルに平なスティックヤスリがうまく行きやすいようです。
リューター用の砥石は、リューターに付属していた金属製のビットよりは柔らかい印象です。円錐形に巻かれた紙ヤスリは、ヤスリが段差になっているので平面性を出すためには使い方が難しいと思いました。
さて、かなり苦労しつつ、厚塗りと指紋付け、塗装剥離を繰り返してボロボロになった車体をマシな状態に回復させました。ヤスリをかけたところだけ薄くなっていたり、他の部分と段差が出来たり、雨樋やユニット窓のモールドが消えてしまったり散々ですが、マルーンに塗って仕舞えば、まあまあ気にならなくなりました。
クリアレッドを何重かに塗ってから、マスキングを剥がします。今回は厚塗りを自重したので、それほど吹き込みや染み込みがありません。
Bトレ純正の窓パーツから、埋めた窓ガラスだけを丁寧に除去し、そのまま組み立てます。
組み立てる前に、車内のカーテン表現をしておきます。イベントカーは引きカーテン、その他はロールタイプのようです。
できました!
これで3両。もう1両のスロフさえできれば、だいぶゴールは近づきます。夏の間に完成させたいです。
続きます↓
https://omocha-train.hatenablog.com/entry/2019/07/10/133708
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