2019年6月30日日曜日

街区表示板と鉄道の旅 大阪市24区編 第6回 天王寺区

今回は毎月恒例となりつつある「街区表示板と鉄道の旅 大阪市24区編」の記事になりますが、第6回となる今回は天王寺区でございます。今回の天王寺区は1925年に旧東区(現在の中央区の一部)から旧東成郡西高津村(1889年に東成郡へ転属)と東平野町にあたる地域、旧南区(現在の中央区の一部)から旧東成郡天王寺村・生野村の城東線内(現在のJR西日本大阪環状線の内側)にあたる地域が分区されて新設した区で、1943年の区再編の際に末吉橋通(現在の長堀通)以南・上町筋以東を東区から編入、千日前通以北・上町筋以西を南区へ移譲、松屋町筋以西を浪速区へ移譲して現在の区域となったそうです(詳しくはWikipediaをご覧ください)。


それでは今回の天王寺区最初の街区表示板は左の画像の「天王寺区悲田院町10」であります。


その「天王寺区悲田院町10」の街区表示板の住所に該当するのはJR天王寺駅であります。こちらの上の画像は天王寺ステーションビルを北西側から撮影したものです。


こちらの上の画像はJR天王寺駅中央改札口で、早朝に撮影したのでほとんどいませんでしたが、普段は大勢の人で賑わっている場所ですね。


こちらの上の画像は先ほどのJR天王寺駅中央改札口の改札内から撮影したものです。


こちらの上の画像はJR天王寺駅の13・14番線ホームで撮影した天王寺駅の駅名標と323系です。天王寺駅の駅名標は現在「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として行われている「ハローキティといっしょにめぐる、大阪環状線の旅」に合わせてハローキティのキャラクターで装飾されています。


こちらの上の画像はJR天王寺駅阪和線5番線ホームと223系を撮影したものです。このJR天王寺駅阪和線のホームは国有化される以前の阪和電気鉄道時代からの鉄骨屋根が美しいのでこれは今後も残してほしいところであります。


そして、少し場所を移しましてこちらの上の画像はJR天王寺駅東口の外観を撮影したものです。リニューアルされて綺麗になりました。


こちらは上の画像はJR天王寺駅東改札口を撮影したものです。こちらもリニューアルされて綺麗になりました。


そして、また中央口に戻ってきました。こちらの上の画像はJR天王寺駅中央コンコースを撮影したものです。こちらも早朝に撮影したのでほとんど人がいませんでしたが、普段は大勢の人で賑わっている場所です。


こちらの上の画像はJR天王寺駅中央コンコース南側にある天王寺ミオ本館に繋がる通路の現在の様子です。この辺りを通ると南海天王寺支線があった子供の頃のことを思い出すことがあるのですが、イマイチ記憶が定かでないのでこの辺りにあったかなという位でご勘弁を。それと一度も乗車しなかったことも悔やまれます。


それで先ほど「ご勘弁を」と言いながらやはり南海天王寺支線のことが気になりましたので廃線跡を阿部野橋の歩道橋から撮影しました。関西本線(大和路線)を走る221系の横のフェンスを跨いで左側の道が南海天王寺支線の廃線跡です。こちらの廃線跡もまだ線路のある状態の時に撮影しておくべきだったと後悔しております。


その南海天王寺支線の名残りなのか、以前天王寺ステーションビルの株を所有していた名残りなのか、JR天王寺駅中央コンコース南口には南海そばと551蓬莱が出店してまして、この辺りだけ南海電車の駅のように見えてしまいます。


JR天王寺駅について最後になりますが、こちらの上の画像は天王寺ステーションビルから大阪メトロ谷町線天王寺駅とあべちかへの階段を撮影したものです。


大阪メトロ谷町線天王寺駅の案内は大阪市営地下鉄時代のロゴマークとヒゲ文字のものが今年の1月時点では残っておりました。


次は左の街区表示板の画像の「天王寺区茶臼山町5」であります。


その「天王寺区茶臼山町5」の住所に該当するのは先にネタバレした感はありますが、大阪メトロ谷町線天王寺駅であります。この大阪メトロ天王寺駅も御堂筋線は阿倍野区が所在地となりますが、こちらの谷町線は天王寺区が所在地となります。上の画像はあべちかにある19・20号出入口が最寄となる天王寺公園側の地下への出入口です。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線天王寺駅北改札です。19・20号出入口からだとこの北改札にたどり着きます。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線天王寺駅の1番線ホームで、八尾南行きの22系が発車したところです。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町線天王寺駅の1番線ホームから上りと下りの線路の間にある柱と2番線ホームの壁にある駅名標を撮影したものです。ホームの壁にある駅名標は先ほどの1番ホームの画像にも写ってますが、大阪メトロ仕様に変更されています。


次は少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区生玉前町1」であります。


その「天王寺区生玉前町1」の街区表示板の住所に該当するのは大阪メトロ谷町線・千日前線谷町九丁目駅であります。こちらの上の画像は所在地となる天王寺区生玉前町1側(谷町9丁目交差点南東側)にある5号出入口で、地名の方の谷町九丁目は交差点北西・北東側にあり、中央区になります。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町九丁目駅の谷町線天王寺・八尾南方面のりばの1番線ホームへ繋がる中改札口です。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町九丁目駅の谷町線1番線ホームと22系を撮影したものです。判り難いですが、こちらの駅名標はまだ大阪市営地下鉄時代からのものでした。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町九丁目駅の千日前線ののりばへと繋がる東改札口です。


こちらの上の画像は大阪メトロ谷町九丁目駅の千日前線ホームで駅名標と25系を撮影したものです。


こちらの上の画像は近鉄大阪上本町駅との地下連絡通路の風景で、近鉄側から撮影したものです。


そして、次はほんの少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区上本町六丁目1」であります。


その「天王寺区上本町六丁目1」の住所に該当するのは大体見当がついてると思いますが、上の画像の近鉄大阪上本町駅であります。こちらの画像には近鉄大阪上本町駅の他にも手前に近鉄百貨店上本町店と奥にシェラトン都ホテル大阪も写っております。


こちらの上の画像は近鉄大阪上本町駅地上ホームの改札口です。


こちらの上の画像は近鉄大阪上本町駅地上ホームの改札内から改札口を撮影したもので、判り難いですが、奥には近鉄百貨店上本町店が写っております。


この地上ホームには主に大阪線の列車が発着しており、この画像を撮影した時も大阪線の車両が並んで停車していました。


こちらの上の画像は別の日に地上ホーム中程から撮影した大阪線の車両です。


こちらの上の画像は地上ホームから地下への階段とエスカレーターです。


こちらの上の画像は先ほどの地上ホームからの階段とエスカレーターで降りてきた地下2階となる場所で、画像左側はシャッターが閉まってますが、近鉄百貨店上本町店開店時には百貨店と駅とを直接行き来できる連絡改札となっており、画像右側は地下3階の難波線2番線ホームへ繋がる階段とエスカレーターとなっております。


こちらの上の画像は先ほどの地下2階からの階段とエスカレーターで降りてきた地下3階の難波線2番線ホームを1番線ホームから撮影したものです。当然のことですが、近鉄百貨店や上本町YUFURAなど駅周辺の商業施設の広告が目立ちます。


この難波線地下ホームでは近鉄奈良線の車両と相互乗り入れ先の阪神電車の車両、大阪難波発着の特急車両を主に見ることができます。こちらの上の画像は難波線1番線ホームに停車する大阪難波発宇治山田行き特急に充当された22000系4両です。新塗装の特急車両も大分見慣れてきました。


そして、地下2階に戻りまして、近鉄大阪上本町駅の地下中央改札口を改札を出たところを撮影しました。自分は大阪メトロ谷町九丁目から近鉄大阪線に乗り換える時にこの地下中央改札をよく利用しますので地上改札口より利用率は高いです。


近鉄大阪上本町駅の地下中央改札口から少し西へ歩いていきますと、直進すると大阪メトロ谷町九丁目、左折すると近鉄電車という案内標識が見えますので左折します。


左折しますと上本町ハイハイタウンが最寄の近鉄大阪上本町駅地下西改札口が現れました。こちらの近鉄大阪上本町駅地下西改札口と上本町ハイハイタウンを一緒に撮影したものです。


次は少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区下味原町1」であります。


その「天王寺区下味原町1」の住所に該当するのは大阪メトロ千日前線鶴橋駅であります。こちらの上の画像は下味原町1に該当する3号出入口です。


こちらの上の画像は大阪メトロ千日前線鶴橋駅東改札口となります。


こちらの上の画像は大阪メトロ千日前線鶴橋駅の駅名標と25系を撮影したものです。


そして、もう一カ所「天王寺区下味原町1」の住所に該当するのはJR大阪環状線鶴橋駅であります。こちらの上の画像はよく見かけるJR鶴橋駅周辺の景色ですが、光線状態が良かったので自分も撮影してみました。


こちらの上の画像はJR大阪環状線鶴橋駅北側の出入口を撮影したものです。


こちらの上の画像はJR大阪環状線鶴橋駅の中央改札口です。


こちらの上の画像はJR大阪環状線鶴橋駅外回り2番線ホームから撮影した内回り1番線ホームです。


こちらの上の画像はJR大阪環状線鶴橋駅外回り2番線ホームにある近鉄電車乗換改札口です。この鶴橋駅でのJRと近鉄との乗換の改札はJRと南海の新今宮のように一旦一方の会社の駅の改札を出場してからもう一方の会社の駅の改札に入場して乗り換えるタイプではなく、一つの改札で乗り換えるようになっています。また現在はは近鉄電車乗換改札口付近にはインバウンド対策なのか「近鉄のりかえ」と書かれた立て看板が設置されています。


そして、次は少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区玉造元町1」であります。


その「天王寺区玉造元町1」の街区表示板の住所に該当するのはJR大阪環状線玉造駅であります。こちらの上の画像は西出入口だを撮影したものです。


こちらの上の画像は北改札口を撮影したものです。改装されて綺麗になったのがわかります。


こちらの上の画像は改札内から南改札口を見たところです。両サイドには「VIERRA」と書かれた商業施設のビエラ玉造の広告がありました。商業施設のビエラ玉造は所在地が東成区ですのでまたの機会に。


こちらの上の画像はJR大阪環状線玉造駅外回り2番線ホームから撮影した内回り1番線ホームです。


こちらの上の画像は長堀通の東成区側で撮影したJR大阪環状線の高架を走る323系と信号待ちをする大阪シティバスを絡めて撮ったものです。


そして、次はほんの少し移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区玉造本町1」であります。


その「天王寺区玉造元町1」の街区表示板の住所に該当するのはもうおわかりだと思いますが、大阪メトロ長堀鶴見緑地線玉造駅であります。こちらの上の画像は玉造本町1に該当する6号出入口であります。


こちらの上の画像は大阪メトロ長堀鶴見緑地線玉造駅の改札口であります。


こちらの上の画像は玉造駅の駅名標と70系を一緒に撮影したものです。


次はそれなりに移動しまして、左の街区表示板の画像の「天王寺区大道四丁目11」であります。


その「天王寺区大道四丁目11」の街区表示板の住所に該当するのはJR大阪環状線寺田町駅であります。こちらの上の画像は大道四丁目11に該当する北口を撮影したものです。


こちらは先ほどのJR大阪環状線寺田町駅北口に設置されている駅名標を拡大して撮影したもので、上が現在のJRになってからの駅名標で、下が国鉄時代からの駅名標です。


こちらの上の画像はJR大阪環状線寺田町駅北口の改札口です。


こちらの上の画像はJR大阪環状線寺田町駅南口です。こちらの南口の周辺は住宅街なため、北口ほど賑やかではありません。


こちらの上の画像はJR大阪環状線寺田町駅南口の改札口です。


こちらの上の画像は非常に判り難いですが、JR大阪環状線寺田町駅外回り2番線ホームから撮影した内回り1番線ホームです。


こちらの上の画像は「大阪環状線改造プロジェクト」における駅改修工事の際の外回りホームの広告看板を取り外した2015年8月28日に見つかった古い駅名標で、現在はこのような形で保存されています。


古い駅名標の下には説明文が記されています。「寺田町駅旧駅名標 The former station name plate 寺田町駅は、昭和7年(1932年)に当時の城東線が高架化され、同年7月に天王寺駅~桃谷駅間が開業し、その後、昭和36年(1961年)4月の大阪環状線開業に伴って大阪環状線の駅となりました。 本駅名標は、平成27年(2015年)8月、駅改良工事中に偶然発見されました。幾度の駅改装を経ながら、ホーム壁に手書きされた駅名標が現存するのは全国的にも極めて珍しいといえます。 駅名標上にうっすらと残る右横書き(右から左への駅名表記)の形跡等から、駅名標自体は、昭和7年(1932年)の駅開業当時に設置された可能性があり、昭和20年(1945年)の大阪大空襲の戦火をまぬかれ、戦前のの姿をそのまま残す形で、終戦後まもなく左横書き(左から右への駅名表記)に行われたと考えられます。 寺田町駅や駅名標の歴史を物語る重要な史料であり、長きにわたり大阪環状線を見守ってきた貴重な鉄道遺産として、ここに保存することとしました。 平成28年(2016年)5月 西日本旅客鉄道株式会社」


最後の画像は国道25号線の生野区側からJR大阪環状線の高架を走る221系を撮影したものです。これにて今回の天王寺区の旅は終了です。


今回の天王寺区は昔から文教地区で、近年もマンションが多く建設されたりしてますが、1996年に長堀鶴見緑地線が延伸されて新たに玉造駅が設置されて大阪市西部へのアクセスが良くなったことや2009年に阪神なんば線が開通して近鉄と阪神が相互乗り入れするになって近鉄大阪上本町駅からの神戸方面へのアクセスが格段に良くなったこともこの天王寺区が住環境としての人気のエリアになっていることの要因とみていいと思いますので、そんなことで鉄道は街を作る力を持っていることを改めて思った今回の旅でした。


今回も記事の内容・画像とも粗い感じで申し訳ございませんが、今後もご愛顧のほどよろしくお願い致します。


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