おはようございます。
今日のタイトル、”何のこっちゃ?”と思われるかと..(笑)、昨日のED75 89号機記事最後に出て来た黒磯駅でのバルブ撮影についてです。これを仲間内で”クロバルブ”と呼んでいました。
黒磯は長らく直流と交流の境界駅、日本で唯一 駅の架線電源を直/交流切り替え可能な設備を持っていました。
黒磯駅2番線に到着した下り貨物8073列車 直流機EF65 1080はここで任務終了、誘導員さんのカンテラ誘導で貨車を置いて離れて行きます。
架線電源が直→交流に切換り、交流電機ED75 1039がソロソロと近づき”ガチャン”と音を立てて貨車に連結します。
作業が終わる頃には左端に見える信号機は既に青現示 間もなく発車です。3枚とも2006/07の撮影です。昼夜を問わず多くの列車で機関車交換を行われおり、この流れが黒磯駅の”リズム”と思っていました。
こちらは上り5番ホーム、先に5172レ単回ED75 90が6番線に到着していましたが、後から5番線に到着した4056レ;次位機ED75 1033が先に引き上げて行くダイヤでした。2002/01撮影。
同じく5172/4056レ、直流機の連結も4056レが先でした。このダイヤだったので交流機ED75 115と直流機EF66 124の”並び”が見られました。直流/交流機が日常的に真横に並ぶ姿を見れたのはここだけだったのではないでしょうか?2000/11撮影。
これも同じ列車 EF66 14とED75 139 この時は国鉄色同士の直/交が並びました。2000/10撮影。
4056レ先行発車の後、5172レのED75が引き上げます。この時は単機回送の136号機でした。去りゆく赤い尾灯を光跡で写し込みました。2001/10撮影。
黒磯の撮影は圧倒的に夜が多かったです。ヘッド/テールライトや誘導員さんのカンテラ光の動き、バルブ撮影でこれらを写し込んでスチール写真に”動き”を付けるのが面白いなと感じていました。
微妙な停車位置の前後、車輛の種類、コンテナの積載有無、荷ありか単回かなどで撮影アングルも結果も変わって来るのでバリエーションも無限大、失敗も多々でしたが随分通って楽しめました。
単独で、時には友人と共に撮影し、その後駅周辺の焼肉屋さん、蕎麦屋さん、ホテルさん等々には随分お世話になりました。
しかしED75運用は交直流機EH500に代わって機関車交換は行われなくなり、電源の”地上切換設備”
も廃止されて現在駅構内は直流専用となっています。機関車交換のシーンは過去帳入りとなってしまいました。
この記事はYahoo開設から間もなくの約2年前にUpしていましたが、当時とだいぶ状況が変わっているので再編集、写真追加をしてみました。題名の”-A1”はAmeblo版1回目の意味です。”-A2”に続くかも..?
以上クロバルブ..黒磯駅バルブ撮影ネタ、最後までご覧いただきありがとうございました。