撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

弘南鉄道 平賀(2019.6.11) ED33-3 留置車

2019年06月27日 22時28分52秒 | 中小私鉄
6/16に、弘南鉄道弘南線 平賀駅で平賀検車区に留置中のED33-3を撮りました。
先に平賀検車区に並んだ留置車両を紹介していますが、その中の電気機関車ED33-3をアップで撮りました。
ED33型は、元々は1923年に西武の前身になる武蔵野鉄道がアメリカ・ウェスティングハウス・エレクトリック社にて製造、輸入されたデキカ10形になります。
全長9m弱ですが、中央に運転室が設けられ、さらに運転室前後に主要機器を収納する機械室が張り出した、凸形の車両です。
典型的な昭和の私鉄の電気機関車だと思います。

後に11形への改称され、池袋線(旧武蔵野鉄道本線)での軽量貨物列車牽引を主体に運用されていました。
しかし、国鉄より払下げられた電気機関車の導入に伴って牽引力の劣る11形は余剰となりました。
1963年に、13が弘南鉄道に譲渡されED33形ED33-3と改番されました。
弘南鉄道では、在籍する電気機関車の中で定格出力、牽引力とも最強であったため、弘南線の貨物列車牽引の主力機として運用されました。
1984年の貨物輸送の廃止後は、検車区構内の入換用途の他、ラッセル除雪車キ104の動力車として用いられています。

1枚目は、平賀検車区に留置中のED33-3の黒石側です。
スノープラウが設けられて、雪国の車両らしいです。



2枚目は、ED33-3の弘前側です。
こちら側は、ラッセル除雪車の連結面に当たるためと思われますが、スノープラウは設置されていません。



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