大阪モノレールでは、同線の「柴原駅」の駅名について、来る2019年10月1日(火)より「柴原阪大前」に改称することを発表しました。

大阪モノレール プレスリリース  「柴原」→「柴原阪大前」に駅名を変更します。

概要は以下の通りです。

●駅名変更概要:
・現在の駅名・・・柴原(しばはら)駅
・変更後の駅名・・・柴原阪大前(しばはらはんだいまえ)駅
・駅名変更実施日・・・2019年10月1日(火)
・駅名変更後の駅サイン:
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▲上記発表資料内PDFファイル(https://www.osaka-monorail.co.jp/monorailwp/wp-content/uploads/2019/06/20190621_pressrelease_1.pdf)より引用


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

大阪モノレールの柴原駅は、大阪大学(阪大)「豊中キャンパス」(文学部、経済学部、基礎工学部等が使用)にほど近く、同キャンパスの通学等でも多くの学生等に利用されています。
今般、阪大豊中キャンパスへの最寄り駅であることをより分かりやすくするために、大阪大学の略称である「阪大」(はんだい)を付した駅名に変更することとなりました。

駅名変更は10月1日とのことですので、現在の「柴原」駅名が見られるのもあと3ヶ月ほどなりますので、記録されたい方はお早めに、といったところでしょうか。


ところで、「阪大」が入っている駅名は、この「柴原阪大前」が初めてではなく、既に同じ大阪モノレールに「阪大病院前」という駅が存在しています。
阪大病院前駅|大阪モノレール

こちらの「阪大病院前」は、医学部等が使用している「吹田キャンパス」に隣接しており、その名の通り、阪大病院の最寄り駅として学生のみならず通院客のアクセスとして活用されています。


これで「阪大」が付された駅名は二つになる、と思いきや、更に増える見込みとなっています。
一つは既に予定となっている駅名、そしてもう一つは検討中の駅名変更であります。
前者の「予定」は、北大阪急行電鉄の延伸区間(千里中央〜箕面萱野)の中間駅「箕面船場阪大前」駅であります。
参考:【大阪府箕面市】北大阪急行電鉄延伸区間の新駅名候補を発表。「箕面萱野」(終点駅)、「箕面船場阪大前」(中間駅)の駅名候補案に : 阪和線の沿線から

この「箕面船場阪大前」の「阪大」は「箕面キャンパス」(外国語学部)のことですが、現在の箕面キャンパスの場所から、この新駅の駅前に移転することとなっています。


そしてもう一つ、「検討中」の「阪大」駅は、豊中キャンパスの最寄り駅・阪急宝塚線・箕面線の「石橋」駅であります。
109年続く駅名の変更検討 阪急「石橋」→「石橋阪大前」へ 地元も歓迎「知名度上がる」 - 産経ニュース
まだ阪急電鉄等の関係者からは正式発表はありませんが、上記産経新聞の記事のように、「石橋阪大前」への改称が検討されているとのことです。

これらが全て揃うと、阪大病院前」「柴原阪大前」「石橋阪大前」「箕面船場阪大前」と「阪大」と名の付く駅が都合4つにもなるわけで、これほど同じ大学の駅名が違う会社で付けられるのも珍しいケースとなるのではないかと思われます。

もっともこれだけ「阪大」駅が増えると、「阪大違い」で違う駅に向かうというケースも発生し得ないとも限らないだけに、今後どのような補足案内が行われるのか、そんなところも同じ大阪府民としても気になるな、と感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
大阪モノレール,10月1日から柴原駅を「柴原阪大前駅」に変更へ|鉄道ニュース|2019年6月22日掲載|鉄道ファン・railf.jp
大阪高速鉄道 柴原駅 駅名変更(2019年10月1日) - 鉄道コム



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