新潮社「鉄道旅行地図帳」で名駅舎100選にも選ばれた、釧網本線の駅です。
1930年に川湯駅として開業、1988年に川湯温泉駅と改称しています。
今は無人ですが駅事務所はレストラン「オーチャードグラス」になっています。
私が訪問したときはちょうど閉店のお時間でした。
釧網本線は駅ナカに飲食店がある無人駅がチラホラありますね。
さて駅には貴賓室もあったそうで、そこで食事を楽しむこともできます。
三角屋根が特徴的な駅舎、向かって左に事務所、玄関があり待合室、
駅本屋から離れたところの右端にトイレがあり本屋との間に列車からの降り口がある。
これは国鉄時代の典型的な造りですがそれがそのまま残っています。
そのトイレ部分は現在、足湯になっています。
竣工は1936年、大戦前の昭和初期にこんなデザインがあったのですね。
リゾートの玄関駅ということをかなりアピールしています。
当時はかなり斬新だったろうなぁ。
北海道のリゾート地を代表する名駅舎であるのは間違いありませんね。