あれから8年、経っても変わらない景色が実は貴重です!八戸線鮫、蕪島あたり・・・。 | 湘南陽光電しゃ館 鉄道館

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先日、岩手へ出かけてきたことはご存知の通りです。

 

さらに、八戸の神様、蕪島神社↓へも、お詣りさせていただきました。

https://ameblo.jp/kamesansg2019ameblo/entry-12479897711.html

 

で、その時偶然八戸線の列車が通りかかりましたので、「鉄」の習性で撮影いたしました!。

 

201906/03撮影 八戸線鮫 キハE150系500番台

震災時、走っていた気動車※ディーゼルカーのことです、はステンレス製のピカピカのオニュウの車両に変わっていました。

 

キハE150系500番台というそうです。全車冷暖房完備でこの車両の導入により、八戸線は100パーセント冷房化が達成されるとのこと。

 

2011/08/17撮影 同所、キハ40系列車

↑の写真が震災同年のお盆に撮影したカットです。旧来の盛岡色のキハ40の3連が走っています。

 

この時はまだ終点の久慈駅までは復旧しておらず途中駅までの折り返し運転でした。

 

段丘上の家々は津波の被害を受けておらなかったようで、8年経ってもあまり変わらないように見えます。

 

ですが下の写真で漁港であったろう場所には夏草が生え、漁船の数も減っているように見えます。

 

写真には写っていませんが2011年時には左手に基礎を大津波でさらわれて大穴に陥没倒壊したトイレがありましたが、先日ではスッキリと無くなっておりました。

 

別に意図して同じ構図で撮影したわけではないのですが、列車を一番見えるところでシャッターを切るとこの辺りになるので、結果、おんなじ構図となってしまったようです。

 

震災の遺構が消えてゆき、被災者の方々の記憶からつらく悲しい心情が徐々に薄れ、震災前の普段の生活に戻ってゆくのはホッとする限りです。

 

ですが、あれだけの尊い犠牲の上に図らずも得られてしまった、神聖で貴重な教訓は、何があろうと薄れさせてしまうことは絶対にあってはならないことで、そのためには何ができるか、ということについて一人一人が自身に置き換えて胸に刻んでいかなければならないのでは、と小生、思い起こした次第です。