東武伊勢崎線、もといスカイツリーラインと
東武野田線、もといアーバンパークラインの交差する、
東武要衝の駅、春日部駅からのコトですよ!

まずは東口から攻めていきますよ~!

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東武らしい平屋の屋根の駅舎だったのでしょう。
その手前に三角屋根のついた装飾を付けています。
のっぺり屋根のついた平屋建ての駅本屋と
2階建ての事務室のセットで東武の駅舎完成! じゃないのか・・・
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ところで、この西口の写真。
撮影したのは2017(平成25)年だったかと思うのですが、
2019年現在ではちょこっと変わっているんですよ。

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最初の写真に近い場所から撮ってみたですよ!
「TOBU 春日部駅 東口」の駅名標にゴミでも着いたかな?

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って、かの国民的アニメから「しんのすけ」と犬の「シロ」がお出迎えです。

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「東武って力入れるとこ、よく間違えてる気がするけど・・・」
「いえいえ、京成パンダさんにはかないませんよ~」
「じゃなくて、ツリ線とかアーパー線とか路線名のセンスね」
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「そこ、最高に力入れたっすですよ!」
「・・・・・・・・・・」

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まあ、飾りをつけてもしんのすけを付けても、平屋建ての
ほかの東武線の駅とはそう違いがあるでもなく・・・
以前の記事で採り上げた、館林駅の改札付近と雰囲気が似てますね。

切符売り場から改札まで1階の改札外でつながり、
改札機の上にはLEDの発車標。
そして、1番ホームがあるというアレです。

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↑上屋を支える柱に歴史あり、です。

春日部駅は、東武伊勢崎線の中でも乗降客の多い駅でして、
スペーシアやリバティの停車駅でもあります。

まずは、改札を入ったところの1番ホームを観察してみましょう。

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これはちょっと前に撮った写真。
30000系、50000系一族の、浅草方面20メートル車4ドア群、
20000系一族と東京メトロ03系の、18メートル3ドア(5ドア)の日比谷線直通群、
50050系・東急8500系と5000系・メトロ8000系・08系の、20メートル半蔵門線直通群、
そして、100系スペーシアに500系リバティ、300系の格落ち特急の2ドア群、
現在は直通しなくなりましたが、区間快速日光・鬼怒川方面の6500系2ドア群と

乗車位置が複雑怪奇だったんですよ!
(現在は日比谷線直通が7両と8両が混在してややこしくなっています)

ので、足元と頭上に、国鉄の特急発車標のような案内がされています。

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さて、そんなクラシカルな春日部駅。
1番ホームを対面にある3番ホームから撮影してみました。
柱の分かれ具合や、柱の足元の石がいい具合に並んでいて
ホームは大谷石を積み重ねたタイプ。
昭和をそそられるいい光景ですね。
真ん中の線は、かつて嵩上げした跡かな。

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こちらは3・4番ホーム。
伊勢崎線・日光線方面の下り列車のホームです。
柱の並びと屋根の骨組みで、ごはんが進みそうです。

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そんなクラシカルな春日部駅にも、自立式駅名標が建ち、
吊り下げ形はもう見られなくなりました。

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あ、「スペーシア」と「リバティ」の乗車位置が分かれている!

停車時間を削ったうえ不正乗車を防ぐために、
春日部駅では一部車両のドアしか開かないので、
事前に確認しましょうね!

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こちらは野田線の自立式駅名標。
野田線ホームは7・8番線です。

勘のいい方はお気づきですね!
2番線、5番線、6番線が出てこなかったことに。

実は2番線は1番線と3番線の間、ホームのない副本線のことで、
5番線は4番線と7番線の間にある待避線が当たります。

あれ、6番線は?
これは・・・・・・野田線のホームを拡幅した際に消滅しました!
慣れた番線番号をいじるのは、東武鉄道ですら客サービスの低下ジャネーノと
考えた結果、6番線が欠番となったのでした。

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今度は西口です。
券売機と自動改札が並び、頭上にLEDの発車案内と、
東武に必要な装備に抜かりはありません。

さて・・・・・・
春日部駅周辺の東武線はすべて地平を走っており、
春日部駅もすべて地平ホームです。

しかし!
春日部駅が原因で春日部駅中心部の東西の行き来が不便になってるんじゃないか、
という声も根強く上がっておりまして、
2019(令和元)年度中に着工、工期を10年と見込んだ、
春日部駅周辺立体交差化工事が、ようやく手を付けられることとなりました。

春日部駅の北の県道2号線「大宮春日部線」の踏切なんて、
伊勢崎線と野田線を跨ぐわけですから、朝なんか本当に開かない踏切なのよ?

というわけで、クラシカルなホームや平屋の駅舎は、近いうちに見納めとなりそうです。

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そんな中・・・のんきな駅名標を掲げる
かすかべえき西口なのでした。