あいの風とやま鉄道の
観光列車「一万三千尺物語」乗車記の9回目です。
(前回はこちら)
今回は、車内をご紹介します。
▼車両
JRから引き継いだ国鉄型の車両413系のトップナンバーが改造されました。
外見は基本的には塗替え変更のみです。
窓が埋められている箇所や、ドアが撤去されている箇所、大型窓に変更されている箇所があります。
●原型の2段窓と大型窓、1枚窓の違い
①列車の特徴の大型窓
※どちらも山側で海側にはありません。
②一枚窓
基本的にドアと戸袋部分を埋めた部分になりますので窓枠はありませんが小さいです。
やはり、大型窓の席がおすすめと思います。
なぜ、全ての窓を1枚窓にしなかったのかが不思議ですが、
予算の都合だったのでしょうか?
▼車内
●座席はなにか懐かしさを覚える色・・・
座席は青と白で国鉄時代の座席(0系新幹線の初期)を思い出すような色合いです。
テーブルは、「ひみ里山杉」で作られています。
国鉄時代の座席番号の場所ではなく、
なぜかテーブル横に。
銘板こそ金色になっていますが、
「窓側」「通路側」とか書き方も国鉄っぽいです。
座席のヘッドカバーにはさりげなく、
ロゴマークが。
テーブルの下には、荷物入れの籠が。
さりげない気遣いが嬉しいですね。
●天井もリニューアル
天井も「ひみ里山杉」を用いて、
種車の413系時代のエアコンの送風口の出っ張りをなくして、
丸型の暖色系の電球をつけて、お洒落な仕上がりになっています。
●1号車はカウンター席&ボックス席
金沢寄りが1号車で、車端部は大きなロゴマークがあります。
観光列車のほとんどは、海側にカウンターがあるのですが、
この列車は、立山連峰をメインとするため、山側にあります。
(海側につけてもほとんど海がみえないからだと思われます)
ボックス席が少ないので開放感があります。
トイレはバリアフリーになっています。
洗面台の部分は、のれんがあります。
●2号車は売店&厨房
新潟より山側の1箇所のドアの撤去以外はほとんど外観は変わっていませんが、
内部は大きく変わっています。
1号車側から見た2号車です。
山側(右)にカウンターがあり、
立山連峰の説明書きがあります。
そして、スタンプも。
座席にお料理とともにセッティングされていた、
「旅ノート」にスタンプが押せるページがあります。
ちょろっと、特産物も飾っています。
3号車側には、特産品ディスプレイコーナー。
富山県の産品があります。
車内で購入できれば嬉しいのですが・・・
※備え付けのパンフでネット購入ができます
海側の3号車よりには、厨房があります。
びっくりしたのが、厨房に専用のドアがあるってこと!!!
外から見たらドアが曇りガラスになっています。
●3号車はボックス席のみ
新潟県側が3号車です。
金沢よりのドアがなく座席になっています。
車掌室ドアの後ろには小さなロゴマークが。
ボックス席の仕切りがあります。
ちなみに天井をみていただければスッキリしているのがおわかりだと思います。
▼コートラック
運転席後ろ部にあります。(1号車、3号車)
こんな感じで掛けれます。
ちなみに海側のみで、山側はカウンターになっています。
イベント時に使えそうなスペースです。
▼車内Wi-fi
Toyama Free Wi-Fiが完備されています。
▼車内の至るところに名産品が・・・
▼運転席はそのまま?
水戸岡さんの設計の車両に比べると、
車内はシンプルですが、
コンセプトは「413系の国鉄時代を残しつつ…」なので納得です。
運行開始から間もないので、
これから徐々に変わっていくのでしょうか?
次回は最終回です。
(次はこちら)
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