撮り散らかし鉄の記憶

撮り散らかした鉄道写真の中から記憶に残るシーンを

上田電鉄 上之郷車庫(2019.6.1) クハ5251保存車 5200系撮影会

2019年06月05日 23時18分54秒 | 中小私鉄
6/1は、上田電鉄 上之郷車庫で行われた5200系撮影会でクハ5251保存車を撮りました。
上田電鉄は2005年に上田交通から鉄道部門が独立しましたが、上田交通時代に活躍していたクハ5251を保存しています。
元々は、1958~59年に東急5200系として登場した日本最初のステンレス鋼製車体の電車でした。
5000系「青ガエル」のステンレス版なので、「ステンレスガエル」の愛称もあったようです。
東横線、田園都市線、大井町線で活躍し、1985年には目蒲線に移籍しましたが、1986年には運用終了し上田交通に譲渡されました。

上田交通では先頭車デハ5201+デハ5202の内、デハ5202が電装解除されて、モハ5201+クハ5251として活躍しました。
1993年には、東急7200系の導入により引退しました。
デハ5201は東急に返還されて長津田検車区に保存されていましたが、その後、東急車輛(現在は総合車両製作所)に保存されています。
クハ5251は下之郷車庫で倉庫として使用されつつ、静態保存されました。
2006年にイベント用として松本電気鉄道(現在はアルピコ交通)からパンタグラフを譲り受けて装着し、東急時代の状態に復元されています。
これまでも撮影会が有ったようですが訪問する機会が無く、今回、初めて撮影会に参加できました。

1枚目は、下之郷車庫で展示されたクハ5251で、行先表示幕は大井町線時代を再現して「大井町」となっています。
撮影会は途中からの参加でしたので初めの頃は記録できていませんが、行先表示幕は目蒲線の再現など色々な表示がされたようです。



2枚目は撮影会のために並べられた左側はクハ5251、右側は東急時代の赤帯が再現されたクハ1101です。



3枚目は、行先方向幕が「こどもの国」に変更されたクハ5251です。
かつてのこどもの国線の運用で掲出されていた、5色のこどもの国のシンボルマークのヘッドマークも掲出されました。
実際に東急時代にこどもの国線で運用されたものの再現か、撮影会用のサービスかは分かりません。



4枚目は、屋外撮影会の終了後、屋内撮影会のために車庫の建屋に移動中のクハ5251です。
制御車化されていて自重が軽くなっていることもあると思いますが、7~8人程度の人力で軽々と動かしていたのには驚きました。








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