撮り散らかし鉄の記憶

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京急 久里浜工場(2019.5.19) ファミリー鉄道フェスタ2019 旧京浜電気鉄道デ51 保存車

2019年05月25日 00時02分34秒 | 関東・九州大手私鉄
5/19に、京急 久里浜工場で開催されたファミリー鉄道フェスタ2019で保存車の旧京浜電気鉄道デ51を撮りました。
久里浜工場の保存車を登場順に遡って紹介しましたが、今回は最古参の車両になります。
旧京浜電気鉄道デ51は、1924年(大正13年)に51号形として登場した初の半鋼製車体を持つ車両です。
しかし、デザインは木造車からのスタイルを引き継いでいて前面は半円形の五枚窓となっており、古典的な大正時代の車両です。

1937年にデ51形へ改番、1942年に大東急への合併によりデハ5140形へ改番、1948年に現在の京急が設立されてデハ140形、クハ140へ改番されました。
後に全車がクハ140形となりましたが、1964~65年に引退しています。
廃車後もクハ141のみが保留されていたようですが、京急創立80周年を記念して原型に復旧の上、久里浜工場に保存、展示されています。

1枚目は、久里浜工場内に保存、展示されているデ51です。
浦賀方の前面中央の行先表示幕は、「きゆ崎川」と今とは逆に右から左へ表示されています。
登場時には当時の東京市電に乗り入れていたようで、路面電車のような救助網も設置されています。



2枚目は、品川方の前面です。
前面中央の行先表示幕は、「きゆ川品」と同じく右から左へ表示されています。
救助網お他にトロリーポール集電、左右にバッファーが装着された連結器など、至るところに路面電車から高速電車に発展した過渡期の車両らしい要素を見ることができます。



3枚目は、デ51形の案内表示板です。



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