旧型の電気機関車は、小さい頃にEF15を見たくらいで、晩年のEF58や55のような動態保存色の強いもの以外は、現役時代を見たことがありません。EF53や57が栄光の東海道特急を牽いたと言われても、いまいちピンと来ませんでした。が、ある時読んだ「国鉄時代」の東北本線特集で、EF57の晩年の活躍を目にし、興味が湧いてきました。
宇都宮に集結したEF57は、平坦な東北本線上野〜黒磯で旧客の普通列車を牽いたり、10系寝台車を連結した急行や、20系や14系まで牽いた!となれば、ぜひ当鉄道にも導入したくなります。デッキや先台車など、難問は山積みですが、とりあえず現物をいじりながら、行き当たりバッタリで考えることにします。
というわけで、今回の記事は完結(完成)しない可能性があります、、、。
まず、タネ車としてはできるだけ安く、ということで、「国産鉄道」という本の付録のディスプレイモデルを入手しました。
これはトレーラー走行もしないものですが、当鉄道に要求されるディテールとしては充分すぎる出来の良さです。デッキ手摺は細く、すぐに折れてしまいそうです。
さて、どうやってディフォルメ短縮するか、、、。Bトレの全長60ミリというのはできる限り守りたいですし、以前EF62を全長65ミリくらいで作ったところ他の機関車との違和感が大きく、再度短縮した苦い経験もあります。
まずは特徴となるデッキについて、特徴は残しつつ、どこまで短くできるかを試してみました。
やはり残すべきは、ステップへのハシゴと優美な凸型になった先頭部デッキ手摺と考え、真ん中部分をカットして縮めました。これにより、デッキ1つあたりが長さ16ミリから11ミリになりました。
これを本体に合わせてみます。単純に引き算すると、本体は、全長60ミリ-デッキ11ミリ×2=38ミリとなります。
ただ、これだと体積的にはかなり小さくなってしまいます。ディフォルメは印象が大事ですので、数値優先でやりすぎるとやたらデッキだらけの車体になってしまうかもしれません。
そこで、イメージ的には「本体を他の機関車と比べて違和感がない長さを確保しつつ他よりは短くし、両端のデッキにより全長は60ミリを超えてもOK」を目指すことにしました。本物は20メートルに満たない機関車ですので、20メートル級客車と並べた時の飛び出し分は小さめに抑えます。
といっても、そもそもの短縮技術の不足がありますので、車体本体の切れそうな場所は限られています。前後の窓ひとつ分ずつと、側面の点検扉ひとつ分を残すと、本体の全長が53ミリくらいになったので、これで良しとしました。
まだ、この時点で内部構造を全く考えていません。ちょっと完成まで持っていけるかはわかりません、、、
続きます↓
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