小田急で分割併合が盛んだった頃、なくてはならなかった機器が電気連結器です。
中間に封じ込まれている場合や、分割併合を行わない固定編成を除くと、近年は全ての先頭車に装備されていました。

現在は撤去されていますが、通常は分割併合を行わない6両編成の小田原方にも、以前は電気連結器が装備されていました。
これは逆10両が存在していたことの名残りで、新宿方に6両、小田原方に4両が繋がる10両編成が昔は存在していたためです。

逆10両がなくなった後も、電気連結器は装備されたままとなっていましたが、使う機会がないものを付けておく理由がなくなったのか、近年になって撤去されました。

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小田原方にも電気連結器が装備されていた頃の5000形です。
この姿のほうが、顔に締まりがあったように思います。