この列車へご乗車いただき、ありがとうございます。
本日は夕方に近畿車両から出場する
東京メトロ13000系の甲種輸送へ参戦の予定で
お仕事の段取りを組んでいたのですが、午後になって
予期せぬ受注が入りまして段取りが総崩れに。
結果、涙の非鉄デーと相成ってしまいました。
せっかく連日となります甲種輸送ウィークの〆にと
楽しみにしていただけに、残念でありますが
悔やんでも仕方がございませんので気持ちを
切り替えて更新して参りたい所存でございます。
さて、今回の更新は本日とうとう引退となりました
のせでんの古豪、1753編成が最後の活躍におきまして
ヘッドマークを掲出しておりましたのでご報告させて
いただきます。
2019-04-29 1700系1753編成 絹延橋ー滝山
向かいます1753編成。
元阪急2000系から転用改造されました
能勢電鉄の1700系電車、当初は9編成が導入され
かつては阪急で主力だった車両が、第2の故郷でも
主力と期待される存在となりました。
しかしながら近年は経年劣化が進み、昨年までで
4編成が廃車となっておりました。
そして今回、阪急から新たにやって来た7200系の
7201編成が導入されるのを機に現状で最若番となる
1753編成が現役から退く事になったのでございます。
2019-04-29 ありがとうヘッドマーク 絹延橋ー滝山
表題をトリミングし、ヘッドマーク部分を
クローズアップしてみます。
マークは実写の1753編成を図案化した
デザインなのですが、興味深い事にマークに
描かれます先頭車両にも実際のマークが掲出されて
いるのでございます。
つまり、そのマークの中にも、更にその中にも、と
無限に1753編成が描かれる(だろう)という粋な
デザインとなっておりました。
子供時分に母親の鏡台で合わせ鏡をすると、自分が
限りなく何人にも増えるのが楽しくて、よく
遊んでいた事を思い出します。
あの時は鏡に写る自分のうち、一人だけポーズが
違うのを見つけて怖くなり遊ばなくなったのでした。
きっと気のせいだと、今となっては思うのですが
当時の鏡台が処分されたので確認が出来ないのが
残念でございます。
2019-04-29 1700系1753編成 滝山ー絹延橋
川西能勢口方、1703号車に掲出されます
マークは図案が異なっておりました。
昔の阪急電車は皆、こんな感じの前面デザインで
活躍しておりました。
系統板や行先板を掲出するのも当たり前な時代も
過去のモノ、最近では幕からLEDに代わり、
鋭さの増したデザインとなりました。
それはそれで格好いいのですが、こうした古い意匠の
お顔を見ておりますと懐かしく、ホッコリとした気分に
なるのでございます。
私がそれだけオッサンになったという事なので
ございましょう。
コチラのマークには勇退の文字と共に、
現在の1703号車と改造前、阪急時代の姿である
2005号車が並ぶデザインになっておりました。
勿論、1703号車には実車と同じマークが掲出されて
いるので1753号車と同様、マークの中にも
同じ1703号車がいる、という無限増殖が楽しめます。
また、2005号車の姿は急行の種別板を掲出した姿で
屋根上のクーラーや貫通扉右上の行先表示幕、
スカートなどが当時と異なるのが判ります。
あ、パンタも無いですね。
この編成が引退する事で残り4編成となりました
能勢電1700系。
ラスト1編成のまま活躍を続ける3100系と、果たして
どちらが先に引退するのかが目下の所気になる所で
ございます。
それでは、
この列車へご乗車いただき、ありがとうございました!