2006年に全廃され、その歴史に幕を下ろした小田急の9000形。
地下鉄直通用として登場した形式ですが、晩年は地上専用車として活躍していました。

その9000形の最晩年、短期間だけ見られた種別があります。
それは快速急行と区間準急で、2004年12月11日のダイヤ改正で登場した種別です。

9000形の定期運用最終日は2006年3月17日ですから、1年と少しの期間見られたことになります。
どちらも短い期間しか見られなかったのですが、快速急行よりも区間準急のほうが貴重でした。
それは9000形の4両のほうが先に運用から離脱してしまったためで、2005年の終わり頃には見られなくなりました。
6両の9000形が最後まで残っていたので、快速急行はもう少し長く見ることができました。

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9000形の大きな種別幕だと、区間準急の地色が目立っていました。
8Mの強力編成で、贅沢な区間準急でした。