【撮影日:2019年 4月 7日】

 

この日はJR東日本・高崎支社の鉄道わくわくフェスティバル in 新前橋2019を撮影してきました。それでは当日の収穫を。。。

 

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9時30分、高崎駅に到着

東口の駐車場「ココパルク800」に車を入庫させて乗り換えます。

 

SL快速SLぐんまよこかわ号(第9135列車)

高崎車両センター所属のD51形498号機+12系客車6両です。D51 498復活30周年記念ヘッドマークが取り付けられています。

 

次は新前橋駅に向かいます。

 

■高崎駅

10:07発

 普通633M伊勢崎ゆき[JR・両毛線]

10:17着

■新前橋駅

 

鉄道わくわくフェスティバル in 新前橋

この日は高崎車両センター本所で一般公開「鉄道わくわくフェスティバル in 新前橋」が開催されました。

通常は鉄道の日前後の10月に開催されていますが、今年は大型観光企画「群馬デスティネーションキャンペーン(群馬DC)の一環として4月21日に開催されました。

 

撮影会会場

今回のイベントでは185系200番台とE653系1000番台、485系「宴」の3本が並べられました。

185系では15分毎に方向幕回しが行われました。

 

185系200番台

大宮総合車両センター所属のB7編成です。

万座鹿沢口方からクハ185-316号車+モハ185-232号車+モハ184-232号車+クハ185-216号車の4両編成(新製1982年・東急車両製造)になっています。

当初は田町車両センターのB7編成としてクハ185-316号車+モハ185-231号車+モハ184-231号車+モハ185-232号車+モハ184-232号車+サロ185-216号車+クハ185-216号車の7両編成でしたが、2013年には短編成化されて現在の編成になりました。

この編成については皇室用お召車両(クロ157-1号車)の連結に対応した装備が付加されています。


185系電車は1981年に国鉄が東海道線の特急「踊り子」号と高崎線の特急「新幹線リレー」号用として導入した新特急用の車両で、1982年までに東海道線用の暖地向け(0番台)として10両編成8本80両と5両編成7本35両、横軽対策と寒冷地対策を施した高崎地区用(200番台)として7両編成16本112両の計227両が日本車両製造と川崎重工業、近畿車両、東急車両製造、日立製作所の手により新製されました。

制御装置は抵抗制御でCS43A形電動カム軸式接触器を採用、主電動機はMT54D形(120kW)、歯車装置の比率は1:4.82(17:82)、台車はDT32H形及びTR69K形ペデスタル式空気ばね台車を装備、最高速度は110km/hとなっています。0番台は153系電車(CS12形)との併結機能、200番台は165系電車(CS15形)及び横軽区間でのEF63形推進運転(非協調)に対応しています。

この形式は2013年3月16日のダイヤ改正の際に余剰車が発生、今後はE257系1000番台を含めた他形式への置き換えも計画されています。

 

E653系電車(1000番台)

勝田車両センター所属のK70編成で、常磐線基準で原ノ町方からクハE653-1008号車+モハE652-1015号車+モハE653-1015号車+サハE653-1008号車+モハE652-1016号車+モハE653-1016号車+クロハE652-1008号車の7両編成になっています。

この編成は勝田車両センター所属のK303編成として使用していたものを2013年に特急「いなほ」号用に転用改造(1000番台化)したものです。新潟車両センターではU104編成として使用されてきましたが、2018年11月に国鉄特急色に塗り替えられて勝田車両センターへ返却されました。

 

485系

高崎車両センター所属のTG01編成です。高崎線基準で高崎方からクロ485-1号車+モロ485-2号車+モロ484-4号車+モロ485-3号車+モロ484-5号車+クロ484-3号車の6両編成(改造1994年・大宮工場)になっています。

この編成は1994年に485系電車を改造して製作した和式車両(お座敷車両)です。車内はお座敷用でモロ484形式以外は掘り炬燵にできる構造となっています。TD01編成は今回の展示をもって25年間の運用を終了、2019年4月25日に廃車解体のため長野総合車両センターへ自走で回送されました。

 

車両撮影会

 

洗車体験に使用される211系電車(3000番台)

高崎車両センター所属のA36編成です。水上・小山方からクモハ211-3036号車+モハ210-3036号車+サハ211-3071号車+クハ210-3036号車の4両編成(新製1989年・川崎重工業)になっています。この編成は当初、クモハ211-3036号車+モハ210-3036号車+サハ211-3071号車+サハ211-3072号車+クハ210-3036号車の5両編成を組んでいましたが2017年にサハ211-3072号車を抜き取って現在の編成になりました。

 

方向幕回し(前面幕)

この編成では不定期で幕回しが実施されました。

東海道線直通や横須賀線直通の幕も入っているようです。

 

方向幕回し(側面幕)

 

 

洗車へ向かう洗車体験専用列車

高崎車両センター所属のA36編成です。この編成は13時00分からの車両洗浄乗車体験に使用されました。

 

洗車体験が終わって戻ってくる洗車体験専用列車

高崎車両センター所属のA36編成

 

工場内

工場内ではレールスター乗車体験や車両ジャッキアップ実演、打音検査体験、パンタグラフ展示などが行われました。

 

レールスター乗車体験

レールスターは保線用の車両で線路を点検する際に使用するものです。

 

ジャッキアップ実演

高崎車両センター所属のクモヤ145-107号車(改造1982年・郡山工場)です。この車両は1982年にクモハ101-98号車(新製1961年・日本車両製造)を改造したものです。

ジャッキアップ実演は10時30分と13時00分の2回実施されました。

 

部品展示(主電動機)

115系電車や485系、クモヤ145形に使用されているMT54形です。

端子電圧が375V時の定格出力は120kW、定格回転数1,630rpm(全界磁)、最高回転数4,320rpmです。

 

部品展示(主電動機)

211系や651系などで使用されているMT61形です。

端子電圧が375V時の定格出力は120kW、最高回転数4,600rpmです。この主電動機は高回転が可能な事から205系から651系まで幅広く使用されています。

 

パンタグラフ展示

211系・205系電車用のPS33E形です。

主にひし形パンタグラフ交換用として設計されています。ちなみにパンタグラフの上昇力は在来線で約6kg程度となっています。

 

記念撮影コーナー

TVアニメ「新幹線変態ロボ シンカリオン」の記念撮影コーナーが用意されました。今回は「E6こまち」と「E7かがやき」の2体が展示されました。

 

フードコーナー

焼きそばや牛串などの移動販売の他に釜めしの販売も行われました。

 

今日の昼食

益子焼の器を期待していましたがエコパック仕様のみの販売でした。

 

ゆるキャラと記念写真コーナー

当日は、ぐんまちゃんも来所してました。

 

鉄道グッズ販売

 

信号機展示・発車ベル体験

 

お楽しみコーナー

子供用の輪投げやボウリング、起床装置体験、スタンパー押印体験など

 

エコキャップアート展示

 

高所作業車乗車体験

 

群馬県内鉄道各社物販ブース

上信電鉄、上毛電鉄、わたらせ渓谷鉄道が物販を行いました(東武鉄道は記念写真ボートや運転台機器の展示のみ)

 

高崎車両センター本所(旧・新前橋電車区)

2019年5月1日現在、団体用の485系電車が12両、高崎地区用の211系電車が134両、クモヤ145形1両の計147両が配置されています。

 

本日の撮影はここまで