もこもこ鉄旅部。

乗り鉄・旅鉄・駅ノート絵師(駆け出し)の筆者が、全国津々浦々を鉄道旅でまわったり、駅訪問して駅ノートにイラストを残したりするブログです。

南北つながる!三陸鉄道リアス線乗りとおし⑤【宮古~田野畑】

 前回までに、三陸鉄道リアス線を盛駅から出発して、宮古駅までやって来ました。

 引き続いて、宮古駅から出発して久慈駅を目指します。もと北リアス線の区間を乗車してまいります。

 

今回も雪が降っているみたいだよ~

なんだか天気に恵まれないよね...

 

宮古駅から出発して北へ

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 宮古駅から久慈方面の列車へと乗車です。昨日に引き続いてけっこうな雪が降っています。太平洋側だから大丈夫だろうと思って少し軽装できましたが、油断しておりました。

 

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 線路にも雪が積もって、もはや冬の旅という感じですね。実際は3月末なのですが。季節が少し逆戻りしたかのような感じです。

雪の三陸鉄道、ちょっとかっこいいかも!

 

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 車両はまだまだ新しくて綺麗です。ボックスシートがいいですね。朝早い時間だからか、リアス線開業から間もないといってもそれほど乗客はいません。

それじゃあ、しゅっぱつー!

 

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 宮古駅を出ると、次は山口団地に停車です。その名のとおり、駅前に団地が建っていて住宅も多くあります。しかし、この駅を出ると一気に山奥へと突き進んでいきます。

 

動物だらけの佐羽根駅 

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 佐羽根駅にやって来ると、駅には誰もいませんでしたが、動物たちがお出迎えをしてくれます。ここは秘境感がありますね。

サル、クマ、タヌキ、ウサギ・・・色々いるね。

もはやちょっとした動物園だね。

  

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 なんだか動物たちが手を振っているようにも見えます。見送られているような不思議な気分です。

待合室の中からもこっち見てる~

 

田老駅で徐行運転

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  佐羽根駅を出て山を抜けると、田老駅へとやってきます。東日本大震災で津波の被害が大きかった場所です。

 

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 列車交換を行った後に駅を出発します。しばらく街の様子が見られるように徐行運転がされました。倉庫のような建物に「みなさま復興ありがとう!」の文字。

 

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 過去2014年12月に三陸鉄道北リアス線の乗ったときの田老駅あたりの写真は、このような感じでした。

 

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 今回、列車の車窓から見える街並みは以前に通ったときと比べてみると、きれいに整備されて見違えるようです。新しい防潮堤の建設も引き続き進められているようです。

 

トンネルを抜けて

 田老駅を出ると、長いトンネルに入って摂待駅へと至り、さらにトンネルを抜けて岩泉小本駅へと到着します。

けっこうな時間トンネルを走るんです。

 

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 岩泉小本駅の手前では小本川を渡ります。

 岩泉小本駅はもともとは単に「小本駅」でした。かつては岩泉町内にJRの岩泉駅があったのですが、廃線となってしましました。

  それだと町内に岩泉の名が付く駅がなくなってしまうので、小本駅のほうへ持ってきたくっつけたみたいです。

もともと岩泉線は小本駅まで延伸の計画もあったんだって。

廃線問題も大変だね... 

 

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 岩泉小本駅を出て、またまた長いトンネルを抜けると島越駅へやって来ます。このあたりから、ちらっちらっと海が見えてきます。

 

田野畑駅へ到着

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 そして田野畑駅へと到着しました。ここでいったん途中下車します。駅の愛称はカンパネルラと名付けられておりますが、『銀河鉄道の夜』の主人公の友人から取っているんでしょうか。

  

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 駅舎は木造で古民家のような出で立ちです。外壁は桜の花びらで彩られています。中には売店や喫茶店もあります。

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 駅の待合室や改札は、昔ながらの雰囲気で落ち着きます。ストーブも置いていてあったかで和みます。

鉄道ダンシに見つめられてる!


 田野畑駅での途中下車については、別の機会にあらためて書きたいと思います。次回は先へと進んで、久慈駅まで乗車して、三陸鉄道の乗りとおしも最後となる予定です。(続く)