【Osaka Metro】中期経営計画を修正。自動運転実験・顔認証入場を2024年度に導入

【Osaka Metro】中期経営計画を修正。自動運転実験・顔認証入場を2024年度に導入

昨日もお伝えしましたが、Osaka Metroは、従来の2024年までだった中期経営計画を一年延長した「Osaka Metro Group 2018-2025年度 中期経営計画」を発表しました。

昨日はこの中の内「全駅へのホームドア導入」を部分的にお伝えしましたが、この他にも「地下鉄・バスの自動運転導入」や「顔認証入場システム」など、非常に興味深い事案が取り上げられているので、趣味的見地から一つ一つご紹介していきます。

 

 

中央線 阿波座~夢洲を自動運転

地下鉄の自動運転(添乗員付き自動運転)を目指し、2024年に中央線の阿波座~夢洲間での実用化を目指して実証実験を開始するとのこと。ホームドアも2024年までに導入されます。

千日前線 25系 試運転

これについては意外と難しくなさそうで、既に長堀鶴見緑地線やニュートラムをはじめとした特殊規格で実現、普通鉄道規格でも、千日前線で2014年から自動運転(ATO)が始まっています。

千日前線25系では、17編成のATO化に4年かけていますが、中央線ではどれぐらいの時間がかかるのでしょうか。また、直通先の近鉄でも同様の改造工事が行われるものと見られます。

40000系の投入で20系全廃かと思いましたが、自動運転は2024年度(あと5年)からの実験ということで、年数的に古参である20系にもATO装置を付ける感じでしょうか

 

 

バスの自動運転

バスについても自動運転を計画しています。大阪メトロ側は「2024年度に20路線での自動運転バス運行を計画」としていますが、こちらについてはまだ技術も微妙なところで、本当に実現するのか?という感じ。

今年度から営業所内や路上で実証実験を開始、来年2020年度には比較的人の少ない夢洲・舞洲での4路線で実用化に踏み切る…としていますが、はたして。

 

空港リムジンバスを運行開始予定

なんと大阪シティバスによる、空港リムジンバスを今年度から運行開始予定だそうです!いや~これはびっくり。近い内にどこかの営業所に大型のバスが入ってくるかもしれませんね。

以前、座席指定サービスや深夜バス計画を発表していますが、こちらについてはどうなるのでしょうか。

 

【大阪シティバス】5路線で座席指定サービスや深夜バス導入を計画

 

地下鉄改札の「顔パス」

キャッシュレスを通り越してチケットレスまで来ちゃいました。

顔写真を登録すればICカードを使わずに、顔認証で改札を通れるシステムの導入を2024年度までに実現すると言い切っています。すげえな大阪メトロ…

【これはすごい】Osaka Metro、顔認証改札のテストをドーム前千代崎など4駅で12月から開始!

 

駅リニューアルプランを2019年8月に改めて発表

前回、心斎橋駅がやり玉に挙げられて物議を醸した、駅リニューアルプラン。これについても、梅田はプラン通りのリニューアルを行うようですが、プレゼン資料の中で動物園前駅のイメージパースが掲載されていました。

テーマは”ANiMaL”とされています。現在の動物園前はやや陰鬱な感じですが、こういう明るい駅になるのでしょうか。楽しみになってきました!

【御堂筋線】新大阪~梅田~天王寺までの9駅を大規模改革!イメージ図を発表

 

 

期待と不安と

出典:Osaka Metro『地下空間の大規模改革及び 夢洲開発への参画について』2018年12月20日

 

正直、ファンサイトを運営してずっと大阪の地下鉄を見てきた私でも困惑するレベル&ボリュームの、今回の中期経営計画プラン。

万博開催決定で気合が入ってるのは十二分に伝わってきますが、大風呂敷を広げて果たして大丈夫なのか…?と期待と不安で半々な気持ちです。笑

順次動きについては追っていくので、是非当サイトも御覧くださいね!

 

参考資料

「Osaka Metro Group2018-2025年度 中期経営計画」
https://subway.osakametro.co.jp/news/2018_2025_cyukikeieikeikaku.pdf

※記事中のプレゼン資料は全てこのページより引用しています




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