※2015年12月の旅行の記録です。東日本大震災の被災地の画像が多いため不快に思われる方はブラウザバックしてください。
また、復興状況は現在と異なることをご了承願います。
今年3月に震災で不通になっていたJR山田線の宮古~釜石間が三陸鉄道リアス線の一部として再開しましたね。
鉄道に興味のない方も元気を貰えたニュースだったのではないかと思います。
若干のタイトル詐欺にはなりますが筆者は被災地を自分の目で見ておこうと3年ほど前に初めて北東北を訪れました。
ルートとしては岩手県釜石市から三陸鉄道南リアス線(当時)・JR大船渡線・JR気仙沼線(共にBRT、一部鉄道)を乗り継ぎました。
関東で被災したものの大きな被害を経験していない筆者にとって改めて記憶をたどる機会として投稿した次第です。
前の晩に撮りました。山田線の白い張り紙で初めて不通という現実を目の当たりにしました。
朝、三陸鉄道の駅舎に入ります。
南リアス線の盛行き。クウェートからの寄付による車両でした。
『銀河鉄道の夜』をイメージしてみました。
流れる景色から垣間見える震災の爪痕。
あっという間に盛に到着。ここからは大船渡線BRT。
元々鉄路だったこともあって乗り継ぎはとてもスムーズ。
特に被害が大きかった陸前高田市に入りました。
テレビの画面越しではあったものの陸前高田の映像は今でも鮮明に記憶に残っています。
そして奇蹟の一本松駅で下車。
筆者は観光客という立場上当駅で降りて見学することに問題はないかもしれませんが、ここまで被害を目の当たりにすると色々と複雑な心情が交錯していきました。
宮城県に入り、終点の気仙沼駅で気仙沼線のBRTに乗り継ぎました。
鉄道も動いている駅でバスを乗り継ぐ違和感。
もう使われることのない鉄道の駅を見ることができます。
柳津駅で下車。ここから鉄道は動いており、折角なのでバスを降りました。
現在では変わっているようで不通区間の線路をこのように眺められたのも最後となりました。
気動車が来ました。ここまでずっと青春18きっぷでバスに乗っていたので不思議な感じ。
前谷地で石巻線に乗り換え、石巻へ。やっぱりバスより気動車の方が断然乗り心地がいいですね。
この後は石巻を少し観光し仙石線と東北本線で帰途につきました。
今回は旅の性格上少々深刻な投稿になりましたが、震災から8年以上経った今でも一日でも早い復興を願っております。