【QR】鉄道ファンが”スマホ決済ブーム”に便乗するには?

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”100億円あげちゃう!”年を跨いでもそんな言葉が巷を行き交う2019年。空前のスマホ決済(QR決済)ブームに沸く日本ですが、非接触ICカードが強いシェアをもつ鉄道業界の対応はいかほどなのでしょうか?

各サービスを比較するとともに、それらを鉄道利用時に応用できないか調査してみました。
※モバイルSuicaは趣が若干異なるため、この記事では触れません。

スマホ決済の魅力

昨今提供されているスマホ決済サービスの主な魅力は、なんといっても手軽さ1%を超える高い還元率ですよね。

従来のクレジットカードやICカードも手軽さは備えていましたが、高度な還元サービスが提供されることは稀でした。

そこに、2%や5%を掲げてベンチャーを含めた各社が参入してきたのですから、電子決済利用者が爆発的に増えたのにも頷けます。

そして、ユーザが増え電子決済の市場規模が肥大化するとともに、利潤の追求を目論んで多数の業者が流入したことによって電子決済業者間の競争(超過供給)が起こっているわけです。

各社が競うように還元率や割引率を釣り上げ、バブルのような状況を引き起こしている今こそが、スマホ決済が最も魅力を放っている時期だと言えるのではないでしょうか。

券売機はQR決済に対応していない

そんなスマホ決済ですが、対応店舗は主にコンビニをはじめとした小売店や飲食店、そしてAmazon等のネット店舗です。

鉄道会社の券売機やみどりの窓口への対応はほとんど謳われておらず、一筋縄ではいかなさそうです。

鉄道利用に直接影響するもの(乗車券等)ではなく、駅ナカのコンビニで購入する飲食物などの間接的に作用するものであれば充分にスマホ決済を活用できそうですが、費用が嵩みがちな乗車券にキャッシュバックを適用できないのは悔しいですよね。

(※3月19日現在、鉄道会社によるスマホ決済対応は、湘南モノレールがPayPayに対応した例のみです。)

突破口はリアルカード

ただ、コード払いが利用できない店舗であっても、リアルカード※1なら利用可能な場合があるので、その隙をうまく突けばオトクに利用できるかもしれません。

スマホ決済の長所である手軽さを少し損ないますが、高い還元率はそのまま適用されるので安心です。 


※1(Payサービス企業側が提供するクレジットカード様式のカード。スマホ上で完結するバーチャルカードの対極。) 

主要なスマホ決済サービスのうち、リアルカードに対応しているのは以下のサービスです。

  • LINE Pay(前月の利用額に応じ還元率は最大2%)
  • Kyash(常時2%)

※どちらもリアルカード利用時

嬉しい事に、どちらもみどりの窓口での決済に対応しているとの情報が散見されますので、無事にスマホ決済の恩恵にあやかる事ができます。ただ、みどりの券売機(クレジットカード対応券売機)で使用する事ができるのは、暗証番号を設定できるLINEPayカードのみですので、ご注意ください。

暗証番号が設定されていないと、券売機では使用できず、みどりの窓口ではサインをもとめられるようです。(※未検証)

クレジットカード紐付けで可能性も広がる

LINEPayのリアルカードもKyashも、扱いの上ではプリペイドカード(デビットカード)ですので、決済時までにお金をチャージしておく必要があります。メジャーな交通系ICカードと同じ形態ですね(後払いのPiTaPaを除く)。そして、カギとなるのはそのチャージの方法です。交通系ICは、クレジットカードと紐付けしてオートチャージを適用することによって、カード会社からキャッシュバックを受ける事ができますが、上記のリアルカードを利用して同じような事ができます。

強いのは”Kyash” その威力はいかに

LINEPayもKyashも、クレジットカードと紐付けて決済することができますが、クレジットカードとPayサービス、両方のキャッシュバックを受けられるのはKyashだけです。

というのも、LINEPayのチャージは現金か一部指定銀行口座からの振替でしか行う事ができず、紐付けたクレジットカードからの決済だと、ただLINEPayを経由するだけになってしまうのです。下部に、路線図に見立てシンプルに解説した図を添付します。

では、そのKyashを使えばどれほどの還元が望めるのでしょうか。紐付けるクレジットカードが人それぞれなので一概には言えませんが、3%前後は期待できます。利用がみどりの窓口のみに制限されるとはいえ、それだけのキャッシュバックは魅力的です。実際に使うと、どれだけ還って来るのでしょうか。

みどりの窓口で
青春18きっぷ
(11850円)を買う

使用するクレジットカードは、一般的なクレジットカード(還元率1%)を想定。

・11850円のKyashをクレジットカードから購入する
 →118.5円のキャッシュバック
・そのKyash残高から11850円を支払い青春18きっぷを買う
 →237円のキャッシュバック
 
 →計355.5円のキャッシュバックが!
 →クレカ単独に比べ237円お得、LINEPayに比べて最小118.5円お得!

なんと、18きっぷを購入するだけで、コンビニでおにぎり2個とお茶を購入する事ができるだけのキャッシュが還ってくるんですね!これはお得です!

では、もっと金額が大きくなる定期券や、新幹線の場合も見てみましょう。

新幹線の往復乗車券
東京~新函館北斗
(43060円)を買う

・43060円のKyashをクレジットカードから購入する
 →430円のキャッシュバック
・そのKyash残高から43060円を支払い定期券をを買う
→860円のキャッシュバック
 →計1290円

通勤定期券(半年)
取手→日暮里
(91510円)を買う

・91510円のKyash残高をクレジットカードから購入する
 →915円のキャッシュバック
・そのKyash残高から91510円を支払い定期券をを買う
 →1830円のキャッシュバック
 →計2745円

どの例も、まとまった金額が返って来るのが嬉しい所ですね。
言い換えてしまえば、常に乗車券を3%引きで購入できるということになるので、
みどりの窓口に行く手間を考慮しても充分実用的といえるのではないでしょうか?

Kyashでのキャッシュバックを最大化するカードは?

以上のように、クレジットカードと紐付けしたKyashのリアルカードを用いれば、常に実質3%前後引きで乗車券が購入できます!

鉄道利用でもスマホ決済ブームの恩恵にあやかれるんですね!

ただ、Kyashの2%還元サービスがいつ終了するかわからないので、恒久的な手段とは言えなさそうです。

さて、上記のスマホ決済の最大化をするためには、紐づけるクレジットカードなどの相性がとても重要です。

還元率が高いクレジットカードを用意することで、上記のメリットを最大化することが可能です。

増税も控えた今、キャッシュバックの恩恵を最大限受けられる準備をしておきたいですね!

紐づけるカードを選ぶ条件

  • Kyashのチャージで、ポイントが貯まるクレジットカードであること
  • ポイント還元率の高いクレジットカードであること
  • Visaブランドor Mastercardブランド(JCB不可

Kyashと相性がいいカード

楽天カード

還元される楽天スーパーポイントの使徒は楽天関係がほとんどではあるものの、様々なキャンペーンや利用法で他のカードではありえない還元率をたたき出すのが楽天カードの魅力です。

ネット通販などを多く利用する方には特におすすめですね。

Yahoo! JAPANカード

還元率は1%と高い部類であるものの、もっと高いカードは他にも見受けられます。

しかしながら、日本で多く普及しているTポイントへの1%還元という使いやすさはかなり魅力的と言えるでしょう。

Yahoo! JAPANカード 発行プロモーション

提携店舗一覧

イオンSuicaカード

イオンクレジットカード

✈飛行機も好きな方ならマイルになるカードがおすすめ

ここまでのカードは一般の方向けではあるものの、飛行機が好きな方ならマイルに還元されるカードなら、マイルが貯められてオトクと言えるでしょう。

ANA VISAカード・ANAマスターカード

ANAマイラーの方の王道カードです。

VISAカード・Mastercardともに、ANAマイル還元率は通常0.5%です。

JAL VISAカード・JALマスターカード

JALマイラーの方ならこちらですね。

VISAカード・Mastercardともに、JALマイル還元率は通常0.5%です。

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コメント

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