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静態保存の「長野電鉄ED502」と「ラッセル車DD16301」

2019年03月31日 00時35分00秒 | 鉄道写真(長野電鉄)

* この記事は、「Yahooブログ」の閉鎖に伴い移記したものです。

 長野市の「大豆島東工業団地」内にある直富商事(株)の敷地内に「静態保存」されております元・長野電鉄の電気機関車502号(ED5002号)と、元・国鉄長野工場で造られた単線形のラッセル車・DD16301号を見に行って来ました。再塗装の上、フェンス、屋根付きで説明板も掲示されており、大切に保存、展示されておりました

 道路側からだと、植栽が繁って全体が見れないため、社員の方に了解を得て敷地内から撮ったものです。
 
 なお、ここに静態保存されるまでの経緯は、以下のとおりです。
●1927年(昭和2年)11月1日、日立製作所で製造され長野電鉄で運用。
●1953年(昭和28年)、車両番号が502号→ED5002号に変更。
●1970年(昭和54年)、越後交通に譲渡。
●1990年(平成2年)、越後交通から買い戻し、小布施駅の「ながでん電車の広場」に展示。
●2002年(平成14年)3月31日除籍され、屋代線の「信濃川田駅」の構内に留置。
●2015年(平成27年)4月、直富商事(本社:長野市大豆島)に譲渡され、同社敷地内の長野電鉄の旧松川橋梁トラス桁上に展示。

 

 橋梁は、明治時代にイギリスで製造され、東海道線や信越線などで使用した後、鉄道省から長野電鉄の前身である「河東鉄道」に1923年(大正12年)に払い下げられ、松川橋梁に使用されていたものです。

 元・長野電鉄屋代線の信濃川田駅に留置されている時に撮ったものですが、ここから直富商事に売却されて展示場に移動したものです。

 

 写っている客車は、安曇野市の「安曇野ちひろ公園・トットちゃん広場」で、『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子著)に登場する「電車の教室」として使用されています。

 
 
    
 説明板によりますと、このDD16301号機は、単線形のラッセル車の前頭車両ですが、国鉄長野工場において飯山線用に製造されたものである、とありました。
  
 
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