秘境、温泉、うまい! - 樽見鉄道ひとりたび

2019.3.1 (113) 樽見 - 大垣いきふつう 2000-1500

2019年3月ついたち、樽見鉄道(たるみてつどう)ひとりたびをしてきた。終点の樽見までいったのは8年ぶり2回めのことになるだけど、こんかいは、樽見からあしをのばして温泉につかったり、かえりに谷汲口(たにぐみぐち)でとちゅう下車して観光したりして、たのしんできた。ほいからこれがいちばんだいじなとこなだけど、ぜんかいはうすずみざくら見物の乗客で列車が大混雑になっちゃってしっかりたしかめることのできんかった、神海(こうみ)から樽見までの秘境区間に布設されとる新世代の線路のすばらしさもぞんぶんにあじわうことができた。

【きたいき】
東海道線) → 大垣 → (樽見鉄道) → 神海 → (樽見鉄道) → 樽見 → 〔うすずみ温泉
【みなみいき】
樽見 → (樽見鉄道) → 谷汲口 → 〔ひるごはん旧名鉄谷汲駅華厳寺〕 → 谷汲口 → (樽見鉄道

◇            ◇

きたいき

名古屋からのった東海道線大垣いき特別快速で岐阜平野をにしにすすむ。岐阜平野は濃尾平野(のうびへいや)のうちの木曽川よりもきたがわ、あるいはにしがわの部分だ。

2019.3.1 (1) 大垣いき特別快速 - 揖斐川鉄橋 2000-1500

揖斐川(いびがわ)鉄橋をわたって、県都、岐阜を中心とする中濃(ちゅうのう)の区域から大垣を中心とする西濃(せいのう)の区域にうつる。

2019.3.1 (3) 大垣いき特別快速 - 揖斐川鉄橋 1200-900 2019.3.1 (2) 大垣いき特別快速 - 揖斐川鉄橋 1600-1200

東海道線のみどりいろの鉄橋のすぐみぎどなりにちゃいろい歩行者、自転車用のはしがあって、ほのむこうには樽見鉄道のみどりいろの鉄橋がみえる。どれも風格のあるトラス橋だ。しらべると、いま歩行者、自転車用のはしとしてつかわれとるはしが初代の東海道線揖斐川鉄橋で、いまの東海道線揖斐川鉄橋は3代めになるだげな。ほいから樽見鉄道揖斐川鉄橋は、御殿場線(ごてんばせん)でつかわれとったいつつの鉄橋を移設してつくったもんだっていう。ほー。

2019.3.1 (4) 大垣いき特別快速 - 大垣てまえ 1800-1350

揖斐川鉄橋をわたりおえると、みぎから樽見鉄道の単線が合流してくる。

2019.3.1 (5) 大垣いき特別快速 - 大垣 2000-1500

まあちょっとすすんで、電車は大垣のだだっぴろい構内にはいっていく。

2019.3.1 (6) 大垣いき特別快速 - 大垣 2000-1500

転線、転線して、わが大垣いき特別快速は、対面に樽見鉄道の単行気動車のとまるいちばんみぎのしましきホームのひだりがわにはいっていく。5番のりばだ。

2019.3.1 (7) 大垣いき特別快速 - 大垣 1980-1500

電車は、ホームにまっとるひとたちのまえをずーっととおっていって、やっととまる。8時25分。

2019.3.1 (11) 大垣 - 大府いき快速 1580-1180

ここまでのってきた電車は、5番のりばにとまった状態でほのままおりかえし大府いき快速にかわって、ホームにまっとったひとたちがのりこんでいく。

このホームにある樽見鉄道のきっぷうりばで1日のりほうだいきっぷをかって、いったん橋上かいさつをでる。1日のりほうだいきっぷは通常2,000円のもんが特別企画ってことで1,000円になっとった。

えきまえの喫茶店でいっぷくして、また、かいさつをはいる。

2019.3.1 (12) 大垣 - 樽見いきふつう 2000-1500
2019.3.1 (13) 樽見いきふつう - 大垣 2000-1500 2019.3.1 (14) 樽見いきふつう - 大垣 1000-750

5番のりばとおんなじホームのはんたいがわ、6番のりばにまあはいとまっとった樽見いきの単行気動車にのりこむ。外見はしろっぽい車体にあっかいいろどりのはいった塗装のOCNet号で、座席配置はボックスシートのワンマン列車だ。車両番号はハイモ295-617。廃止になった三木鉄道(みきてつどう)からゆずりわたされたもんで、ここ樽見鉄道で第二の人生をあゆんどるだ。

2019.3.1 (15) 樽見いきふつう - 大垣しゅっぱつ 2000-1500

9時11分、大垣をしゅっぱつ。のっとるのは17人。

2019.3.1 (16) 樽見いきふつう - 大垣しゅっぱつ 1990-1500

まんだホームのよこをはしっとるうちに、后方から同時しゅっぱつした豊橋いき新快速においぬかれる。

2019.3.1 (17) 樽見いきふつう - 大垣しゅっぱつ 2000-1500

新快速に大差をつけられたわが単行気動車は、きのまくらぎの線路をがたごと、がたごとはしっていく。

2019.3.1 (18) 樽見いきふつう - 大垣東大垣間 1600-1200

ひだりに平行しとった側線がつきる。

2019.3.1 (19) 樽見いきふつう - 大垣東大垣間 1600-1200

東海道線電車とすれちがい。

2019.3.1 (20) 樽見いきふつう - 大垣東大垣間 1370-1050

ゆるくひだりにまがって、東海道線とわかれる。

2019.3.1 (21) 樽見いきふつう - 東大垣 2000-1500
2019.3.1 (22) 樽見いきふつう - 東大垣 2000-1500

しましきホームの東大垣(ひがしおおがき)に停車。ひだりに側線もある。ここでひとりおりる。

2019.3.1 (23) 樽見いきふつう - 東大垣横屋間 1800-1350

揖斐川の堤防にむかってさかみちをかけあがっていく。

2019.3.1 (24) 樽見いきふつう - 揖斐川鉄橋 2000-1500

揖斐川鉄橋をわたる。

2019.3.1 (25) 樽見いきふつう - 揖斐川鉄橋 1600-1200

すぐしもにさっきわたってきた東海道線の鉄橋がみえる。てまえとなりあわせに歩行者、自転車用のはし。

2019.3.1 (26) 樽見いきふつう - 東大垣横屋間 1600-1200

ひがしにわたったとこで、みぎ、岐阜平野のむこうに金華山。また、東濃にもどった。

2019.3.1 (27) 樽見いきふつう - 横屋 1800-1350

ひだり曲線のあと、列車の進行方向がひがしむきからきたむきにかわって、ひだりかためんホームの横屋(よこや)に停車。ここで3人のってくる。まわりは住宅街。まくらぎはきのまくらぎがつづく。

2019.3.1 (28) 樽見いきふつう - 横屋十九条間 1800-1350
2019.3.1 (29) 樽見いきふつう - 横屋十九条間 1200-900

犀川っていうちいさなかわをわたる。

2019.3.1 (30) 樽見いきふつう - 十九条 2000-1500

ひだりかためんホームの十九条(じゅうくじょう)に停車。ゴルフバッグをかかえたおじさんをふくめて、ここでまた3人のってくる。十九条ってたいそうななまえだけど、古代条里制の記憶がいまにのこっとるもんか。

2019.3.1 (31) 樽見いきふつう - 横屋十九条美江寺間 2000-1500

左右にかきばたけがひろがるなか、列車はすすむ。ほしがきが好物だったっていう秀吉も、このあたりのかきをたべたのかもしれん。

2019.3.1 (32) 樽見いきふつう - 美江寺 1800-1350

ひだりかためんホームの美江寺(みえじ)に停車。ここでおばさんがふたりのってくる。ぞんがいにちょこちょこのってくるもんだ。このへんで中山道が東西によこぎっとるはずで、まんだおとずれたことのない美江寺宿がある。

2019.3.1 (33) 樽見いきふつう - 美江寺北方真桑間 1800-1350

ひきつづき左右にかきばたけがあって、また、工場やたんぼもある。

2019.3.1 (34) 樽見いきふつう - 美江寺北方真桑間 2000-1500
2019.3.1 (35) 樽見いきふつう - 美江寺北方真桑間 2000-1500

さて、線路がみぎにうかいしとるとこをとおる。ここだけまくらぎがコンクリートまくらぎになっとるだけど、列車はひだりの高架工事げんばをみながらのろのろはしる。線路を東西によこぎる道路交通の要請で線路がうえにあがるにちがいない。

2019.3.1 (36) 樽見いきふつう - 美江寺北方真桑間 1200-900

たんぼをへだててみぎがわに北方(きたがた)のまちがみえてくる。なかにアピタもみえる。北方は、1914年っていうむかしに岐阜から西北方向の郊外線として名鉄揖斐線(いびせん)が一部開業したときの終点で、中濃のひとつの中核的なまちであり、いまもバス路線で岐阜と密につながる。

2019.3.1 (37) 樽見いきふつう - 美江寺北方真桑間 2000-1500

列車は北方のまちのにしのはずれにはいっていく。

2019.3.1 (38) 樽見いきふつう - 北方真桑 2000-1500
2019.3.1 (39) 樽見いきふつう - 北方真桑 2000-1500
2019.3.1 (40) 樽見いきふつう - 北方真桑 1000-750

しましきホームみぎがわにいきちがいのはんたい列車がまつ北方真桑(きたがたまくわ)に停車。ひだりに側線もある。はんたい列車はあざやかなうすみどりいろ。ここで6人おりて、この列車がつくのをまっとったわかいおかあさんとちいさなおんなのこのふたりがのってくる。

2019.3.1 (41) 樽見いきふつう - 北方真桑モレラ岐阜間 1800-1350

列車はやまにむかってすすむ。ごくごくまれにコンクリートまくらぎのとこがあらわれる。

2019.3.1 (42) 樽見いきふつう - モレラ岐阜 1800-1350

みぎかためんホームのモレラ岐阜に停車。こんなたんぼんなかのえきなのに、12人ものってきて、7人おりる。ちょっとひがしに駅名のおおがた商業施設があって、この樽見鉄道かいもんきゃくの交通手段になっとるだ。乗客24人となって発車。

2019.3.1 (43) 樽見いきふつう - モレラ岐阜糸貫間 1800-1350

また、左右にたんぼ。

2019.3.1 (44) 樽見いきふつう - 糸貫 2000-1500

ひだりかためんホームの糸貫(いとぬき)に停車。のりおりなし。

2019.3.1 (45) 樽見いきふつう - 糸貫本巣間 1800-1350

左右にたんぼやかきばたけ。ずーっとむこうのひだりのやますそにセメント採掘場をかくにん。いまは貨車のすがたさえみえんけど、むかしは鉄道によるセメント輸送がさかんだったみたいだ。まくらぎはずーっときのまくらぎで、列車は左右にがたごとゆれながらすすむ。

2019.3.1 (46) 樽見いきふつう - 糸貫本巣間 1800-1350

また、まちにはいっていく。

2019.3.1 (47) 樽見いきふつう - 本巣 2000-1500
2019.3.1 (48) 樽見いきふつう - 本巣 2000-1500

しましきホームみぎがわにいきちがいのはんたい列車がまつ本巣(もとす)に停車。はんたい列車はあざやかなみずいろ。ここが樽見鉄道の本社があるえきで、みぎに車両基地があって、ひだりに側線も3本ある。ほれと、本巣(もとす)市役所のもよりえきでもある。ここでふたりおりて、よにんのってくる。2分停車。

2019.3.1 (49) 樽見いきふつう - 本巣 1600-1200
2019.3.1 (50) 樽見いきふつう - 本巣しゅっぱつ 2000-1500

きいろ、だいだいいろ、みずいろの3色にぬりわけられた留置車両をみぎにみながら、このだだっぴろい構内をしゅっぱつ。のっとるのは23人。

2019.3.1 (51) 樽見いきふつう - 本巣織部間 1800-1350

やまにむかってきたにすすむ。

2019.3.1 (52) 樽見いきふつう - 本巣織部間(自転車) 1600-1200
2019.3.1 (53) 樽見いきふつう - 織部 2000-1500

みぎたんぼんなかに自転車をとめてスマホをいじっとるわかもんをみて、すぐにみぎかためんホームの織部(おりべ)に停車。みぎに平行する国道157号線とのあいだに「みちのえき織部のさともとす」があるだけど、鉄道利用でいけるような立地であり、好感がもてる。

2019.3.1 (54) 樽見いきふつう - 織部木知原間 1600-1200
2019.3.1 (55) 樽見いきふつう - 織部木知原間(トンネル) 1600-1200

ますますやまにちかづいて、ついにトンネルをくぐる。みじかいトンネルだけど、はじめてのトンネルだ。濃尾平野の一部である岐阜平野はつきた。

2019.3.1 (56) 樽見いきふつう - 織部木知原間 1590-1200
2019.3.1 (57) 樽見いきふつう - 織部木知原間 1600-1200

トンネルをぬけて、ひだりにかわがあらわれてくる。根尾川(ねおがわ)だ。揖斐川からみぎに分岐した根尾川がここにきて線路のとなりにきただ。

2019.3.1 (58) 樽見いきふつう - 織部木知原間(トンネル) 2000-1500

また、みじかいトンネルをくぐる。

2019.3.1 (59) 樽見いきふつう - 織部木知原間 1600-1200

また、ひだりに根尾川がおおきくひろがる。

2019.3.1 (60) 樽見いきふつう - 木知原 2000-1500

みぎかためんホームの木知原(こちぼら)に停車。ゴルフバッグをかかえて十九条からのったおじさんと、ほかにおばさんひとりの、あわせてふたりがここでふたりおりる。えきのすぐみぎに国道157号線

2019.3.1 (61) 樽見いきふつう - 木知原谷汲口間 1600-1200

きたにすすむ。線路のすぐみぎに国道157号線が平行。ひだりにたんぼをへだてて根尾川がながれる。

2019.3.1 (62) 樽見いきふつう - 第1根尾川鉄橋 1910-1500
2019.3.1 (63) 樽見いきふつう - 第1根尾川鉄橋 1200-900

第1根尾川鉄橋をわたる。はじめて根尾川の西岸にわたった。西濃に属する揖斐川町(いびがわちょう)の区域のいちばんひがしのはずれになる。

2019.3.1 (64) 樽見いきふつう - 谷汲口 2000-1500
2019.3.1 (65) 樽見いきふつう - 谷汲口 2000-1500

ひだりかためんホームの谷汲口(たにぐみぐち)に停車。ホームに女子たびのふたりがおって、ひとりが筆者ののる列車をさつえい。じつにうれしそう。ここでふたりおりて、女子たびのふたりがほのままのってくる。

2019.3.1 (66) 樽見いきふつう - 谷汲口神海間 1600-1200
2019.3.1 (67) 樽見いきふつう - 谷汲口神海間 1800-1350

きのまくらぎの線路を、やまにむかって、がたごと、がたごとはしっていく。

2019.3.1 (68) 樽見いきふつう - 谷汲口神海間 2000-1500
2019.3.1 (69) 樽見いきふつう - 谷汲口神海間 1200-900

ガーダー橋をわたって、また、根尾川東岸の中濃の区域にもどる。

2019.3.1 (70) 樽見いきふつう - 谷汲口神海間 2000-1500

左右にたんぼをみて、平地をすすむ。

2019.3.1 (71) 樽見いきふつう - 神海てまえ 2000-1500
2019.3.1 (72) 樽見いきふつう - 神海 1200-900

左右にこだちのあるとこをぬけて、しましきホームの神海(こうみ)に停車。ながらく終点だったえきだ。国鉄当時の1956年に大垣から谷汲口まで開業して、1958年に神海まで延伸開業した。神海からさき、現在の終点の樽見まで延伸開業したのは、三セク転換したあとの1989年っていうあたらしい時代のことになる。神海までの開業が筆者がうまれたころのことで、樽見までの延伸開業が筆者の末子がうまれたころのことになる。おやこの年代差があるってわけだ。

2019.3.1 (73) 樽見いきふつう - 神海しゅっぱつ 2000-1500
2019.3.1 (74) 樽見いきふつう - 神海しゅっぱつ 2000-1500
2019.3.1 (75) 樽見いきふつう - 神海高科間 2000-1500

神海をしゅっぱつ。えきをでるとすぐにまくらぎがコンクリートまくらぎにかわって、列車はみちがえるようになめらかにはしる。新世代の線路だ。

2019.3.1 (76) 樽見いきふつう - 神海高科間 1800-1350
2019.3.1 (77) 樽見いきふつう - 神海高科間 1600-1200

ガーダー橋をわたって、また、中濃から西濃にはいる。

2019.3.1 (78) 樽見いきふつう - 高科てまえ 1800-1350
2019.3.1 (79) 樽見いきふつう - 高科 2000-1500

のぼり勾配をぐいーんってひだりにまがりながらのぼって、ひだりかためんホームの高科(たかしな)に停車。のりおりなし。まわりはたんぼ。

2019.3.1 (80) 樽見いきふつう - 第4根尾川鉄橋 2000-1500
2019.3.1 (81) 樽見いきふつう - 第4根尾川鉄橋 1600-1200

第4根尾川鉄橋をわたって、西濃から中濃にはいる。根尾川の東岸だ。

2019.3.1 (82) 樽見いきふつう - 鍋原(なべら) 2000-1500

左右、コンクリート擁壁(ようへき)のきりとおしのなか、みぎかためんホームの鍋原(なべら)に停車。秘境駅のおもむきだ。

2019.3.1 (83) 樽見いきふつう - 鍋原日当間 2000-1500
2019.3.1 (84) 樽見いきふつう - 鍋原日当間 1200-900

ガーダー橋をわたって、根尾川の西岸にいく。鉄橋部分のまくらぎは、きのまくらぎでもコンクリートまくらぎでもない、スラブ軌道ってやつだ。コンクリートのいたのうえにレールがひいてあって、レールのくるいが発生しにくいらしい。列車もきもちよくすすんでいく。

2019.3.1 (85) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(トンネル) 1600-1200

すぐにトンネルをくぐる。

2019.3.1 (86) 樽見いきふつう - 第6根尾川鉄橋 2000-1500
2019.3.1 (87) 樽見いきふつう - 第6根尾川鉄橋 1600-1200

第6根尾川鉄橋をわたって、根尾川の東岸にいく。

2019.3.1 (88) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(鉄橋) 1930-1500
2019.3.1 (89) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(鉄橋) 1200-900

ガーダー橋をわたって、根尾川の西岸にいく。じつにめまぐるしく東岸と西岸をいったりきたりしとるわけだけど、線路がほんなにくねくねまがっとるわけじゃなくて、かわがみぎにひだりに蛇行しとるだ。蛇行しとるかわの中心線をとおっていくために、なんかいも鉄橋をわたっとるってわけだ。新世代の線路だで、こういう芸当ができとるじゃないかな。

谷汲口からのってきた女子たびのひとりも貫通とびらのうしろまででてきて、さかんに写真をとる。ほれぐらいわくわくするけしきの連続だ。

鍋原までは中濃だ西濃だっていってきたけど、このへんからは根尾川の東岸も西岸も中濃に属する本巣市の区域になる。本巣市は南北にながく、終点の樽見からさらにずーっときたの福井県ざかいまでがほの区域だ。

2019.3.1 (90) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(トンネル) 2000-1500

みじかいトンネルをくぐる。

2019.3.1 (91) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(鉄橋) 2000-1500
2019.3.1 (92) 樽見いきふつう - 鍋原日当間(鉄橋) 1600-1200

すぐに鉄橋をわたって、根尾川の東岸にいく。

2019.3.1 (93) 樽見いきふつう - 日当 2000-1500

鉄橋をわたってすぐのとこで、ひだりかためんホームの日当(ひなた)に停車。ホームもあたらしくて、まくらぎもコンクリートまくらぎだ。しゅっぱつしてすぐにながいトンネルをくぐる。

2019.3.1 (94) 樽見いきふつう - 日当高尾間 1600-1200

やまにむかって列車はすすむ。

2019.3.1 (95) 樽見いきふつう - 日当高尾間(退避線) 1940-1500

とちゅうにみじかい退避線があるのをかくにん。なんのためのもんだったのか。

2019.3.1 (96) 樽見いきふつう - 日当高尾間(鉄橋) 2000-1500
2019.3.1 (97) 樽見いきふつう - 日当高尾間(鉄橋) 1200-900

すぐに鉄橋をわたって、根尾川の西岸にいく。

2019.3.1 (98) 樽見いきふつう - 日当高尾間(トンネル) 1800-1350

すぐにながいトンネルにはいる。

2019.3.1 (99) 樽見いきふつう - 高尾 2000-1500
2019.3.1 (100) 樽見いきふつう - 高尾 1155-900

トンネルをでてすぐにみぎかためんホームの高尾(たかお)に停車。ホームの名所案内にでとるのは、ひがしへ800メートルの金原ダム。根尾川につくられたダムだけど、みなみへ800メートルのまちがいだ。ここも秘境駅のおもむきだけど、まくらぎはしっかりコンクリートまくらぎだ。

2019.3.1 (101) 樽見いきふつう - 高尾水鳥間 1800-1350

列車はやまあいをすすむ。

2019.3.1 (102) 樽見いきふつう - 高尾水鳥間(トンネル) 1800-1350

トンネルをくぐる。

2019.3.1 (103) 樽見いきふつう - 高尾水鳥間(トンネル) 2000-1500

ガーダー橋をわたってすぐにトンネルにはいる。わたったかわは根尾川じゃなくて根尾川の支流だ。

2019.3.1 (104) 樽見いきふつう - 高尾水鳥間(道路ごえ) 1800-1350

トンネルをぬけて道路をこえたとこから左右に地形がひろがる。

2019.3.1 (105) 樽見いきふつう - 水鳥 2000-1500

ひだりかためんホームの水鳥(みどり)に停車。ここでふたりおりる。駅名板に「開運駅」ってかいてあっただけど、どっかに運がころがっとったのか。ほれとあとでしっただけど、このえきのちかくに根尾谷地震断層観察館ってのがある。根尾谷断層はむかしの濃尾大地震震源地として有名なだけど、まさにここまで根尾川ぞいにわが列車がはしってきとるとこが根尾谷断層なだ。

2019.3.1 (106) 樽見いきふつう - 水鳥しゅっぱつ 1800-1350

水鳥をしゅっぱつ。また、コンクリートまくらぎの線路をきもちよくすすんでいく。

2019.3.1 (107) 樽見いきふつう - 水鳥樽見間 2000-1500

ながいガーダー橋をわたって、根尾川の東岸にいく。根尾川をわたる鉄橋として、さいしょの木知原(こちぼら)と谷汲口(たにぐみぐち)のあいだの第1根尾川鉄橋からかぞえて、このガーダー橋でじつに10個めの鉄橋になる。

2019.3.1 (108) 樽見いきふつう - 水鳥樽見間 2000-1500

はしをわたるとちゅうで、ひだりにあっかいはしをみる。

2019.3.1 (109) 樽見いきふつう - 水鳥樽見間(トンネル) 1800-1350

ながいトンネルにはいる。

2019.3.1 (110) 樽見いきふつう - 樽見 2000-1500

トンネルをでるまえからまあはいすぐほこにえきがみえる。終点の樽見だ。

2019.3.1 (111) 樽見いきふつう - 樽見 2000-1500
2019.3.1 (112) 樽見 - 樽見いきふつう 2000-1500

10時15分、樽見はしましきホームのみぎがわにとうちゃく。大垣からここ樽見まで34.5km、1時間4分、32.3km/h。

2019.3.1 (113) 樽見 - 大垣いきふつう 2000-1500

みぎがわのえきまえひろばにでるために構内ふみきりをわたるとこで、のってきた列車がおりかえし大垣いきになるのをかくにん。

2019.3.1 (114) 樽見駅 - うすずみ温泉バス 1200-900 2019.3.1 (115) うすずみ温泉バス - 樽見線をくぐる 1200-900

えきまえひろばにでて、うすずみ温泉シャトルバスにのる。このバスは樽見駅うすずみ温泉をむすぶ無料バスで、樽見鉄道の時刻表にものっとるだけど、筆者がのるときにはまあはい満席で、すぐにしゅっぱつ。みなみまわりに樽見鉄道をくぐって157号線にでて、さらに根尾川あらため根尾西谷川の上流にすすんでいく。根尾川はこのあたりで根尾西谷川と根尾東谷川のふたまたにわかれとるだけど、根尾西谷川のほうが本流になる。

2019.3.1 (116) うすずみ温泉バス - 根尾川 1950-1500

ひだりにあっかいトラス橋をみてすすむ。はしのまんなかに「ひだり淡墨桜」っていうかんばんがでとるだけど、ほのとおりにわたっていくと、うすずみざくのあるほうにいける。

2019.3.1 (117) うすずみ温泉バス - 根尾駐在所 2000-1500

根尾駐在所のまえをとおっていく。

2019.3.1 (118) うすずみ温泉バス - うすずみ街道 1600-1200

このあたり、国道157号線は「うすずみ街道」をなのっとるだけど、ほのうすずみ街道をどんどんきたにすすんでいく。「温見峠(ぬくみとうげ)まで28キロ」の道路標識もあらわれる。とうげのむこうは福井県だ。

2019.3.1 (119) うすずみ温泉バス - みぎにホテル四季彩館 1390-1050

しばらくいったとこで右折してやまみちにあがって、うすずみ温泉にとうちゃく。樽見駅から10分ぐらいだ。みちのみぎにホテル四季彩館があって、ひだりにうすずみ温泉

2019.3.1 (120) うすずみ温泉 950-750 2019.3.1 (1009) うすずみ温泉 720-1200

温泉はぬるめで、ねこはだの筆者にはちょうどいい。ふつうのゆのほかに、さくらをかたどったゆぶねにさくらいろのゆがはいった「さくらのゆ」や、ジェット水流のでてくるゆ、「弥次喜多のゆ」のなまえがつく露天ぶろなんかがあって、おもうぞんぶんつかる。いや~、うきよのうさをわすれてゆにつかったわ~。

みなみいき

2019.3.1 (121) うすずみ温泉バス - 樽見駅 2000-1380

うすずみ温泉11時30分のうすずみ温泉シャトルバスにのって、樽見駅までもどる。

2019.3.1 (122) 樽見 - 宮脇留之助翁像と全線開通記念のいしぶみ 2000-1500 2019.3.1 (123) 樽見 - 全線開通記念のいしぶみ(うら) 1550-1200

えきまえひろばの一角にある宮脇留之助翁像と全線開通記念のいしぶみをかくにん。村会議員や群会議員をつとめた、この宮脇留之助さんっていうひとの執念がみのって、樽見鉄道は1989年3月はつかに樽見までの全線開通をとげた。

2019.3.1 (124) 樽見 - 構内からきたをみる 2000-1500

構内ふみきりからホームにあがるとこできたをみると、まんだ線路はほのさきにいきたがっとるようにみえる。ここが終点ならなくてもいいはずの合流があって、ほのさきコンクリート橋をわたってまあちょっとむこうまで線路があるだ。樽見鉄道はそもそも「大垣ヨリ福井県大野ヲ経テ金沢ニ至ル鉄道」として計画された鉄道なだ。

2019.3.1 (125) 樽見 - 樽見いきふつう 2000-1500

ホームにあがってちょっとしたとこで、トンネルから「たにぐみ盆梅展号」のヘッドマークをつけた列車がでてくる。おりかえし大垣いきふつうになる樽見いきふつうだ。

2019.3.1 (126) 樽見 - 樽見いきふつう 2000-1500

列車は分岐を直進して、ホームのにしがわに停車。筆者がのってきた列車はホームのひがしがわに停車しただけど、まんべんなくりょうがわの線をつかうってことか。

2019.3.1 (127) 樽見 - 大垣いきふつう 2000-1500
2019.3.1 (128) 大垣いきふつう - 樽見 2000-1500
2019.3.1 (129) 大垣いきふつう - 樽見しゅっぱつ 2000-1500

方向幕の表示が大垣いきにかわったとこで、列車にのりこむ。車両は2005年新潟トランシス製のハイモ295-516で、座席はベンチシートにぬのカーテンがついとる。11時57分、樽見をしゅっぱつ。のっとるのは夫婦づれがひとくみと筆者の3人。夫婦づれもうすずみ温泉からバスにのって、この列車にのりかえてきとる。

水鳥(みどり)で夫婦づれがふたくみのってくる。自動放送で「整理券をおとりください♪ 大垣いきです♪」っていうこえがながれてくる。しょうがないことかっておもうけど、あじけない。ただし、「The next station is TAKAO」っていう英語放送はいらん。高尾(たかお)はのりおりなし。日当(ひなた)ものりおりなし。列車はコンクリートまくらぎの線路をきもちよくはしる。鉄橋をわたってトンネルをくぐってみぎにひだりに根尾川をみて、きもちよくはしる。鍋原(なべら)ものりおりなし。

2019.3.1 (130) 大垣いきふつう - 鍋原高科間(鉄橋) 1200-900

高科(たかしな)ものりおりなし。神海(こうみ)ものりおりなし。神海をでて線路がきのまくらぎにかわって、列車はがたごと、がたごとゆれる。

2019.3.1 (131) 大垣いきふつう - 谷汲口 2000-1500
2019.3.1 (132) 谷汲口 - 大垣いきふつう 2000-1500

12時19分、谷汲口(たにぐみぐち)にとうちゃく。下車。こっからにしに谷汲までいくだけど、バスがでるまでの30分ほどまち時間。まあはいえきまえには名阪近鉄バスがとまっとるだけど、大垣からくる列車をまってのしゅっぱつになるだ。えきのまわりには食堂も喫茶店もなく、ここでまつしかない。ところで、えきまえにおんなじつくりの「かわらやね、くろかべ、2階だて」の一戸だて住宅が10棟ぐらいある。名阪近鉄バスの運転士さんにきいたら、村営住宅っていうことだった。あじけない集合住宅じゃなくて、こういうおもむきのある一戸だて住宅を村営住宅にしとるだ。岐阜県は県外からの定住促進策をすすめとるだけど、ほの一環にちがいない。さらに運転士さんに名鉄谷汲線はどのへんをはしっとったのかってきくと、まっとみなみのほうをとおっとったよっていうこたえ。谷汲には旧名鉄谷汲駅をみにいく予定だっていったら、ほれなら終点の谷汲山(たにぐみさん)バス停のひとつてまえの谷汲バス停でおりるとすぐとなりにあるとも助言してくれる。

2019.3.1 (133) 谷汲口 - オハフ33がた客車 2000-1500

こんどはホームのわきに展示してある列車をみにいってみる。かんばんの説明がきをよんでみると、列車は国鉄でながくかつやくしとったオハフ33がた客車だった。発足したての三セク鉄道である樽見鉄道がこのオハフ33がた客車を3両購入して運行しとっただけど、6年たって廃車になって、ほのうちの1両が当時の谷汲村に寄贈されてここに展示されとるっていうわけだった。いまは両運転台の単行気動車がはしっとるだけの樽見鉄道だけど、気動車に客車を連結してはしるっていう歴史があっただ。いや、ほれにしてもこの保存状態はひどい。あんまりにもいたみがひどくて、よっぽど写真をとるのをやめとかあかっておもうぐらいだった。

ホームにあがって谷汲口12時50分の樽見いきふつうをまつうちに、ひがしのほう、根尾川のむこうのこやまのやまはだのしたのほうがけずられとるのをかくにん。いきに平野部をきたにすすんどるとこでも、とおくのやますそにセメント採掘場をかくにんしただけど、ここにもセメント採掘場があるだ。

2019.3.1 (135) 谷汲口 - 樽見いきふつう 2000-1500

谷汲口12時50分の樽見いきふつうがとうちゃく。バスは大垣からきたこの列車と接続するだ。

2019.3.1 (136) 谷汲口駅 - 谷汲山いきバス 1590-1200

すぐにバスにのりこむ。バスは名阪近鉄バスのバスだけど、揖斐川町コミュニティーバスを運行するバス会社のバスっていう位置づけになる。12時52分、谷汲山バス停にむけて谷汲口駅をしゅっぱつ。のっとるのは5人で、筆者のほかは、筆者におなじくみなみいき列車にのってきてここで30分ほどの時間まちをした夫婦づれひとくみと、いまここについたきたいき列車からおりてきた夫婦づれひとくみだ。樽見から谷汲口までのってきた列車もほだったけど、夫婦づれがおおい。

2019.3.1 (137) 谷汲山いきバス - 長瀬郵便局 1800-1350

バスはさいしょみなみにすすんでいって、長瀬郵便局をすぎたとこでT字にあたった県道40号線を右折してにしにすすんでいく。T字にあたるとこでも、むこうにみえるやまのやまはだがうえのほうまでけずられとるのをかくにん。ほんとにあっちこっちにセメント採掘場があるだ。

2019.3.1 (138) 谷汲山いきバス - 名鉄谷汲線廃線あと 1800-1350

ひだりにたんぼ、みぎにやますそっていうふうけいをみながら県道40号線をにしにしばらくすすんだとこで、運転士さんが筆者にはなしかけてくる。「みぎのどてになっとるとこのうえを谷汲線の電車がはしっとっただよ」って。おー、県道40号線のきたがわにそって名鉄谷汲線がはしっとっただ。いや、親切な運転士さんだ。いってくれてはじめてわかることだ。

2019.3.1 (139) 谷汲バス停 - 谷汲山いきバス 1800-1350

谷汲のまちにはいって、12時58分、谷汲バス停にとうちゃく。下車。いや、じつは降車ボタンをおすのをわすれとって、こころえとった運転士さんが筆者のために停車させてくれただ。あらためて感謝。

ここがまちの中心だ。いや、ぞんがいに谷汲ってまちだ。「谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)」の印象がつよくて、まっと「やまあいにたたずむ集落」ってかんじのとこかっておもっとっただけど、たいらかな地形のとこにひろがるあかるいまちだった。

運転士さんのおしえてくれたとおり、おりたバス停のすぐみぎうしろに旧名鉄谷汲駅もみつけれただけど、はやるきもちをおさえて食堂さがしだ。はらがへってはいくさができぬ。うすずみ温泉の食堂にししなべとかあってそそられただけど、ゆにつかっとるだけでかえりのバスの時間がきちゃっただ。樽見駅もバスから列車へののりつぎがすぐで、ごはんをたべとる時間がなかって、ここまできた。谷汲のまちなら食堂や喫茶店があるってことも、運転士さんにかくにんずみ。

2019.3.1 (141) アイドル - ポークカツ定食 1200-900

おりたバス停からほのまま県道40号線をにしにちょこっとあるいて山門前交差点。なまえのとおりこの交差点のきたに谷汲山華厳寺の山門があって、ほっからきたに参道がつながる。華厳寺にいくのもあとまわしで、この交差点からちょこっとみなみにいったとこにあったアイドルっていう食堂にはいる。みせんなかはひろく、おしながきにもいろんな料理があるなかで、ポークカツ定食を注文。いや~、しっかりとんかつだ。おおいに満足。

2019.3.1 (140) 旧名鉄谷汲駅 2000-1500

さて、旧名鉄谷汲駅だ。かなしみでむねがはちきれそうになることは覚悟で、駅舎のあっかい門をくぐる。県道40号線とは45度の角度で面する。

2019.3.1 (143) 旧名鉄谷汲駅 - 「推薦産業遺産に認定」 1600-1200 2019.3.1 (144) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲観光ご案内図 1960-1500
2019.3.1 (145) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲線電車の写真 2000-1500 2019.3.1 (146) 旧名鉄谷汲駅 - 揖斐線と谷汲線の沿線図 2000-1500

まずはいくつかの展示資料をかくにん。あっかい門のわきに、旧名鉄谷汲駅が推薦産業遺産に認定されたことをつたえる額がかかっとる。ホームは1926年の開業当時ほのままのもんで、車両も1926年製のモ514と1928年製のモ755が保存されとって、アメリカ製、フランス製のふるいレールものこされとるっていうことで、2007年に認定されとる。ほかは駅舎んなか。谷汲観光ご案内図はいまの地図だけど、廃止になった名鉄谷汲線もしるされとって、うれしい。あっかい電車が谷汲線をはしる写真はなける。こんなうつくしい電車が県都、岐阜とここ谷汲とをむすんどっただ。谷汲沿線図は正縮尺でえがかれとるもんで、谷汲線とあわせて揖斐線(いびせん)ものっとって、とってもさんこうになる。また、年表もいっしょにのっとって、1926年の谷汲線の開業から2001年の廃線までをつたえる。

2019.3.1 (147) 旧名鉄谷汲駅 - かいさつ 2000-1500

かいさつをはいる。

2019.3.1 (148) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲いき電車と黒野いき電車 1750-1500

いちだんおりたとこにはばのひろいしましきホームがあって、りょうがわに電車がとまっとる。みぎてまえにモ755の黒野(くろの)いき電車。黒野谷汲線揖斐線に合流するえきだ。筆者も黒野までは揖斐線できたことがあるだけど、まあはい谷汲線は廃止されたあとのことだった。ついに谷汲線にのらずじまいになっちゃったことを、いまでもくやんどる。ひだりおくにモ514の谷汲いき電車。

2019.3.1 (149) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲いき電車と黒野いき電車 2000-1500

ホームにはベンチがいっぱいおいてあるだけど、このばしょで谷汲線をしのぶもよおしをやるときに観客がすわるためのもんにちがいない。

2019.3.1 (150) 旧名鉄谷汲駅 - 黒野いき臨時急行さくら 1960-1500

モ755の黒野いき電車を正面からみてみる。てっきりふつうだっておもっとっただけど、たてがきの「黒野」っていう系統板のうえに、よこがきの「Express さくら 臨時急行」っていう系統板がついとる。急行さくら号だっただ。むかしは谷汲線に急行もはしっとったのか。

2019.3.1 (151) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲いき電車 2000-1500

モ514の谷汲いき電車を正面からみてみる。しろとあかの2色塗装の車体に、半円形の先頭部分。モ755より2年ふるいだけど、こっちのがよりしゃれとる。記憶がさだかじゃないだけど、筆者が黒野まできたときもたしかこんな電車だった。1926年製のモ514と1928年製のモ755が2001年の廃線のときまで、あるいは廃線まぎわまではしりつづけとっただ。進化がなかったともいえる。進化がないまま廃線になった。

2019.3.1 (152) 旧名鉄谷汲駅 - 谷汲いき電車と黒野いき電車 2000-1500

ホームのさきまでいってふりかえってみる。系統板がかわって、黒野いき電車が谷汲いき電車に、谷汲いき電車が新岐阜(しんぎふ)いき電車になっとる。新岐阜。なつかしいひびきだ。

2019.3.1 (153) 旧名鉄谷汲駅 - 岐阜方面をみる 2000-1500

ホームからさき、黒野新岐阜方面をみる。おねがいだ! まあいっかいはしってくれ!

2019.3.1 (142) 谷汲山 - 山門 2000-1500

ひとりたびのさいごに谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ」もうで。山門前交差点からきたに山門をくぐる。きれいないしだんの参道は車道と歩道にわけられとって、りょうがわにはずらーってみせがたちならぶ。

2019.3.1 (154) 谷汲山参道 - 「華厳寺まで7丁」 2000-1500

のぼりざかに参道をすすんで、谷汲橋っていうあっかいはしのとこまできたとこで、「華厳寺まで7丁」のいしぶみ。あと700メートルか。また、すすんでいくとこで、「西国三十三番満願霊場」のかんばんを発見。いや、ここ谷汲の属する美濃のくにって東国なのに。かんばんには地図もついとって、みるとこの西国霊場33番めの谷汲山華厳寺がさいごの霊場だってことがわかった。満願ってのは1番めの霊場から順番にまわってきて、さいごにこの谷汲山華厳寺にもうでて満願成就(まんがんじょうじゅ)するってことだ。りょうがわにたちならぶみせのなかには食堂もある。ししなべがたべれるみせもあった。いや、うすずみ温泉でたべそびれたししなべだ。

2019.3.1 (155) 谷汲山参道 - 「華厳寺まで3丁半」 2000-1500

華厳寺まで3丁半」のいしぶみのとこまできた。あと350メートルだ。がんばれ。

2019.3.1 (156) 谷汲山華厳寺 - 仁王門 2000-1500
2019.3.1 (157) 谷汲山華厳寺 - 境内参道 2000-1500

仁王門にとうちゃく。こっから境内(けいだい)の参道をすすむ。

2019.3.1 (158) 谷汲山華厳寺 - 百度石 2000-1500

百度石のむこうからは、いしだんをあがっていく。ほのままわきをぬけていっただけど、ひょっとして百度石のまわりを100回まわらにゃいかんかったとか。ちなみに、仁王門をくぐったとこには三十三度石があった。

2019.3.1 (160) 谷汲山華厳寺 - 英霊堂 2000-1500

いしだんをあがっていくとちゅう、みぎにあった英霊堂っていうお堂をおまいり。家内安全をいのる。

2019.3.1 (159) 谷汲山華厳寺 - 本堂にあがるいしだん 2000-1500

さいごのいしだんをあがっていく。

2019.3.1 (161) 谷汲山華厳寺 - 本堂 2000-1500
2019.3.1 (162) 谷汲山華厳寺 - ご本尊 2000-1500
2019.3.1 (163) 谷汲山華厳寺 - 「谷汲山」の額 1500-2000

本堂におまいり。家内安全をいのる。

2019.3.1 (164) 谷汲山華厳寺 - 本門 2000-1500

ひだりにまわりみちしてしたにおりてきて、本門っていう門をくぐって、参道にもどっていく。

2019.3.1 (165) 谷汲山華厳寺 - 経堂 2000-1500

参道にもどる直前で経堂っていうお堂をおまいり。家内安全をいのる。参道を中心に、この経堂と、さいしょにもうでた英霊堂とは対(つい)の位置にある。

2019.3.1 (166) 谷汲山華厳寺 - 境内案内図 1350-1800

仁王門をでる直前に境内案内図をかくにん。なかにふたつの説明がきがあって、よんでみる。ひとつは「谷汲山華厳寺のこい」。ほんなのがあるってことにもきづかんかっただけど、本堂のとこのはしらにうちつけてあったこいをなでると、ほれまでの禁欲生活から解放されるとのこと。ただし、谷汲山華厳寺で33か所霊場めぐりをおえたひとのはなし。筆者には関係なかった。

まあひとつは「笈摺堂(おいづるどう)」。ほのむかし、平安中期の天皇がここ谷汲山華厳寺をおとずれたときに、笈摺(おいづり)っていうチョッキみたいな服を奉納されたことにちなんで、以来、33か所霊場めぐりをするひとは、さいごのここ谷汲山華厳寺の笈摺堂っていうお堂に笈摺を奉納して、満願成就をあらわすならわしになったとのこと。これも筆者には関係なかっただけど、境内案内図で本堂のうらてに笈摺堂があることをかくにん。いや、天皇がおまいりにみえるほど格式のたかいのがこの谷汲山華厳寺なだ。

2019.3.1 (167) 谷汲山参道 - 八王子神社 2000-1500

仁王門をでて左右にみせがたちならぶ参道をくだっていくとちゅう、にしがわにあった八王子神社っていうふるびた神社をおまいり。家内安全をいのる。どんなゆいしょがあったかもしらんだけど、いきからきになっとった神社だ。

2019.3.1 (168) 谷汲口駅いきバス - 名鉄谷汲線廃線あと 1200-900 2019.3.1 (169) 谷汲口駅いきバス - 名鉄谷汲線廃線あと 1600-1200

谷汲山バス停15時6分のバスで谷汲口駅にもどるとちゅう、ひだり車窓にまあいっかい名鉄谷汲線廃線あとをかくにん。

2019.3.1 (170) 谷汲口 - 大垣いきふつう 2000-1500

さいごのさいご、谷汲口15時23分の大垣いきふつうにのって樽見鉄道ひとりたびをおえる。

◇            ◇

あとがき
こころおどるひとりたびだった。栄中日文化センターできょねん2018年10月から12月にかけて3回開催された谷口礼子さんの鉄道ひとりたび講座を受講しただけど、こんかいの行程については講座のなかでしめされた行程をさんこうにさせてもらった。っていうか、ほとんどほのままつかわせてもらった。ついでに、このブログ記事の題名についても、講座の題名をまねさせてもらった。えきからまあちょこっとあしをのばすことで、おしえにあった、秘境、温泉、うまい!っていうたのしみの3要素をみたすことができた。谷口礼子さんに感謝。


(さんこう)