鉄道模型ジオラマを実際に自動車に積載してみた~運転会へ搬送

鉄道模型の宇都井駅(三江線)ジオラマ

JAM国際鉄道模型コンベンションに向けて、今回は、自動車に分割式ジオラマを実際に搭載する訓練と申しましょうか、まぁ、搭載してみましたので、記録として残しておきます。
過去の記事でも、何度かご紹介致しておりますが、外に持ち出し可能なジオラマは「分割式ジオラマ」として作っています。
大きなジオラマ・レイアウトですと、ボードを運搬するのは、かなり困難です。
よって、時間さえ取れれば、クルマに積んで気軽に搬送できるよう、分割式にしています。
分割式にすることで、普段の保管においても、収納しやすいと言う側面も当然あります。


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しかし、車に積むと言う事は、詰める量にも限界があります。
そのあたり、どれだけの大きさにすれば、積載できるか?と言う部分を重視して、今回の分割式ジオラマを設計してきました。

その結果、普通自動車で運べる限界と考えた大きさは、1.8mX1.2mのサイズでして、分割式ジオラマとしては、60cmX30cmがレイアウトボードが8枚、60cmX60cmのボードが2枚の合計10枚と言う事に致しました。

運搬することを想定していなかった当初は、18枚くらいの計画でしたが、その大きさですと、自動車に積むのに18枚だと2トン・トラックが必要だろうとの判断から、10枚ほどと、約55%にジオラマのサイズを縮小しています。
トラックのレンタカーを借りても良いのですが、必要経費的にも負担は大きくなりますので、今、所有している出張カーに積める量としました。

なお、ボードはジオラマ情景が乗っかっていますので、そのままの状態で揺れるクルマで運べば、当然、破損することが予測されます。
丁寧に運んでも、破損すると思いますので、まぁ、仕方ないところなのですが、できれば、極力、こわれないように運搬したいところです。
当初の運搬計画では、ラック式と申しましょうか、自動車の車内に、ラック(棚)を自作して、ジオラマボードをそのまま載せる方法で考えてみました。
実際に、車内の寸法も図りまして、加工しやすい木材をたくさん購入して、実際に、ネジ止めして、組み立て式ラックを作ってみました。
搭載面の網棚も大きなの2枚も購入しました。
しかし、どうしても「強度」の部分で、予想していたほどの強さを発揮できそうもなく、根本的に見直してみました。


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その結局、ラック式では、東京ビックサイトまでの首都高走行などには、耐えられないだろうと判断し、最終的には「ダンボール」にしました。
各、ジオラマ別に、ダンボールに梱包して、車内では、単に段ボール箱を重ねて積むと言う状態ですね。

ただ、大きなダンボール箱は、市販品がないんですよね。
60cmX30cmが入る平べったくて、長細い市販の段ボールはみつかりませんでした。
そのため、とても出費が痛いのですが、17000円追加投資して、ダンボール箱は、オーダーメイド品・特注品で業者に作ってもらいました。
ちなみに、その完成したダンボールを当方に送ってもらった送料だけで3500円しています。

投資額はかさみましたが、ダンボール箱にしたのは、よかったと考えています。
クルマに簡単に積みやすい(作業時間が短い)と言う利点もありますが、普段、自宅で保管している際にも、そのままダンボールに入れたまま保管できるので、ホコリ防止になると考えています。

と言う事で、実際に、クルマに搭載してみました。

大きなサイズのダンボールは、約70cmX70cmと、大きいため、両脇に「とって」と申しましょうか、手が入る穴を自作加工しました。
ダンボール業者にて加工してもらうと、ひとつの穴で250円必要だったので、ケチっています。

ところが、そのダンボールが、やはり大きすぎて、水平状態では、部屋のドアを通過しないことが、ここにきてわかりました。
階段は幸い、広めの階段なので、70cmダンボールも通過できたのですが、やはり、大きすぎるのは、運搬に困ります。
一旦、箱からジオラマを出して、水平ではなく、縦にして部屋から抜けさせて、また箱に詰めると言う状態でクリアしました。

次に、玄関のドアが不安要素だったのですが、ギリギリ水平で通過することができたので良かったです。
60cmX30cmサイズの箱は、特に問題ありませんでした。


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ところがまた問題が・・。
まず、車の後席の足元に、長細い60cmX30cmの箱を細長く2列配置します。
2列X2段にすると、車の座席の高さくらいになるように、ダンボールの高さも考えて特注してあります。

鉄道ジオラマ運搬

しかし、高さはまぁまぁ、良かったのですが、幅が問題となりました。
実際に幅も計算してダンボールを発注しましたので、詰めるのですが、ドアの脇にある「ドリンクホルダー」が出っ張っていて、つっかえてしまう状態になりました。
ただ、ダンボールは、キッチリのサイズではなく、余裕をもって数センチ長くしていますので、ちょっと見栄えは良くないのですが、ダンボールがドアによって、少し押し潰される状態で積載できると言う感じです。
スカスカでドアと、ダンボールの間に隙間があって、揺れやすくなるよりは、ピッタリ状態で、揺れにくいほうが、かえって良いかなとも考えています。
ダンボールの中身まで圧迫するような状態ではありませんので、中に入っているジオラマ自体には、隙間の余裕があります。

もうひとつだけ、小さな問題で済みましたが、問題が・・。
大きな箱が2箱あるのですが、車の脇(人間が乗るドア)からは、間口が狭すぎて、詰ませんでした。

Nゲージのジオラマ積載

ハッチバックの後ろからチャレンジしましたら、ギリギリ入ったと言う感じで、大きな問題には発展しませんでしたが、これはお恥ずかしい話、想定していなかったので、幸運だったと考えています。

と言う事で、初めてのチャレンジでは、無事に積載できました。

分割式ジオラマの輸送

輸送中にダンボールが踊らないよう、滑り止めシートも、かましてあります。

当然、後席をつぶしてしまいますので、乗車定員は、運転手含めて2名となります。

搭載するのに必要な時間は約40分といった感じです。
ただ、この時間的な部分は、荷物(ジオラマ)を保管している位置から、車までの距離によっても、時間がかわりますので、早いのか、遅いのかは、ご想像にお任せ致しますが、スムーズにできたと言う印象です。
しかし、3月と言うにの汗だくになり、やむを得ないとは言え、マスクの隙間から花粉を吸いこみ、体調的にはキツイです。(^-^)

今回の積載は、クラブの運転会に持参して、実際にジオラマを組み立てまして、東京ビックサイト出展に向けての予行練習を致します。
また、その運転会の部分は、後日、ご報告申しあげたいと存じます。


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あと、分割式ジオラマのサイズは、ゴーン会長が東京拘置所から乗り込んだ、軽のワンボックスの荷台や、軽トラの荷台にも、そのまま広げられるサイズにて計算しています。
チャンスがあれば、軽自動車のワンボクッスの車内で、そのまま走行できる状態になるか、試しても見たいと存じております。

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